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急変対応の授業 vol.2:バイタルサインの実践的解釈 vol.1

前回の復習

第1回は急変対応の5Pを中心に, 急変時に大切なポイントをお伝えしました.

急変対応の5P

①目的(Purpose):入院の目的は?理由は?
②患者(Patient):患者さんはどんな人?
③方針(Policy):今後の方針は?
④問題点(Problem):現在の問題点は?
⑤予測(Prediction):急変する可能性ってある?

今月号のポイント

5月, 6月号ではバイタルサインに関して. 急変だと思っても, 実はその前に患者さんはサインを出しています. それがバイタルサインに現れていることが多いのです. バイタルサインの見所は以下の4点. 

バイタルサインのみるべき4つのポイント

①呼吸数を意識せよ
②軽度の意識障害を見逃すな
③普段との比較を意識せよ
④総合的な判断を

バイタルサインのみるべき4つのポイント

こんなときどうする?

ある日の夕方, 担当の患者さんを訪室したところ, 倦怠感の訴えがありました. 体温は37.1℃, SpO2は97%(RA)であまり重篤な印象は受けませんでした. しかし, その数時間後, 消灯のために訪れるとなんだか辛そうで…

とある病棟, 消灯時間

登場人物

今回も登場人物は以下の方々. ミュージカル好きの方はもう既に名前の由来がわかりますよね. 
6月号から一人ずつ紹介していきたいと思います. 

登場人物

最近のミュージカル

最近観劇したミュージカル, 2022年4月以降では, 『ブラッド・ブラザーズ』『メリー・ポピンズ』, そして『バケモノの子』. どれも素晴らしかったですね. 残念ながら中止となり観劇できなかった舞台もありますが, 今後も楽しみなミュージカルがたくさん. 『ミス・サイゴン』のチケットは確保できたものの, 『エリザベート』は苦難を強いられそうですね…

ミュージカル好き救急医から, 知っているとチョコッと役立つ知識を少しずつお届けします. ぜひ!