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塗ったり食べたり❗シマカンギクのオイル

山地や海辺に自生する菊の原種「シマカンギク」
通称「油ギク」と呼ばれるのは、火傷や切り傷の外用薬として、花を油に浸けて使っていたから。

今までは乾燥させてお茶として使っていましたが、今回オイルを作ってみました。
使う油は、胡麻油の白。
湯煎にかけて、じっくりと有用成分を油にとかします。

生の花だけ使います

薪ストーブの上で作りました。
鍋にオイルとシマカンギクを入れたボウルを浮かべ、70~80℃で約2時間。

ストーブのある方は、ストーブの上で作ってみて下さいね。

瓶に詰めると、黄金色の香り豊かなシマカンギクオイルが完成。

ヨモギに似た香りがします

シマカンギクは、市販の化粧水に配合されいて、肌トラブル(ニキビ、切り傷、火傷)等に良く、漢方古典「神農本草経」では、上品。
「久しく服すれば、血気を利し、身を軽くし、天年を延べる」とあり、長寿の薬とされています。

肌に付けると、スーッと馴染む感覚で、モチモチ艶肌になります。
また最初は、外用として使うつもりでしたが、この色と香りで「料理に使えるのでは?」と思い、茹でたブロッコリーに少し和えてみました。
写真を撮ってませんが、滑らかで香り高く、とっても美味しかったです。アサリのパスタ等にも合いそう。

自然界の旬の薬草を身体に取り入れるのは、採取→加工→料理→食べる、飲む、塗る
見て、触れて、香って、どの工程の時も幸せで楽しい時間。そして、生きた知恵が1つずつ増えていきますね。


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