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【 ENEOSも動いた】 これで確定「クリーンエネルギー ETF」の未来 個人投資家のFIREへの旅路 第192夜

ENEOSホールディングスは再生可能エネルギー新興企業のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)を2000億円程買収する方針とのこと!

これって、もう、石油を扱う会社が、このままじゃいかんと舵を切ったということですよね。
これは、もう脱炭素社会・カーボンニュートラルは、確実な未来、近い未来となりそうです。

このことからも、
ここで、クリーンエネルギーのセクターへの投資を真剣に考えたい思います。


【脱炭素社会】

脱炭素社会:地球温暖化の原因となる、温室効果ガスの実質的な排出量ゼロを実現する社会

この具体的な内容としては、このようなことがあります。

・世界の平均気温の上昇を産業革命前から1.5~2℃未満に抑制
・21世紀後半に世界の温室効果ガスの排出量を実質ゼロに

つまり、
脱炭素社会とは、CO2を出さないことを目的としているということですね、

その大きなウエイトを占めるのは、化石燃料分野となります。


【カーボンニュートラル】

カーボンニュートラル : 温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること

「排出量」とは、二酸化炭素などの温室効果ガスの量

「吸収量」とは、植林、森林が温室効果ガスを吸収する量

排出量 ー 吸収量 = 0

これが、カーボンニュートラルの考え方です。

そして、
この排出量のところでも、やはり、化石燃料分野のウエイトは大きい。


【未来の石油需要】

このような、脱酸素、カーボンニュートラルの動きから、
石油の需要は減っていくことが予想されます。

これは、国を超えて、
世界レベルで、進んでいくことなので、時流に乗れない企業は、石油分野にかかわらず、淘汰されることになります。

また、経済産業省は、
石油製品の需要は1999年にピークを迎え、20年には4割近く減少し、今後も減少傾向が続くと指摘しています。

こうした流れから、
ついに、ENEOSが石油ではなく、
クリーンエネルギー分野へと進んだわけです!!


【ENEOS JRE 買収】

JRE:再生可能エネルギーの開発・運営を行う会社
太陽光発電事業
陸上風力発電事業
洋上風力発電事業
バイオマス発電事業
小水力発電事業

出資者:
ゴールドマン・サックス
シンガポール政府投資公社

JREは、このように、クリーンエネルギーを扱う会社です。

ENEOSはJREの、海洋風力発電に注目しており、買収することで早期にクリーンエネルギー分野へ進出を狙っています。
そして、この買収計画に、ENEOSは2000億円を準備している。
再生エネルギー関連事業に4000億円を投資する計画で、その半分が今回の買収となります。
国内の石油需要の低下が見込まれるため
この買収で再生エネルギー事業を、今後の柱とする意向です。


【クリーンエネルギーセクターへの投資】

このように、ENEOSも自らの事業と全く違う分野への投資に4000億を準備しているということは、
今後、さまざまな企業が、そういった投資を行なっていくと考えられます。

個人投資家としても、
クリーンエネルギーヘの投資はリターンが高いと予想します!!

とはいえ、
個別株であれば、やはりそれなりのリスクが伴うので、
クリーンエネルギーのETFへの投資を検討したいところです。

どのようなETFがあるのか、観ていきます!


【ICLN】 iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF

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運営会社 ブラックロック

経費率 0.42%

S&Pグローバル・クリーンエネルギー株指数に連動する投資成果を目指す。エネルギー、工業、テクノロジー、公益事業の中型株を中心に保有する。時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。
出典:Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/quote/ICLN:US


【QCLN】 ファースト・トラスト・ナスダック・クリーン・エッジ・グリーン・エナジー指数ファンド>

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運営会社:ファースト・トラスト社

経費率 0.60%

ナスダック・クリーン・エッジ米国リキッド・シリーズ・イ ンデックスに連動する投資成果を目指す。同指数は、米国に上場するクリーンエネルギー企業の実績に連動する調整時価総額加重指数。
出典:Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/quote/QCLN:US

構成銘柄のトップはTeslaです。


【クリーンエネルギーETF】

代表的なクリーンエネルギーETFを紹介しました。

どちらも同じような値動きで、2021年の1月〜3月にかけて大きく上げています。
これは、バイデン大統領が、経済財政・金融監督当局に対し、気候変動が金融システムに及ぼす悪影響の緩和に取り組むことを義務付ける大統領令に署名したことにより、
脱炭素社会実現に向けた取り組みは企業に求められ、そういった関連の企業の株式に資金が流入した結果です。

その後、一気に落ちています。

このような大きな下げのあと、横ばいに推移しています。
今後の動きに注目し、買い時を見たいと思います!


【まとめ】

今後、クリーンエネルギーは、必要不可欠なものとなり、
石油に変わるエネルギー
となっていきます。

そんな未来に対して、
石油の会社もついに、自社の産業を見直し、大金を投資に回すようになりました。

今後もこのような企業が出てくることが予想されるので、
クリーンエネルギーセクターへの資金流入は期待ができると思います。

私としては、ICLNを保有していく考えです。
今後どのような値動きをするのかによっては、売りも積極的に検討してく必要があるETFだと思います。

まず、数ヶ月間
株価の動きを観察していきます!!!









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