ギターのスケール練習、ポジションは覚えた。次は何をする?
運指の練習として、クロマチックとスケールを上って下るものの他、得意なパターンが2つ、これは考えなくても弾けてました。昔々のことです。
当時の精度にはまだ届いてないものの、指は覚えてるもので、徐々に近づいてる感覚はあります。よしいいぞーと思ってると、
昔の自分が言うのです
スケールのポジションは覚えてたね。でも、
アドリブは出来ない、耳コピも指板の上でうろうろ音を探してるし、フレーズを考える時も、頭の中で鳴ってる音を探すのにスケールが活かされてるとは思えない。これで
スケールを覚えたって言えるのかい?
忖度なく言ってくれるコーチなんて簡単に雇えないし、ありがたいと思ってますけど、厳しい~っ!
と、同時に、負けねーよ、超えたるぜ!とも思うし超える自信もある。
スケールを覚えてもどう役にたつかわからず詰まってたのが、音楽理論に光を見出したからね。今私には知恵があるのだよ。フフっ。
頭の中で鳴ってるフレーズ(耳から入ってくるフレーズ)を即座に弾くレベルまで持って行く
目標をココに据えて考えてみました。
次にやることを考えてみる
現状、覚えたスケールと弾きたいフレーズが結びつかない。この距離を詰めるには、運指と意識の両面からアプローチがいるだろうと、漠然と思うのですよ。
頭の中で巡ってるものを整理するとこんな具合。
1.度数を意識しながら弾く
指板上の位置関係を指と頭に覚え込ませる。
1度3度、1度7度のような位置関係を指と頭で理解できれば、コードにもコード進行にも活かせるはず。
2.ドレミを声に出しながら弾く
指の動きと音程を結びつける。
ソルフェージュと言うらしい。青のオーケストラで言ってました。
音程の感覚を養えるのは感覚的に知ってるけど、理解することを考えると度数を優先した方が良さそう。
3.弾けるフレーズを増やす
弾けるフレーズの受け皿を増やす。
これも度数で頭に入れておけば応用が利く。
4.耳コピの量を増やす
自分では考えが及ばないフレーズのバリエーションを増やす。
かっこいいと思ったフレーズを運指と度数の両方で理解する。
楽しそうなのは4番、3番にもつながるし、1番は必須の気がする。
総合すると、度数を意識しながら、効果的なスケール練習をするってことになるね。
スケールの練習パターンって、音数と順番とリズム、この3つの組み合わせで機械的にいくらでも作れてしまうから選ばないとね。
というわけで、考えてみた練習パターンがこれらです。
【 】は度数の並びです。
コード・トーン
コード・トーンをスケールに見立てて弾くのは有効そう。
例)
【135|357|578|78(10)】3音3連
【1351|3573|5785|78(10)7】3音4連
普段スケール練習でやってるパターンをはめてみたけど、運指もピッキングも飛ぶので極めて難しい。
ただ、コードフォームも見えてくるし、間にひとつ音を足せばフレーズに展開しやすそうなので、目的には沿ってると思います。
これはゆっくり弾くべ。
ペンタトニック・スケール
スケールといえばペンタは外せないっしょ。
例)
【123|235|356|568|689】3音3連
【1231|2352|3563|5685|6826】3音4連
【1235|2356|3568|5689|689(10)】4音4連
3回繰り返しと1拍休みを一音ずつずらしなが上昇していく4音6連
【123532】×3回、1拍休み
【235653】×3回、1拍休み
・・・ 一音ずつずらしながら上昇・・・
3音6連はこう
【123132】×3回、1拍休み
【235253】×3回、1拍休み
・・・ 一音ずつずらしながら上昇・・・
一音増えただけで随分弾きやい。普通にペンタのスケール練習だもの、あたりまえか。あとは度数を意識するだけで良いので、一番活かしやすい練習パターンになりそうね。
ルート+1音
ルートともう一音を交互に繰り返し弾くパターン。
運指やピッキングは気にせず、2音とも鳴らしっぱなしにして、響きに耳を傾けつつ、頭は度数を意識して弾きます。
【12】×7回、1拍休み
【13】×7回、1拍休み
【14】×7回、1拍休み
【15】×7回、1拍休み
【16】×7回、1拍休み
【17】×7回、1拍休み
【18】×7回、1拍休み
・・・+1を一音ずつ上げる・・・
【21】と逆順で弾く、1度のポジションを1オクターブ上に変えて弾く、といったバリエーションも持たせられます。
これは以前紹介した、練習したくない時にやってる「和音の表情を感じるエクササイズ」をパターン化したものです。
音のキャラクターが見えてくるので思いのほか良いかも。見直した!自分グッジョブ!
今考えられるのはこんなとこかな~
お役に立ちそうなものはありましたか?
しばらくこの3つは続けてみます。
一朝一夕で身につくわけもないので、地道にやるしか無いっす。
そうそう、楽しそうと思ったフレーズの度数解析。やったこと無かったので、後でジョージ君のギターソロを題材に解析してみます。
ジョージ君とはジョージ・リンチさんのことです。
敬意をこめてこう呼ばせて頂いてます。
ではまた、enjoy♪
今後の作品づくりに活かします。宜しければサポートお願い致します。