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心理的安全性と本音

職場の心理的安全性が必要だということが浸透しつつある昨今ですが、当社でも心理的安全性への取り組みを行っています。
当社は、現職の人も、退職した人も、みんなが口を揃えて言うことがあります。

「この会社はイヤな人がいない。本当に優しくていい人ばかり」

というセリフ。私は人事という立場ですが、本当に多くの社員がこれを口にして私自身も言ってきました。
私は転職回数が多く、業界もバラバラで多くの会社を見てきたのですが、だいたいどの会社にも一人は分かりやすいイヤな人や性格がキツイ人がいました。
ですが、今の会社には本当に居ないのです。

しかし、本当の意味で心理的安全性がある職場なのかと自分に問いかけたところ、答えは、❝No❞です。

イヤな人がいなくて、優しい人ばかりなのは、
本音を言わずに大人の対応ができる人たちが集まっているから、だと思います。

本音で話すというのは、会社が進むべき方向に共感共鳴して、同じ目標を追いかけている集団としての健全な衝突、という意味です。

私がずっとモヤモヤしていたのは、同じゴールを見ることが出来ていないこと。だから本音で話すこともできず、表面的にいい人を演じて、結果、ただの仲良し集団が出来上がりました。

まずは一人でもいいので、同じ考えを持っている人を探して対話していければいいなあと思います。半径2メートルから始めて、広がっていくことを願います。

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