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クライアントから体型や頭が悪いと言われてしまった社員に対して思う事

お疲れ様です。すずめです

今日は正社員になりたいフルタイム社員の話をしようと思います。

前から正社員になりたい、と思って勤務をしている社員で
勤務態度も良く、とてもやる気があり社長や私も是非正社員になってほしい。
と思っていました。

ただ、気になることが一点あります。
自己管理能力が低い所があるんです。
どういうことかというと、
休日は大好きなアーティストの推し活に行き、休日は自分の好きな食べ物をひたすら食べます。
プライベートの事なので本人の自由ですが、押し活にお金を全て掛けている為本人のカード支払額が給与の振り込み額を上回ってしまい、お給料の前借りについて何度か相談を受けることがありました。
食生活については自身の健康なので私が何か言うのもおかしな話ですが、支給している最大サイズの制服がそろそろ入らなくなると私の目からは見えます。
夏場は滝のように汗をかくので、汗が制服に滲み若干目のやり場に困る時もあります…

正社員への転換も視野に入れているので最近、この社員の接客をチェックする事があり本人の状況確認も含めてWEBで模擬接客をしたのですが、結果は散々なものでした。
言葉が出てこなかったり、もじもじしながら困った顔をして周りに助けを求めてきてしまいました。

WEB接客が終わり、社長とこの社員と私で本人にどうだったかを聞いてみました。
あんまり練習していなく、自信が無かった。
あと最近顔の肌荒れがひどく病院に通っていてそこが気になってしまった。

今回の接客チェックで問題なければ近日中に正式な審査をしていただこうと思っていたのですが、とても本番に進めることは出来ません。
しかし何を思ったか、社長的には当初のスケジュールで審査をしてもらおうと判断。最短の日でクライアントにアポを取るよう連絡して欲しいと言われました。
疑問や不安しかありませんでしたが、
社長的には猛練習してもこれ以上の改善は見込めない。俺が当日までにこいつに色々仕込むから大丈夫だ。という事です…

社内でもその後何度か練習をして当日社長も立ち合いの元、本番を迎えたのですがクライアントから速攻不合格の連絡をいただいてしまいました。
フィードバックの中には、練習不足と健康管理不足を強く指摘されました。

その後担当者から個人的に連絡をいただき、包み隠さずこの社員について話していただくことができました。

「○○さん日ごろから本を読んだり勉強してないでしょ。学が無さすぎます。
話すときに選んでいる単語や、会話の切り返し方、仕草に出てます。

この方からは部下を持ちながら商品の魅力を伝える立場になるという想像が出来ませんでした。再度試験にチャレンジしていただきたいですが、それ以前に自分自身でもっと勉強していただきたいです。
あとこれは大変言いづらいのですが…
食事のコントロールもしていただきたいと思います。制服がそろそろ着れない体型の様に見受けられました。
体型の話をするのはなかなか気を遣う時代ですが、ご自身の食事のコントロールも出来ないとなると体型を通して自分をコントロールできない上司だと部下や後輩は見るんじゃないでしょうか。
そこをカバーできるだけの能力が他にあればいいのですが、そういう印象も残念ながらありませんでした。
伝え方は考えなければいけないですがこの2点が修正できた時点でまた是非受けていただきたいと思います。」

何も言い返せなく、私も気掛かりだった事をはっきり言われました。
この社員は高校を卒業してから今までアルバイトをして生活をしてきて
今やっと社会的な責任や部下を持つ場面に立とうとしているので、色々足りないと言われてしまうのも納得です。

このフィードバックは受け取る側によっては、時代が古いとか。本人のいいところをもっと見るべき。この社員へのそもそもの教育に不備があったのでは。と感じる方もいらっしゃると思います。

確かに、外見に対して評価をする事に対しては様々な意見があると思います。
ただ現実としてクライアントや一瞬私もこの社員の体型、
特に健康管理に関して本人に意見したいと思う瞬間が多々ありました。現に自身の肌荒れが気になり業務に集中できなくなっています。
そしてクライアントは私たちの求める健康管理や体型維持の基準が制服が余裕を持って着られる程度と言う何となくの基準があって、そこに合わない人材にはお金は出さないよ。とジャッジされてしまったのです。
ただじゃあこのジャッジは正しいのか、間違っているのかと聞かれると、この社員の立場から見るとそう言う切り分けをする事にも疑問があります。

もしこの社員がこのままうちの会社で正社員になった時、最終的に辛くなるのは本人だと私は感じています。おそらく健康管理や体型、話す言葉に神経を注いだり、部下や後輩を持って何かを教えたり、設定されたゴールに向かってチームを引っ張る立場・仕事は本人にとって一時的にも非常に負荷が掛かる事だからです。
そもそもこの様な事に向き合う必要はない仕事はきっと沢山あると思うので、そこで働いていたらこの社員は自分の挑戦したい事に対して、直ぐ直すことの出来ない部分に対して強い修正を入れられる必要は無かったと思います。

ただ今回私たちがこの社員に対してオファーして社員が挑戦すると選択した、仕事はそうではありませんでした。
今後の事も話さなければいけないので、今回の結果とそのフィードバックを伝え、それに対してまず本人はどう思っているかを慎重に聞いて見る事にしました。
反応は以外なものでした。

本人は試験を受けられて、そして指摘してくれてむしろ良かった。
今まで気にしている事だったから。
自分がダメだとなんとなく思っていた事だったから、まぁそうだよなと思ってます。
自分の話になってしまうけど、これまで両親が離婚して、母親について行ったが母親は働きに行ってばかりで自分に関心を持ってくれる印象は少なかった。
母親に関心を全然持たれていないとは思ってはいないが大人と自分の事について深く向き合うという記憶はあまりなく、今回この試験を通して自分に沢山向き合ってくれた社長とすずめさんを見て沢山考えた事はあった。
時間は掛かるし二人にはご迷惑を掛けると思いますが、引き続きチャレンジして合格したいと思います。

個人的にはチャレンジしてくれて嬉しい反面どの様に学がある様な人材に育成したり、シェイプアップをさせるか悩みました。
私としてはとても時間の掛かる事なので、この社員を育成しつつ求人活動も強化する事を社長に提案したのですが
社長的はこれについて考えておらず、このままこの人員を育てるという判断を下しました。
社長がそう判断したので、ここは引き続き頑張るとして

この記事を見ている方に個人的な意見を伝えるとすると、
私がこの社員だったら新しい仕事を探す事も一つの手かなと感じました。
今こんなにも売り手市場な状況な中、もし本当に正社員として働いて行きたい。1日も早く正社員として働きたい。と考えているのであれば、いつ正社員にしてくれるか分からないうちにこだわる必要は無いからです。
この社員はフルタイムの社員ではありますが、急なシフト変更にも対応してくれますし売場の資材管理もしてくれています。またシフトが埋まらないと困る時期は出来るだけ他の社員達になるべくシフトに出てくれる様声を掛けてくれています。
こんなにも貢献してくれていて、時には正社員も頼りにする存在なのに話し方や体型にが主な理由で正社員として活躍できないのは納得がいかないからです。
私の知り合いには正社員でも様々な体系の方がいて、話し方も人それぞれですし、実際働いている所を見た訳ではありませんが本当にこの人正社員でやっていけてるのかな。思う方もいます。

あまり自分に対して出来ない所に目を向けるよりも、やれている事に対して価値を置いてくれる企業を探しながら
自分もそこに対して1つでもアピールできる実績を今の会社で積み上げたり、一度職務経歴書を作ってみて気になる企業や転職エージェントに出してみるのは有効な気がします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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