SOUNET

救急医として主に救急外来で働いているミュージカル好きアラフォー医です. 研修医など若手の医師と働くことが多いため, 共に学びながら, あたりまえのことをあたりまえに実践することを心掛けています. 医師, 看護師, 救急隊向けに本や雑誌を執筆, 編集していますのでぜひ.

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救急医として主に救急外来で働いているミュージカル好きアラフォー医です. 研修医など若手の医師と働くことが多いため, 共に学びながら, あたりまえのことをあたりまえに実践することを心掛けています. 医師, 看護師, 救急隊向けに本や雑誌を執筆, 編集していますのでぜひ.

マガジン

  • 現場のモヤモヤに答えます

    日経メディカルで2024年4月から連載を開始した「現場のモヤモヤに答えます」をご紹介。

  • ER 7 Rules

    救急外来で出会う頻度の高い症候をそれぞれ7つのルールに則って解説します.

  • ミュージカル好き救急医の独白

    救急医からみなさんへ伝えたいことをわかりやすく説明します. ミュージカルが好きなので, チョコチョコそんなネタを挟んでいきますのでご容赦ください.

  • 講演あれこれ

    日々の講演など活動報告を記載します.

  • 危険物取扱者への道

    消防法に基づく危険物を取り扱ったり, その取扱に立ち会うために必要となる国家資格, それが危険物取扱者(Hazardous Materials Engineer)である. その中でも乙種第4類(通称乙4)を取得のために学んだことをまとめたマガジン.

最近の記事

急性冠症候群のモヤモヤ④(2024年10月)

現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ10月のテーマは『急性冠症候群』です。第4回はSTEMI症例の転院に関して。自施設で対応可能であれば、循環器内科にコンサルトし対応をお任せできますが、そうでない場合にはどのような点に注意してマネジメントをすればよ

    • 急性冠症候群のモヤモヤ③(2024年10月)

      現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ10月のテーマは『急性冠症候群』です。第3回は高感度心筋トロポニンに関して。著明な上昇を認める場合には循環器内科へコンサルトを躊躇しないと思いますが、そうでない場合には判断に悩むものです。「0/1時間アルゴリズム

      • 急性冠症候群のモヤモヤ②(2024年10月)

        現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ10月のテーマは『急性冠症候群』です。第2回は心電図に関して。典型的なST上昇であれば悩みませんが、そうではないときの方がむしろ多いですよね。その際の診るべきポイントを、公立阿伎留医療センター循環器内科科長の塩崎

        • 急性冠症候群のモヤモヤ①(2024年10月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ10月のテーマは『急性冠症候群』です。胸痛で来院し、心電図を施行したところST上昇、もしくは高感度トロポニンが著明に上昇している場合には誰もが迷いませんが、なにかが非典型的だった場合にはモヤモヤしながら診療してい

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        • 現場のモヤモヤに答えます
          29本
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          15本
        • ミュージカル好き救急医の独白
          131本
        • 講演あれこれ
          6本
        • 危険物取扱者への道
          5本
        • 救急外来の事件簿
          1本

        記事

          ⑦再発予防を徹底しよう!

          ヒスタミン中毒、遅発性アナフィラキシーは理解しましたね。最後は予防に関してです。アナフィラキシーを来した原因を検索することはもちろん大切ですが、それと同時に再発リスクを見積もり、リスクが高い場合にはアドレナリン自己注射薬であるエピペン®の処方を考慮しましょう。 まずは、以下の基本的事項をチェックです。 早期に介入するためにアナフィラキシーは早期認識、早期介入が極めて重要です。そのため、病院前に対応すること出来れば予後の改善が期待できます。しかし、令和6年時点で、低血糖に対す

          ⑦再発予防を徹底しよう!

          婦人科疾患のモヤモヤ④(2024年9月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ9月のテーマは『婦人科疾患』です。編集は淀川キリスト教病院の柴田綾子先生です。全5本、お楽しみください。第4回は子宮筋腫、卵巣嚢胞に関して。奈良県立医科大学産婦人科学講座診療助教の福井陽介先生に再び解説いただきま

          婦人科疾患のモヤモヤ④(2024年9月)

          婦人科疾患のモヤモヤ③(2024年9月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ9月のテーマは『婦人科疾患』です。編集は淀川キリスト教病院の柴田綾子先生です。全5本、お楽しみください。第3回は妊婦や授乳婦に対する画像検査、薬剤に関して。重見大介先生にわかりやすくまとめていただきました。画像検

          婦人科疾患のモヤモヤ③(2024年9月)

          婦人科疾患のモヤモヤ②(2024年9月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ9月のテーマは『婦人科疾患』です。編集は淀川キリスト教病院の柴田綾子先生です。全5本、お楽しみください。第2回は妊娠反応検査のピットフォールに関して。奈良県立医科大学産婦人科学講座診療助教の福井陽介先生にわかりや

          婦人科疾患のモヤモヤ②(2024年9月)

          婦人科疾患のモヤモヤ①(2024年9月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ9月のテーマは『婦人科疾患』です。編集は淀川キリスト教病院の柴田綾子先生です。全5本、お楽しみください。第1回は救急外来で不正性器出血を診た際に、まず否定すべき2つの病態に関して。みなさん、わかりますか? 婦人

          婦人科疾患のモヤモヤ①(2024年9月)

          てんかんのモヤモヤ④(2024年8月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ8月のテーマは『てんかん』です。編集は広島大学病院の音成秀一郎先生です。全4本、お楽しみください。第4回は抗てんかん発作薬に関して。従来薬、新規抗てんかん発作薬に関して今一度整理しておきましょう。 てんかん そ

          てんかんのモヤモヤ④(2024年8月)

          【救急診療の基礎知識】 Carenet.comの連載 vol.33は熱中症に関して。 もう9月だよ、さすがにもう...って思う方もいるかもしれませんが、そんなときこそ注意が必要です。新たに導入されたⅣ度、quick Ⅳ度、要チェック! https://www.carenet.com/series/sakamoto/cg002128_33.html

          【救急診療の基礎知識】 Carenet.comの連載 vol.33は熱中症に関して。 もう9月だよ、さすがにもう...って思う方もいるかもしれませんが、そんなときこそ注意が必要です。新たに導入されたⅣ度、quick Ⅳ度、要チェック! https://www.carenet.com/series/sakamoto/cg002128_33.html

          ⑥見落としがちな原因を知ろう!

          二相性反応に関しては理解できたでしょうか。とにかく一相目を適切に介入することがなにより大切ですので、アナフィラキシーの認識、アドレナリンの適切な使用を心がけることをまずは意識しましょう。 今回は見落としがちな原因に関して。アナフィラキシーに至った原因が造影剤、蜂に刺されたなど明確な場合にはよいですが、原因が同定できていない場合には以下のことを考えてみるとよいでしょう。 ○前は大丈夫だったのに...甲殻類のアレルギーなど、普段からアレルギーを指摘されている方が誤って食べてしま

          ⑥見落としがちな原因を知ろう!

          てんかんのモヤモヤ③(2024年8月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ8月のテーマは『てんかん』です。編集は広島大学病院の音成秀一郎先生です。全4本、お楽しみください。第3回は思春期のけいれんに関して。京都大学医学部附属病院小児科の吉田健司先生がわかりやすく解説してくださっています

          てんかんのモヤモヤ③(2024年8月)

          てんかんのモヤモヤ②(2024年8月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ8月のテーマは『てんかん』です。編集は広島大学病院の音成秀一郎先生です。全4本、お楽しみください。第2回は心因性発作に関して。鑑別するために注目するべき点はどこでしょうか?ここで整理しておきましょう。 てんかん

          てんかんのモヤモヤ②(2024年8月)

          てんかんのモヤモヤ①(2024年8月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ8月のテーマは『てんかん』です。編集は広島大学病院の音成秀一郎先生です。全4本、お楽しみください。第1回はてんかんの誤解に関して。 てんかん その①:「てんかんは治らない」は間違い、あなたも誤解していませんか?

          てんかんのモヤモヤ①(2024年8月)

          関節リウマチのモヤモヤ④(2024年7月)

          現場のモヤモヤに答えますどんなに知識や技術の習得に励んでいても、日常臨床では「あれ、こんなときどうしたらいい……?」と立ち止まることがきっとあるはず。コモンな疾患・症状を取り上げ、気鋭の臨床医監修のもと、現場のお悩み解消に向けたヒントをご提供します。 今回のテーマ7月のテーマは『関節リウマチ』です。編集はNTT東日本関東病院陶山恭博先生です。第4回は関節リウマチのハイリスク患者に対する予防に有効な食品に関して。伝統的な日本食はお勧め?聖路加国際病院リウマチ膠原病センター田

          関節リウマチのモヤモヤ④(2024年7月)