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空色地頭 2024/03/30

・1週間後にTOEFL iBTテストが控えているため、少しずつ対策を進めている。特にSpeakingとWriting、Youtubeや参考書も活用しないと絶望的で壊滅的な結果が目に見えている。

・英語の試験ではもちろん地頭力が物をいうが、英検やTOEICを含む検定系では事前知識と場慣れがないと、いとも容易く失敗する。マラソン等のスポーツに近い。私は走るのは好きだが、マラソンは苦手だ。

・あと、iBT = internet-based testing なので、タイピングも重要だ。「noteを初めた100の理由」の五十番目くらいはこれのため。手書き文字が判別不可能で0点になったりしないので安心。

・酷い点を取ったら、もう一度受けようかな。滅茶苦茶費用が高いが。院試にも就活にも使うからなあ……。


・荻原規子『空色勾玉』を読了。友人の書いた論考や、古事記の解説本とかを参照しながら読んだので、かなり時間がかかった。古代の風景描写が緻密に書き込まれてたので、情報量も多めだったのも要因かな。

・貴種流離譚で冒険譚。キャラたちが皆、悩みながら戦っているのが人間らしくてよかった。照日王の好感度が乱高下する。イザナギ・イザナミのような対の組み合わせが、いくつもあった。

・神話の特性の一つは、生と死の境を曖昧にした展開を描きやすいことだと思う。だから「死ぬなよ…?」という危惧よりも、稚羽矢たちの運命が過酷すぎて心配になった。狭也がタフな少女だったので読み進めやすい(『西の善き魔女』のフィリエルも、物語を進める力のあるキャラ)。

・光と闇の二元論でなく、その混沌の中から生まれ出るものを描くのは面白い。ファンタジーの光闇の混ざり方って、作者ごとの個性が強く出る。

  • 『ハリー・ポッター』→ 闇のカリスマに光の人々も呑まれてゆく

  • 『指輪物語』 → 光の一団に一滴の闇が広がってゆく

  • 『ゲド戦記』→ 光と闇は静かに対面する

  • 『ナルニア国物語』 → 光も闇も外の世界から持ち込まれ、様々な形で衝突する

・おそらく図解したほうが良いのだろうな。そのうちまとめたい。


・知り合いが何人か風邪気味らしい。季節の変わり目なので、ご自愛ください。

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