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なんでできないんだって憤るより、できない理由を現実的に解決していきたい

こんばんは 御前崎市議のさいとうけいこです。

もうすぐ2月議会でして、割と頭の中を忙しくしています。というのも2月議会って予算審査があるからです。予算審査って、当たり前ですが予算の審査をします。たいていの地方議会は予算に対しては総論賛成していまして、反対したら多分地元のニュースになるくらいなおおごとなんですが、実際の予算審査ではこんな感じの資料が出てきて、細かい事業についても質問という形で意見や要望を公の場所で切り込めるチャンスでもあります。なので、何をどのように質問をしようかと色々と考えているところです。

こういう資料を使って予算委員会をやります

同時に一般質問の準備もしています。今回の一般質問では「市役所の働き方改革」をやるように準備を進めています。今回も含めて4年の任期中に一般質問ができるのもあと5回、なんだか感慨深いです。

今日は、なんで私が市役所の働き方改革という割と地味な内容を、わざわざ一般質問でやろうとしているか?について書きます。

一言で言えば、もっとよく仕事ができる&将来的にもずっと仕事ができる市役所にしたいからです。誤解のないように言っていますが、市役所の方々よく働いてくれています。怠け者の私からしたら毎日コツコツと誠実に働いてくださるってだけで「すごい!!」と思いますし、中にはそこまで働かなくてもいいよ、、って思う職員の方々もいます。

だけど議員報告会とか、市民の方と話すと、私の見えている景色との温度差があることも事実で、「市役所は何をやっているんだ!!」的なお叱りを受けることもよくあります。。

議員として議会の場とか直接話をしてきて、市役所ができない=すぐに動けない、変われない理由を色々聞いてきました。そこを「大きな声を出して」「変えようとするようなパフォーマンス」もやればやれなくもないけど、ほとんど意味がないと思っています。それよりも具体的にできない理由を時間がかかっても解決していきたいと、私は考えています。

(この辺りはこちらの記事にも書いています↓)

なので以下、私が市役所の方々との会話してきた中で分類したできない理由を今回は3つ書きます。

1.人がいない

職員が足りない問題です。これは御前崎市よりも近隣市の方が深刻かもしれません。特に専門職で熟練した職員が足りない問題があります。もちろんこの辺りは業務改善も必要かもしれません。DXしてチャットボットを導入してしたらいいのではとかも考えたりはしますが、市のお知らせで「ホームページをご覧ください」って言われるのが嫌だというシニアの真面目はご意見もあったりするので、急激なDXは高齢者がマジョリティの田舎のまちは難しいと思います。(ただし高齢者でもスマホ類をスマートに使いこなしている方々もいっぱいいるのも確かですが、そういう方は市役所に長々と電話でクレームを入れたいはしないですから。私にもメッセンジャーでとか連絡がきて、話が早いですし)例えば銀行の窓口は3時で閉まるじゃないですか?そういう窓口対応と業務の時間配分を新たに設定をしてやっていく必要もあるかと。

2.予算がない、足りない

これは予算配分を変えていく必要もありますが、市民の多くの層が年配で声を出してくださる方々や議員には男性が多いとなると、どうしてもそこに向けた施策が多くなるのは当然な話ですし、そのような中で抜本的な改革はそもそも望まれていないし、時間がかかると感じています。
そこも横目で見ながらも、御前崎市の場合には、まずは市役所も貪欲に稼ぐことを考えていいんだと私は思っています。例えばよく言われるふるさと納税とかもありますが、夏の花火大会で有料の桟敷席を設けるとかネーミングライツとかまだまだ小さくですが稼げる部分はあると思います。このあたりは意識改革からかと思います。あと本来なら必要でない支出について、例えば裁判の弁護士費用とかももうかなりの額らしいので、その辺りもそろそろなんとかならないかと考えています。ちなみに稼ぐ御前崎にしよう!については昨年12月議会の一般質問で発言して、一部の方には「その通り」って言っていただいております。もっとPRしなくちゃですが。

3.法的な課題をどう乗り越えるのか?

ここが私の最大の課題ですが、これは市議会で活動するというよりも、県や国の仕組みをどのように変えるのか?ということのほうが大きいです。私は今は無所属議員ですが、国政政党に参加する意義はここだと感じています。私自身、議員の任期はあと1年ほどですし、今は女性議員が一人ということで間口を広く開いておきたいので、無党派で行くつもりです。が、無党派&無所属のデメリットは、無党派として広く市民の声を聞こうとすると自分の政治思想や手法とは異なる市民の方からも過度な期待をいただき、結果的に期待に沿えない場合には、わりと手厳しいご批判をいただくこともあります。なので、もし次に議員なりをやることになったら自分のメンタルを守るためにもどこかに属することも考えようかとも思ったりはしているところです。


と、いうことで今回の一般質問は人がいないという課題を少しでも解消したいと考え、市役所の働き方改革を取り扱います。

その他、これまでいただいているお声は予算委員会で発言をしていく予定ですので、ご了承くださいませ。


ではではお読みいただきありがとうございました。




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