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【 Space X 】 イーロン・マスク氏のビジョン 投資家のFIREへの旅路 第318回

テスラのイーロン・マスク氏がCEOを務める
SpaceXが、最大3回の有人飛行を含むPolaris Program(ポラリスプログラム)の構想を発表しました。

これは、実業家のジャレッド・アイザックマン氏は民間飛行ミッションを行うために資金を提供しています。

【 世界初の商業宇宙遊泳 】

最初のミッションは
「Polaris Dawn」と命名され、2022年10〜12月に最初の4人が飛行する予定です。最長5日間の飛行となり、世界初の商業宇宙遊泳が計画されています!

このミッションと、2回目のミッションはSpaceXのCrew Dragonでの飛行となります。

3回目のミッションでは、SpaceXが開発を進めている大型宇宙船Starshipが登場する予定です!


【 夢と現実 】

私たちが子供の頃に夢見ていた世界が、どんどん現実に向かっています。
民間企業が、民間人を乗せて、宇宙船を飛ばし、そこに数日滞在し、宇宙服を着て宇宙空間に出ることまでできるのです。

そこには、現時点では莫大な資金が必要です。
しかし、何事も最初はそうです。徐々に本当の意味での民間人が利用できるサービスとなっていきます。

その試験段階で、資金を投入して、宇宙へ行く人たちを非難する声も少ないでしょう。
日本においても前澤氏の宇宙旅行でも、非難される声がありました。
しかし、このような前衛に立った人たちの資金や、時間が後の商業化へつながるのですから、感謝すべきです。


【スターシップ】

まさに、宇宙船(スターシップ)が、今回の計画では飛行する予定です。
スターシップとは、再利用が可能な宇宙船です。

宇宙へ到達するための、ジェットエンジンである第一段階のロケット部分は、切り離され再利用とはなりません。

宇宙へ到達した後に、まさに船として、活動する乗り物が
スターシップになります。

この船で数日の滞在ができ、その船で地球に着陸するのです。

そして、この船体は次回の飛行に再利用されます。

まさに、新幹線で移動するかのように、それに乗って、目的地へいき、それに乗って帰ってくるのです。
それを、民間企業であるイーロン・マスク氏率いるSpaceXがやるのです!


【マスク氏の構想】

マスク氏は、テスラのCEOとしても活動しています。

電気自動車と、宇宙船。
乗り物であることは共通していますが、なぜこの2つの事業を並行しておこなうのか?

それは、地球の延命と、地球から脱出という目的があります。

マスク氏は、現代の地球環境問題は今後悪化すると見ています。
その延命措置として、EV化による環境の改善を狙っています。

そして、EVで延命をしている間に、
SpaceXで宇宙への移動を可能にし、最終的には、火星などへの生命の移住を計画しています。

これは、人類だけでなく、地球上の動植物を含めた移住計画です。

まさにノアの方舟の、宇宙船バージョンを作ろうというのです。

このようなSpaceXの活動についても、
開発資金を、地球環境改善へ回すべきだという意見も多くあるようです。

しかしながら、それは、現在の地球環境に対して、"魚を与える行為"であり、抜本的な改革とならないのです。

マスク氏のビジョンは、常に、常人の何倍も先に向いています。

彼の中で、地球に住めなくなる未来は、見えているのでしょう。


【 まとめ 】

アイザックマン氏とSpaceXの宇宙旅行計画について書きました。

世界の実業家は、私利私欲にお金を使うのではなく、
このように、人類の未来に関わる分野への投資も行っています。

特に日本では、富裕層に対する、不満や疑心が強いですが、結果として、彼らの投資の恩恵を受けていることを理解すべきです。

そのような心が生まれると、
誰かの成功に嫉妬しない文化が生まれると思います。

誰かの成功を喜べる国民性が広まれば、
他人の幸せが自分の幸せとなります。

そうなれば、地に落ちた日本の幸福感を上げることになるでしょう!

今後も、未来の人類のための宇宙開発を応援していきたいと思います!!

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