見出し画像

「乙女メルヘン」に憧れて

むかしから、「乙女メルヘン」な世界に憧れていて、乙女チックなものやメルヘンの雰囲気が大好きです。キラキラ、ヒラヒラ、フワフワ、イノセンス、そしてほんの少しの毒。・・・たまりませんね。

音楽で言えば、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」やフランス・ギャルの『夢見るシャンソン人形』、エルザの『哀しみのアダージョ(T'en va pas)』、カヒミカリィさんの曲など。

映画で言えば、『不思議の国のアリス』や『アメリ』、『エコール』、『ミツバチのささやき』、『下妻物語』、『霧の中のハリネズミ』、『チェブラーシカ』など。

ブランドやファッションで言えば、ラデュレ、ピエール・エルメ、デカダンスドュショコラ、デメル、キルフェボン、ロクシタン、ジルスチュアート、ゴスロリ、ガーリー、森ガール(懐かしい!)など。

音楽を作っていて、楽器を選ぶ時も、ついついチェレスタを選択してしまいます。チェレスタというのは、小型のアップライト・ピアノのような形をした楽器で、フェルトの付いたハンマーで金属の板を叩いて演奏します。「鍵盤付きの鉄琴」と言って良いでしょう。「チェレスタ」という呼び名は、イタリア語で「天国のような」という意味で、その名の通り、天空から鳴り響いてくるような可憐で美しい音がします。この音が、「乙女メルヘン」な世界を表現するのにぴったりなのです! チェレスタの音は、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の中の『金平糖の精の踊り』で聞くことができますね。

チェレスタの他にも、おもちゃのピアノや小型の木琴などといったトイ楽器も「乙女メルヘン」な世界を作るのに重宝しますのでよく使います。

自分の過去の作品を振り返ってみると、メロディーやハーモニーも「乙女メルヘン」な世界をイメージして作られていることが多いのに気が付きます。

ここ数年は、ピアノと弦楽器を中心にして、「人の想い、人生」というものを表現することに情熱が傾いていましたが、今、改めて、自分自身が「乙女メルヘン」な世界にとことん憧れていて、その世界にどっぷりと浸りたい、その世界を音楽でもっと表現したいと思いました。

安らぎを必要としている人、美しい音楽や優しい音楽が好きな人、音楽による感情のマネージメントに関心のある人はサポートしてください!