見出し画像

エヴァンゲリオンと感想 第拾六話

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

bowです。

新世紀エヴァンゲリオン

前回、第拾話「マグマダイバー」のあらすじ&感想の記事を書いて、
やっとエヴァ記事を書き始めた時の記事に追いつきました。

今回は、エヴァンゲリオンといえばこれ!なシーンが登場する、
第拾六話「死に至る病、そして」の見所を紹介します。

それでは、参りましょう。

第拾六話「死に至る病、そして」

ミサトのマンション。いつもの様に、食事の支度をするシンジ。
そこへ、湯船の温度に激怒するアスカ。即座に謝罪するシンジ。
だが、アスカは内罰的過ぎる態度にさらに腹を立てる。
それがシンジの生き方だとフォローするミサト。
しかし、アスカはシンジを甘やかしすぎとその態度にも腹を立てる。

ネルフ本部。エヴァパイロットの三人はハーモニクステストを行なっている。
シンジのテストの結果にミサトは
「ユーアーナンバーワン!」
と、シンジが一番である事を褒める。
テストが終わり、アスカとレイのロッカールーム。
シンジのテストの結果を、茶化す様に話すアスカ。
レイは、一言も反応する事なく「さよなら」とその場を後にする。
一人残されたアスカ。ロッカーに拳を叩きつける。

翌日。第3新東京市の空中に突如、謎の球体が現れる。
パターンオレンジ。使徒なのかすら分からない存在にミサトは、
エヴァ三機による、市街地への誘導作戦を敢行。
1機が先行、残り2機はバックアップを行う。
先行は先日のテストの結果が良かったシンジが良い、
とアスカがミサトに進言。いつものシンジなら断ると高を括っていたアスカ
だったが、シンジは自信満々に快諾。
「お手本見せてやるよ、アスカ。」
とまで、言い出す始末。その態度を見たミサトは
「帰ったら叱っておかなきゃ。」
とぼやく。

初号機が先行し、空中に浮かぶ球体へ近づく。
零号機と弐号機もバックアップ位置へ向かう。
間合いに入った初号機。遅れる2機。
シンジは足止めだけでも、と球体へ攻撃を仕掛ける。

だが、球体は姿を消す。そして、初号機の足元に影が広がる。
パターン青。使徒。影に飲み込まれる初号機。
弐号機と零号機が駆け寄り、救出を試みるも、正体不明の影の前に
手も足も出なかった。
ミサトは残された二人に後退を命令。
アスカが反論をしようとするが、それよりも早くレイが
「まだ初号機と碇君が。」
と食い下がる。だが、ミサトは苦渋の決断を二人に告げる。

初号機のアンビリカルケーブルを引き上げるも、
接続は途切れていた。
シンジの安否はエヴァの残り内部電源16時間に委ねられた。

初号機エントリープラグ内。使徒に飲み込まれたシンジは、
エヴァの活動を最低限にする生命維持装置に切り替え救助を待っていた。
活動限界まで後、4時間。

「お腹すいたな。」

地上。球体が本体と目されていた使徒は、地面の直径680m、厚さ約3nmの
影こそが本体だったと、突き詰めるリツコ。
その上で、リツコは初号機の強制サルベージ作戦を行うとミサトに告げる。
現存する992個のN2爆雷を使徒の中心部に投下、
タイミングを合わせて残存するエヴァ2体のA.T.フィールドを展開、
使徒の影に1000分の1秒干渉し、使徒の影を崩壊させ、
初号機をサルベージする。
だが、この作戦ではシンジの命の保障はない。
ミサトはリツコに詰め寄る。リツコは初号機を最優先だと言う。
リツコの頬を打つミサト。あなたのミスと言い返すリツコ。
シンジの命を蔑ろにしてまで初号機にこだわる理由を問うミサト。
リツコは、渡した資料が全てだと言い、私を信じてと伝えその場を離れた。

シンジの心象世界。シンジはもう一人の「碇シンジ」と対話していた。

「ここは嫌だ。一人はもう……。」

エントリープラグ内。LCLも濁り、生命維持装置も限界を迎えていた。

「ここまでか。もう疲れた……何もかも……」

その時、何かの幻影がシンジの頬を撫でる。

「お母さん?」

「もう、いいの?
 そう。よかったわね。」

地上。使徒に対し、作戦を実行しようとしていた。
が、突如影が崩壊。球体を裂きながら姿を表すエヴァ初号機。
それを目にし、畏怖する者、疑惑を深める者。
それらを前に、初号機は血に塗れながら、地上へと帰還する。

無事帰還したシンジの姿に安堵し泣き崩れるミサト。

「ただ会いたかったんだ、もう一度。」

感想

心象風景トレイン&線と声だけの演出が出てきましたね。
今見返すと、「お、来たぞ!」って思えますが、当時はこの演出に
結構面食らった記憶がありますね。なんだこれって感じで。それから、シンジ君同士の会話をひたすら聞かされ、なんか小難しいこと話してるぞってな感じで、
ばっちり術中にはまるわけですが。
後、声と線の最小限のシーンと、ゲンドウの過去を読みきれない速度の文字情報を画面に映し出す情報の洪水シーンを交互に、流すのも強烈ですね。

何気に、心象風景以外のシーンの演出や書き込みは凝っているところも見所である、この回。
アンビリカルケーブルが地面に衝突しない様に逆噴射する描写とか。
零号機がスナイパーライフルを撃つシーンの体勢がカッコ良かったり。
ミサトさんとリツコさんが会話するところがヤケにドラマチックだったり。

ここのアスカは危うい。実に危ういです。もう自分の存在意義に潰されそうで見ていて辛い。この後、さらに自分を追い詰めていくことになるのですが、もう、強がり言ってシンジに当たり散らしたり、レイに心内を言い抜かれたり、辛過ぎる。アスカ派の諸君、ここからは雌伏の時だ。いや、まぁ、旧劇場版でも活躍はするけど、ねぇ……。

おわりに

いかがでしたでしょうか。ここから、シンジ君の「周りの世界」と「内面世界」の両方から、語られ始めるエヴァンゲリオン。
次回は、第拾七話「四人目の適格者」を紹介します。
あぁ、トウジ……。

それでは、本日はこの辺りで。

失礼します。

bow

Twitterアカウントはこちら

あなたの「スキ」が何よりのサポートです。 ここまで読んでいただきありがとうございます。