皆さま、お気づきなのではないでしょうか?
以下、完全に私の独自の見解です。
戯言だと思いお付き合いください。
ギター雑誌って、少なくなりましたよね。
バンドが流行っていて、学生が皆こぞってバンド結成していたり、ギターやベースを背負って通学している姿が多かった時代、
楽器系の雑誌も書店にあふれていましたよね。
YOUNG GUITAR、Guitar Magazine、Player、GIGS、バンドやろうぜ、Go! Go! GUITAR、 etc…
上記で月刊として残っているのは2誌のみ。。。
なんでだと思いますか? 私が思うに、読者が知りたい情報のベクトルが違うからだと思うのですよ。
知りたいと思われる情報に特化すると、マニアック過ぎて購入者がピンポイントになってしまい続かなくなる。
そして季刊化する。
月刊として残っている2誌はなぜ残っていられるのか? それは老舗たからです。
伝統的な雑誌はそれだけでアドバンテージがありますよ。
既得権益だと思います。
でも、思うんです。
保守的過ぎません?
雑誌が広告媒体となっている以上、仕方ないとは思いますが、
紹介しているギター、エフェクター、レビュー記事、試奏乾燥、
流行の「忖度」なんでしょうか、良いことしか書きませんよね?
悪評なんて書けませんよ。
載せていない機材は「悪いと思え」ということなのでしょうか? 読者の皆さんは、それで納得していますか?
以下、多くの人を敵に回すかもしれない発言ですが、
あくまで私の『戯言』です(苦笑)
雑誌によくある新製品紹介ページ。
あれって絶対に良いことしか書きませんよね? 購買欲を掻き立てるようなレビューですよね? そりゃそうですよね。 楽器に限らず、電化製品でも雑貨でも車でも、雑誌はみなそうです。
ちょっと考えれば理由は分かりますよね。 マイナスになるような記事は、あえてその特集だったり、
それに特化した書籍になったりしますよね? 「買ってはいけない○○」とか。。。
(あ、CDのレビューは、たまに酷評があるので、今回は例外にしてください(汗
今回は楽器に特化した話にさせて頂きますが、
「音」は文章では伝わらないから、その紹介記事や、試奏記事を読んで、
想像を膨らませるわけじゃないですか。
そして、自身で楽器店に出向いて試す。
試奏できる人は、まだ恵まれていますが、近くに楽器店のない人は、 その想像力を頼りに購入に踏み切ったりですよね?
「いやいや、そんな馬鹿じゃないからさ、ネットで検索して、
良し悪し両方のいろんなレビューを読んでから買いますよ。」
そうですよね(笑)
でも、そのレビューって、書いた人の主観ですよね?
実際に誰なのかも知らない人の意見・情報を100%信用できます? 音の好みなんて、十人十色ですから、Aさんが嫌いな音でも、
Bさんは好きな音かもしれないじゃないですか?
同じ「あの人の音」が好きな人同士だって、
その機材で「この音だ!」とか「この音なら満足できる」って感じる音でも、一方で「ちょっと違くね?」とか感じたりするわけじゃないですか?
「いやいや、お前どこまで馬鹿なの?
今じゃ、動画サイトで有名な人たちの試奏動画やレビュー動画があるんだから、それを観れば音だって確認できるじゃん?
もっとちゃんと調べろよ。」
そうでしたね。
でも、それ、「プロモーション」もありますよね?(苦笑)
それじゃ、雑誌と一緒じゃないですか?
ここで質問です。
よろしければ、コメントご意見ください。
皆さんは、YouTube等の動画サイトでの比較動画の『音』、
どこまで聴き分けられますか?
レビュー動画で聴こえてくる「音」をどこまで信用していますか?
私は、恥ずかしながら、そこまで耳が良くないので(苦笑)、あまり違いがわかっていません。
なので信用度合いもかなり低いんですよ。
もちろん、MarshallとFenderとJCを比べる動画とか、
OVERDRIVEのGAINのメモリが、9時と12時と3時とかなら違いは分かりますよ。
そういう『違い』を言っているのではなく、
同じような歪みエフェクターの、AとBとCの比較をしました。某アンプのモデリングを、A社とB社とC社の製品で比較してみました。
とか
バージョン2が出たので、前作との比較ですなどなど。。。
あまり良く分かってないんですよ。
私はPCから直接の安物イヤホンだったり、ノートPCに最初からついているスピーカーだったり、iPhoneだったりするのですが、「あ!そんなに違うのか!」というほどかんじられないんですよね、正直。
誤解を恐れずに言うと、歪みの種類なんて、
FUZZのゲルマニウムとシリコン、DISTORTIONのBOSSのそれとRAT系、OVERDRIVE、はTS系とケンタ系とって、そのくらいしか違わなくって、
なんならどれ使っても「自分の好きな音」にセッティングを寄せてしまうから、何使っても結局同じにしか感じない。
なんて人もいるんじゃないかと思っているんです。
またまた多くの人を敵に回すかもですが、
YouTubeって、あからさまに「独自の音質補正みたいな効果」がかかっているのご存知ですよね?
人の声に音声レベルが設定されているのか、
ギターを弾くと最初の1,2音は大きく聞こえるのに、その後すぐに小さな音になっちゃったりするの観たことありませんか?
独自のコンプッレッションがかかっているというか。。。
そして当然「音圧」はもちろん感じません。
『音圧がスゴイですよね!』なんて言ってても、伝わってくることはありません。
実際に収録現場で鳴っている音を、何らかのマイクで収録して、PCで編集して、 YouTubeのフィルターがかかって、自分の使っているスピーカーやイヤホン等の特性で補正された「音」は、
本当にその機材の音なんでしょうか。
その音を信用して、決して安くない機材を買っていませんか?
ちょっと昔話にお付き合いください。
まだPCが各家庭にあるなんて考えられなかった頃、
連絡の手段が家にある電話機1台だった頃です。
バンドブームがやってきて、コピーバンドがあふれていた時代がありました。
女子はREBECCAを歌いたがり、RINCESS PRINCESS、SHOW-YA、浜田麻里のコピーバンド
男子はBOØWYを筆頭にEARTHSHAKERやLOUDNESSのコピーバンド
多くのコピーバンドがいた時代があったんです。
たぶん、今の比ではないくらい。。。
その頃の機材の情報源は、
雑誌の新製品の紹介と「エフェクターの使い方」なる記事しかありませんでした。
都会では大きな楽器屋がありましたから、試奏などできたのでしょうが、街に唯一の楽器屋が1件とかいう地方では、試奏なんて出来ませんから、購入するのも勇気のいることでした。
それこそ、プロギタリストの機材紹介記事の写真を見て、同じものを購入してみる。
「プロが使っているんだから、悪いモノではないでしょう?」という信念です。
当時のギターキッズは疑うことを知りません(笑)
一番リアルな情報は、
自分のギターとアンプで、そのエフェクターを使ってみる。
これに尽きます。
仲間内で違うエフェクターをそれぞれ持ち寄り、試奏して情報交換です。
私のまわりでも、多くのギタリストがエフェクターを買っては
「良かった」
「これだよこれ!」
「違った」
「どう使うのかわからない」
「こういう音じゃないんだよなぁ」
という試行錯誤を繰り返してました。
これが一番確かな情報収集の方法でした。
自分たちの持っているギター・アンプでそのエフェクターを試せるのですから、間違いないですよね?
その使い方が間違っているかどうかは、さておいて。。。
当時の自分は、このエフェクターではこんな音が出る。
という経験をインプットするわけです。
おかげで、大体のエフェクターの基本的な効果は覚えることができました。(当時は種類も少なかったですけどね)
自分が信用できる知識は、その情報にある程度の出費が伴わないと得られない。
これがその当時学んだことです。
結局、何が言いたいのか。
現在、ちょっと検索すれば、溢れてくる情報が多すぎて、
逆に迷っている人が多いんじゃないですか? これもイイ、あれもイイでいろんな良いトコ取りして、
沼から抜け出せないんじゃないですか?
ということです。
昔を例に出したのは、情報量があまりに少なくて、自分で試行錯誤して得るしかなかった例を出したかったのです。その試行錯誤は後々に生きてくる知識なのです。
今は、自分で考えなくてもよくなった反面、得られない知識もあるのではないかと思っているのです。
運よく、自分にとって適切なセッティングが見つけられた人は、たまたまラッキーだったんじゃないかと思ってるんですよ。
例えば、
最近のマルチエフェクターって、モデリングアンプがたくさん収録されてますよね。
昔もそれっぽいモノはありましたけど、
今はそのほかにスピーカーもモデリングしていたり、IRが使えたりしますよね。
で、そのマルチエフェクターのアンプモデリングの音、
「何をどこまでモデリングしているのか」を知って使っていますよね?
各メーカーによって違うのも把握してますよね?
知らずに使って、「この機材の、このモデリングは音は似てないから使えない」なんて言ってませんよね?
ちゃんと調べないで使っていると、
いつまでたっても、理想の音には近づけませんよ。
今、とても人気のある
Kemper
Line 6 Helix
Fractal Audio Systems Axe-Fx
Quad Cortex
確かに素晴らしい製品です。
ポテンシャルも計り知れないと思います。
やっぱりこれらって、プロ用機材ですよね。
音を熟知していないと、沼に落ちますよね。
出口を知らないのだから、迷路にはまり込むのは目に見えています。
経験も浅いうちに手を出すのは、あまりオススメしません。
やはり段階があるんじゃないかと思うんですよ。
野球を始めたばかりの少年野球の選手が、プロ野球選手相手に互角な勝負ができないのと同じように。
書道の習い始めた人が、飛び級で有段者にならないのと同じように。
いきなりプロ機材を使いこなすのは難しいという話です。
スマホは慣れりゃ、そんなに時間かけずに使いこなせるようになるよね?
それ、機能のほんの一部ですから。
ものには順序があると思うんですよ、やっぱり。
マルチエフェクターが出始めた頃、それはそれは、安い製品と高級なものとの間には、越えられない壁がありました。
でも、技術の進歩ってスゴイですね。
しかもデジタル系の進歩はすさまじいですよ。
昔あんなに大きかったチップが、今、「え?これなの?」ってくらい小さいです。
しかも安価。
安い製品にも高級な機材と同じような性能のチップの演算能力。
ですから、
最初に手を出すのに比較的安価で性能のイイ製品もあると思うんです。
で、試行錯誤すれば、かなりイイ音作れますよ!!
それで勉強して、使いこなして、足りなくなって
そこから次のステップでもイイのではないでしょうか?
そんな音作りのお手伝いをしたい!!
それが私の夢でもあります。