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PCのこと・会社勤め時代のエピソード

朝から古いファイルを探したり、昔投稿したブログ記事を眺めていたら、懐かしい記事を見つけました。

たしか、winXPよりもう少し古いPCの時代だったと思います。当時、会社に籍があったときは、macを使用していました。使い勝手は、XPやwin7と同じくらい利用しやすく、自分でデスクトップやフォルダーをカスタマイズできた機種でした。※後半の内容は会社勤め時代のエピソードです。

PCは自分でカスタマイズできないと使えない自分

投稿した上の画像は、現在のwin10の比較的新しい機種のPCのデスクトップです。私はXPやwin7が大好きだったので、win10のデザインやタイル表示が好きではなく、使いにくいのです。

なので、無理やり?win7のようなアイコンを並べるようなカスタマイズで使っています。知人に言わせると「あんた、もしかしてオタク?」。もしかしなくても、オタクですよ(笑)。それも一世代前の。

古いソフトも活かしながら使っています。未だに、ウェブサイトの手作り構築にはメモ帳などテキストエディターを使ってます。ホームページ専用ソフトの使い方を知らないので。

同世代の知人には「あんたの言う作り方は理解できない。意味わからん。」と言われます。私を上回るオタクの大学の先輩建築士には「意味はわかるが、時間がかかりすぎて、イライラする。」と言われます。このひと25年以上前から、建築設計のプレゼンは全部CGで作ってました。

彼から見れば、私は原始人でしょう。自分でカスタマイズできるツールしか使えないのです。

会社の同僚が誤認した分析作業をやり直した

もう時効だから話しても良いと思いますが。私の勤めていた会社が受注した都市計画・設計業務のクライアントは建設省と住都公団(現在の都市再生機構)でした。ある公団の首都圏開発本部の専門役に指名された業務の話です。

東京都内の建設省とある自治体のプロジェクトを公団が主導する研究会でしたが、私の会社の同僚が致命的なミスを犯してしまい、専門役の逆鱗に触れ、社長の指示と専門役のご指名で「私が本部に人質として囚われてしまいました(笑)。」明確な分析方針と修正作業の時期を提示せよと、本部での席上で言われました。

なぜ、私が指名されたかと言うと、中間管理職だったからです(笑)。しかも専門役とは顔見知りだったので、逃げることは出来なかった。隣では同僚が青ざめていました。私は開き直りました。交渉した結果、約1週間(土日を含めて・笑)の執行猶予をいただきました。要するに1週間で正しい答えを出せということです。

分析の再構築と背水の陣

私の大学の研究室時代の経験が大いに役立ちました。当時の経験が頭の中に浮かんだので、同僚が作成した資料の致命的なミスの予測が出来ました。彼はPCが社内で最も得意でしたが、分析を間違えていたので、1週間かけてPCで計算した資料の答えが専門役のシナリオとは真逆の内容になっていた。

すぐに、私が分析方法を指示して社内で同僚たちにPC再計算させましたら、公団本部のシナリオに近い分析資料が出来上がり、追加資料を私が国の研究室・行政法人の資料室に数日間取りに行く間に、続けるように伝えて出かけました。本当は私が説明書を作る時間が欲しかったのですが、自分のシナリオに合致する資料を探すには自分が動くしかなかったのです。私の休日は無くなりました。

会社の命運が自分にかかっていたのは理解していました。失敗したら会社だけでなく、私の住む世界も壊れます。PCは使い方を誤ると、殆ど作業した時間も労力も無駄になることがあります。このプロジェクトでは、私は計画図を手描きで作成する担当でした。なので作業量が倍になった。

幸い、都庁の担当課の課長も協力的で、いきなり私が出向いたのに嫌な顔もしないで、快く資料を提供してくれました。(研究会には東京都の事業部も参加)おまけに、小笠原のトマトをおやつに出してくれました。これがお菓子のように甘かった。

名誉挽回できた

いろいろと苦労した結果、公団本部の専門役との約束に間に合い、彼が想定していたシナリオに合致した分析と報告書が出来ました。彼からは最大級の称賛を浴び、公団本部での私への信頼度が上がりました。彼は「実は、自分の首も危なかったんだよ。」と私に内緒で教えてくれました。

いやいや、私も会社を退職するつもりで辞表がちらついていましたから、同じような事を考えていたんだなと分かりました。プロジェクトの研究会では、前半のパートと計画図を私が説明し、社長が事業化プロセスについて説明しました。

この後、その年の私のボーナスは1.5倍になりました(笑)。これ以降、社内ではPC万能の考え方を改めるようになりました。当時は私はPC作業が苦手で嫌いでした。今も得意ではないですが、まさか自分がテレワークやウェブサイト中心の仕事生活になるとは、思っていませんでした。

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