メガシンセシス・ケンブンロク pt8・FMエディット V
ソニックと言えばセガ・メガドライブですが、令和のソニックことソニックウェア・メガシンセシスに関するお話。
毎度おなじみFM合成に関しての説明は完全に意訳です。思い込みです。
間違っている部分も多々ある可能性があるので詳細を知りたい方はWebで!
前回まではFMエディットのメイン部分に関して書きましたが、今回はそれ以外のボタン操作に関してのお話。
ちなみに前回「次回はPSGトラックについて・・・」みたいな事を書きましたが、FMエディットでの説明が若干残ってたので内容変更です。
FMエディット IIの時にチラっと書きましたがオペレータの選択や鍵盤のオクターブ調整、フィルター・ラダーモード(LEGACY)など自照ボタンにも別機能が割り当たります。
今回はOKボタンよりも右側にあるボタンに関してのお話で、これらは主に現在エディット中の音色の名前変更や音色のコピー等を行う為のエリアとなります。
それでは一個ずつ見て行きましょう。
まず再生(▶)ボタンに関してはFMエディット中は使用しない、無効のボタンとなります。
VOICE MODE・・・ボイスモードは押すたびに現在のサウンドのボイスモードが切り替わります。
MONO(モノフォニック・単音モード)、LGT(レガート・単音レガートモード)、POLY(ポリフォニック・複音モード)の順に切り替わります。
INIT・・・イニシャライズボタン。このキーを押すと全てのFMエディットが初期値に戻り、ゼロスタート状態になります。
保存済みのFMサウンドの再エディット中に間違えて押してしまった場合はCLR(キャンセル)ボタンを押して一度エディットを抜けると音色がリセットセーブされずに済みます。
COPY←・・・音色のコピーを行うためのボタンです。
このコマンドは現在の音色に別の音色情報を上書きするための物であると言う事なので注意してください。
コピーを行う手順はまずコピー先となる音色(上書きされる方)を選択し、エディットに入ります。
続いて[COPY←]ボタンを押した後、Valueノブ(またステップボタン)でコピー元の音色を選びます。
尚、コピー元音色を選んでいる最中に鍵盤を弾く事でその音色のプレビューを行う事も出来ます。
コピーする音色が決定したらOKボタンを押す事で現在のエディット情報にコピー元の情報が上書きされ、音色がコピーされます。
EXPORT・・・音色をMIDIを通じて外部へエクスポートする為のボタンです。
ボタンを押し、ディスプレイに[FM.EX]と表示されたらMIDI受信状態(例えばPCのMIDI-OXソフトウェアなど)で待機させます。
続いてOKボタンを押すと現在の音色データを送信します。
この時ステップLEDが送信状況を表示し、完了するとディスプレイに[DONE]の表示がされます。
受信した装置側で保存を行います。
尚、音色をインポートしたい場合はFMエディット中にインポートする音色ファイルをMIDI機器側から送信する事で、現在のエディット情報が上書きされます。
上書後にOKボタンを2回押す事でインポートした音色が上書き保存されます。
またエディットするサウンドを選択する階層でEXPORTボタンを押すと現在のサウンドバンクをエクスポートできます。
この時の表示は[BK.EX]となります。
それ以降の手順はサウンドのエクスポートと同様です。
バンク・インポートも同じ手順となり、インポートするバンクを選択後、MIDI送信側でバンクファイルを送信し、ディスプレイに[BK.SV]と表示されたら→EDIT(OK)ボタンを押してサウンドバンクのインポートを完了します。
※このコマンドはバンクごとサウンドファイルが上書きされるので注意
RENAME・・・音色の名前を変更します。
音色名はデフォルトではFM〇〇(〇は番号)となっているので、これを解りやすいように変更します。
RENAMEボタンを押すと名前変更状態になります。
現在選択されている文字がディスプレイに点滅で表示されます。
Valueノブで文字を変更し、5番・6番(OCTAVEキー)で変更する文字列を切り替えます(5番が1つ左に、6番が右)。
文字列は文字とドット(.)が並んでいます。
なので1文字目の1つ右はドット、その右に2文字目といった形になります。
ドットは付けるか付けないかをValueノブで切り替えます。
名前を付け終わったらSAVE(OK)ボタンを押して音色名を保存します(ディスプレイにDONE表示)。
名前変更をキャンセルする場合はキャンセル(CLR)ボタンを押します。
またエディットするサウンドを選択する階層でRENAMEボタンを押すと現在のサウンドバンクの名前を変更できます。
※初期状態ではブランクのエリアは[BK〇〇]となっています。
FMエディットに関してはこんな感じですね。
オーバーレイシートのボタン付近の記載、上部側がFMエディット(サウンド編集モード)、下部側がFMエディット(サウンド選択モード)のものとなっていますので、操作に迷いそうになったらオーバーレイシートをチェックすると良いと思います
と言うワケで次回こそはPSGトラックに関してをチラチラ―っとかければなと思っています。
個人的にメガドライブの中でもメッチャ大好きなゲーム、ランドストーカーから「トレジャーハンター・ライル」のコピーを。
この曲は物語中盤以降のフィールド曲となるんですが、それまでのイメージとはガラリと変わり、舞台となるメルカトル島を、まさにとレジャーハントで駆け回る感じがして物語も曲も加速する感じになるんですね。
いや、これをハードウェアシンセで再現できるってのがね、もう。最高。
メガシンセシスには現在、第二次生産分(3月以降に出荷予定)の予約が始まっていますので超気になるって人はMEGA SYNTHESIS製品ページ(こちらのページから予約ページへとジャンプできます)にとりあえずレッツゴーです。
またページ上部の[オンラインマニュアル]からMEGA SYNTHES日本語マニュアルやPCMリスト等、各種マニュアルをダウンロードする事が出来ますので併せてチェックしてみてください。
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