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毎日薬膳Soup+ column vol.5🕊

〜 わたしたちのこだわり 〜
1.薬膳ブイヨン 


わたしたち毎日薬膳Soup+が作る薬膳スープ。

お召し上がりいただいた多くのお客様に実感していただいているように、当店の薬膳スープを飲むと、カラダがぽかぽかしてきます。
しかし、それは単に「温かいスープを飲んでいるから」だけではありません。そのぽかぽかとする”温感”は、食後しばらく経っても続きます。

これが、薬膳スープならではの"温感"。
食材と和漢生薬の力が、カラダの隅々まで行きわたっている証拠です。

この、”温感”が特徴的な薬膳スープや、その他料理のベースとなるのが、当店が独自に研究開発した"薬膳ブイヨン"です。
(※"ブイヨン"は、"ブロス"、"スープストック"などと呼ばれることもあります。日本でいう”だし”のことです。)

この、こだわりの"薬膳ブイヨン"には、骨つきの鶏肉や皮ごと煮込んだ野菜から溢れ出た食材の旨味はもちろん、一般的な"スープ"には含まれていない、高品質の和漢生薬の成分がたっぷりと抽出されています。
その和漢生薬の選定に際しても、スープとしての美味しさを貫くため、漢方薬剤師の監修のもと、効果は守りつつ食材の味を損なわない、主張の少ない生薬をセレクトしました。

また、"薬膳ブイヨン"のこだわりはもうひとつ。

薬膳の根本にある中医学のロジック(「天人合一思想」「陰陽論」「五行論」)に則り、季節由来の体調のゆらぎから心身を守るため、一年を大きく半分に分けた「春夏(春分〜秋分)」と「秋冬(秋分〜春分)」で和漢生薬の配合を変えています。

それぞれを、少し詳しくお話しますね。
まず、「春夏(春分〜秋分)」について。

春は、自然界の目覚めの季節。人間も冬の間にカラダの中に溜め込んだ不要物を排出する必要があります。また、春は環境の変化が大きく、何かと気忙しくなるので、ストレスを上手に緩和してリラックスすることも大切です。

夏は厳しい暑さで発汗が増え、体力が消耗して食欲が落ちやすくなる季節です。また、冷房が当たり前の現代では、外気と室内の温度差によって体調不良を起こすことも。
めまぐるしい変化に負けないカラダにするためにも、元気をチャージする必要があります。

そのため、「春夏(春分〜秋分)」は、デトックスと滋養強壮に良い"蒲公英根"や"南蛮毛"など、合計12種類の生薬を配合しています。

次に、「秋冬(秋分〜春分)」についてです。

秋は、夏の暑さが和らぎ過ごしやすい季節。しかし、徐々に空気が乾燥してくる季節でもあるります。喉や肌が乾燥したり、便秘気味になることも。症状が悪化しないよう、カラダにうるおいを与える必要があります。

冬は空気がさらに乾燥し、気温が低くなる季節です。寒さや感染症に負けないカラダをつくるため、カラダの内側から温め、血の巡りをスムーズにする必要があります。

そのため、「秋冬(秋分〜春分)」は、整腸と血行促進に良い"麻子仁"や"銀杏葉"など、合計14種類の生薬を配合しています。

一般的な"スープ"と、毎日薬膳Soup+の"薬膳スープ"。
その違いは、目にハッキリと見えるものではありません。
でも、カラダはしっかりとその違いを分かってくれます。
小さいようで、実はとても大きな違いです。

そして、その大きな違いを感じさせないほどに、一杯のスープとしての美味しさを貫き通すこと。それこそが、私たちの大きな大きなこだわりです。

薬膳の歴史はとても古く、人々は何千年もの昔から美や健康、長生きの秘訣を追究し続けてきました。
時を経た今、先人の知恵と経験が現代のプロフェッショナルの手によって1杯の美味しい薬膳スープになり、現代社会の人々を温めている。

そう思うと、とても感慨深いものがありますね。

毎日薬膳Soup+の薬膳スープを召し上がる際に、このことを少しだけ想い出していただけたら、より一層こころとカラダに沁み入ることと思います。




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