発音と疎遠の方、時間の無駄注意報。

タイトルを読んでハッとした方、大丈夫です。
今回のnoteを読めばスッキリしていただけます。

今回は、発音を良くしたいと思っているマニアックな方だけでなく、
英語初心者の方にもぜひ知って頂きたい内容です。
みなさんの英語のカベを一つ壊すきっかけになるかもしれません。

悲しいことに、発音は学校教育で重要視されていませんし、
きちんと教えられる教師の方も少ないです。
私は英語ネイティブのように話す日本人教師に会ったことがありません。

発音と疎遠になっている日本の英語教育の影響で、
あなたの英語上達をスローダウンさせている可能性があります。
英語のカベを感じている方、ぜひ読んでみてください。

「音」に苦戦する日本人

では最初に質問です。
英語のリスニングで苦戦したことはありますか?
日本人であればほとんど経験していると思います。
もちろん私もかつてはそうでした。

なんの不自由もなく英語が聞き取れるようになったら、
シンプルに楽しいですよね!
ドラマや映画、洋楽やラジオ、字幕なしで楽しみたいですよね!

上級者の方はものすごい量の英語をすでに聴いてこられて、
リスニング力をつけられていると思います。
ただ、ご自身よりも早く上達している方が周りにいたりしませんか?
もしそういう経験をされている方は、
今回お伝えすることを意識していなかった可能性が高いです。

発音について調べると、周波数が違う、口の使い方が違うなどなど、
いろんなテクニック的な話が飛び交っていますが、
鵜呑みにしてはいけません。
これからお伝えすることこそが、全ての基礎となります。

まだ日本ではメジャーになっていない情報ですし、
私も基本的にはレッスンでしかお伝えしていない内容です。
有料級ですのでお見逃しなく!

発音ではなく「発声」がキモ

多くの方が口の形やベロの位置などを気にするように、
発音を教えられたかと思います。
THなら舌を甘噛み、F/Vは下唇に前歯を当てて、Rは舌を巻いて…などなど、そんなものやったことねぇよ!と突っ込みたくなることばかりですよね。

間違いではないのですが、
これだけやってもネイティブの発音にはなりません。

口の動きだけではなく「喉」を使わないとだめなんです。
もう一度お伝えします。「喉」から発声するんです。

いやいや声出す時は喉使ってるよ?とご指摘を受けそうですが、
日本語の発声は口の中で音を響かせるものが多く、
英語は喉から響かせて発声します。

また、息遣いも真逆で、
日本語は一文字ずつ切れるのに対し、
英語は基本的に出しっぱなしです。

これらを頭に入れて、英語のラジオなどを聴いていただくと、
英語ネイティブの声は、じわぁ〜っと響いて聞こえると思います。
福山雅治さんや、麒麟の川島さんのような、
イイ声な印象を受けると思います。
それに対して、日本語は一言一句パキパキと切って発音します。
アナウンサーなどは特にそうですよね。

ここでちょっと思い返して欲しいのですが、
クラスに一人くらい、なんとなく英語の発音が上手だけど、
ネイティブの英語には聞こえない、そんな人がいませんでしたか?
これは口やベロだけしか意識していないから起こることです。
実にもったいない…

繋がって聞こえるのではなく「繋がっている」

みなさんがリスニングでつまずく1番の落とし穴が、
「音が繋がって聞こえる」現象です。
さらにはリエゾンだとかよくわからないことを唱えて、
繋げて発音しましょう!とか言われて…

普通に読むだけで精一杯だよ!
とツッコミたくなりますよねw
これはビジネス商材と言っても過言ではないです。
苦しんでいた方、これからは無視してください。

先程息遣いについて触れましたが、
英語は繋げて言うのではなく、
「繋がってしまう」のが特徴です。
息を出しっぱなしにして言うので、
結果的にそうなってしまうだけです。

例えば、
I want to eat rice.
と言う時、日本語では「アイ・ウォント・トゥー・イート・ライス」
のように発音しますよね。
これを、「アイウォントトゥーイートライス」と、
カタカナ読みでいいので、力を抜いてダラダラと、
息を切らないで言ってみてください。

いかがでしょうか?
お!?と思った方、けっこう多いのではないかと思います。
けっこうそれっぽく発音できた感じがしませんか?
want toがwannaに、going toがgonnaなるのも、
ダラダラと息を切らさず発音するため、自然となってしまうんです。

ちなみに、ネイティブ発音をカタカナにしてみると、
「アワナイーラライス」みたいになります。(アメリカ発音)

これがずっと起きているため、ネイティブの発音、
特に日常会話などが繋がって聞こえてしまい、
聞き取りが難しくなっているんです。
まずはこの息遣いを意識して聞いてみることが第一歩です。

不思議なことにクリアに聞こえるようになってきます。
意識だけでリスニング力が格段に上がってしまうのです。
発音も勝手に良くなって一石二鳥です!

まとめ

今回は私が教えている発音の入門編をお伝えしました。
息遣いについて知らずにリスニングを頑張っていた方、
早く伝えられず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今日からまず息遣いの意識を変えて、
英語の音声を聞きまくってください。
私がよく聞く英語ラジオ系のリンクをシェアしますので、
内容ではなく、声質や息遣いを感じ取ってみてください。

どんな言語を学ぶにも、まずは聞くことから始めます。
我々が日本をを覚えたときも同様です。
まずはたくさん聞いて音の違いに慣れていきましょう。

「自己紹介」

小笠原聡之(おがさわらとしゆき)

1988年生まれのギリギリ昭和っ子。会津生まれ神奈川育ち。女子バスケがむちゃ強かった金沢総合高校出身。親友はジャマイカ系アメリカ人。バスケは小学校3年生に父の影響で始め、高校卒業まで部活動、大学はサークルにて活動。大学卒業後にアメリカへ単身留学。帰国後海外営業を数年経験。某スーパーカーメーカーや大手自動車シートメーカーなどのビジネスを経験。2021年9月より福島ファイヤーボンズと通訳として契約。ネイティブのような発音や考え方ができるようになるオンラインレッスンも行っている。

レッスン詳細はホームページから🔻


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?