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26年間探している答え

大学の研究室(研究員)と建築・都市計画の業務を通算すると約38年が経過して、探していた問題意識の答えが見つかったものもあれば、現在の本業(防音設計)のように未だ探し続けている製品(防音材)、設計仕様があります。

本業に限定すると、約26年間探している製品・技術は課題があり、自分の理想には届いていません。私も現役エンジニアとしては残り時間は多くはないです。でも未だ諦めてはいません。

教訓として分かったのは、机上の理論は現実と乖離することが少なくないという事実です。経験値は重要ですが、現場の構造や固体差があるので、その都度、補正が必要になります。それを考えると理想とする製品や技術は少しずつ進化させていくしか方法は無いのかもしれません。

ですが、費用対効果の答えは見つかるかもしれません。ベストな答えがなくても、ベターな答えを考えて提示するのがプロの仕事だと思っています。設計仕様や工法は組合せ方によっても数多くのパターンがあると思います。この中からより良い組合せを見つけたい。

防音職人というウェブサイトを運営し始めてから約18年が経過しました。自営業は貴方には無理だと知人や家族にも言われました(笑)。それは熱しやすく冷めやすい性格のため、続かないだろうということと、構造的な不況が始まっていたからです。

しかし、何事もやってみなければ分からない。経験もしないで結論など有りはしない。「答えとは」探すために存在するものだと思います。わたしのような非才の凡人でも道はあります。自分で切り拓いていくものだと思います。

一筋の光がおぼろげながらも見える限り前に進むだけです。(防音職人序章つづく)

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