転校生はアイドル 九話
まえがき
まえがきを書く前に軽く加筆前の文章を読むんですが、回想シーン多くないですか?
昔の自分はバカテスにハマってたのでこういう演出をしがちでした。
それと、執筆当時に知り合いから指摘されてるのですが、主人公とヒロインの元ネタはカゲプロのキドとモモです。
#当時めちゃくちゃハマっていました
それでは本編です
本編
あれは一年前のこと
「おっはー、凛ちゃん元気?」
この時は不覚にも仕事のテンションで話してしまった。
「美香、今日はテンション高くない?まるで人気アイドルの―」
アタシはこの後の言葉を聞いた瞬間めまいを起こして倒れたらしい。
その後は誰かが広めていき転校する羽目になった。
「菊谷!起きろ。会場に着いたぞ」
「あれ?夢か…」
「疲れは少しは癒せたか?」
オレ達は菊谷の次の現場に着いてリハーサルに向かうところだ。
「美香!ライブまであと二週間も無いよ!しっかりしなさい」
この人は菊谷の事務所のプロデューサー兼送迎役の笹木 碧という人だ。
「あ、そうか、早くしなきゃ!」
菊谷は、着替え等を持って車を出て、控え室まで向かっていった。
菊谷はライブで歌っている姿は普段の姿とはとても違った。不覚にも惚れそうになった。
笹木さんはオレの方に来て菊谷を見ながら呟いた。
「美香はもっと伸びる可能性があるのよ」
「そうなんですか?オレはこれでも十分だと思いますよ」
「美香はまだまだ本領を発揮していないからってことよ」
なるほど。
プロデューサー歴10年のベテランなだけあるな。しかし何でこの人は結婚が出来ないんだろうな。
確実に出来そうな人なのに…。
多分原田と同じように裏が酷いんだな。
うん、そうだな。
「何か失礼なこと考えていない?」
勘が鋭い人だな。
流石に、本音は言えないので
「いえ、そんな事は思っていないですよ。そういえば、何で菊谷がアイドルなのがバレたんですか?菊谷の友達だってそこまで酷い人間だとは思えないんですけど…」
笹木さんは、こめかみを押さえ深いため息をついてから喋った。
「美香の前のマネージャーとケンカしていたって話は聞いている?」
「はい、聞きましたよ」
オレがそう言うと、再び深いため息をつき
「美香とのケンカの原因が美香にあって、ムシャクシャ言っちゃったみたいなんだって」
「そのマネージャーは随分と短気なんですね…」
「そんな人じゃなかった―」
「あれー。笹木さんじゃないですかー。久しぶりー」
背の高い男が笹木さんの話を遮ってきた。せっかく話を聞こうとしたのに遮られた
「君はもしかして新しいマネージャー?」
もしかしてコイツが菊谷の元マネージャー?
あとがき
え?待って。
この話ここで終わるの?
めちゃくちゃ気になる終わり方するじゃん。
今ならそんな引きのある終わり方できない
#昔の自分は天才
そんなこんなでまた次回お会いしましょう。
#小説
#転校生はアイドル
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