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世界で一番苦しい場所から生まれた「喜びの町」

今日は前々回の話、「バジャイナ・モノローグ」、さらには、女性の暴力に反対する「バジャイナの日」をつくりあげた、イヴ・エンスラーこと、パワパワパワフルな”V”の話の続きをしていきます。

(^_^)☆

「バジャイナ・モノローグ」は、過去に77カ国の国で上映されていて、Vはアフガニスタン、サラエボ、ハイチ、コソボ……と世界中の女性たちの
バジャイナの物語にめぐり合っていきます。

そして、2007年にたどりついたのが、90年代から内戦が絶えない、アフリカのコンゴでした。

V自身、自らも暴力を体験し、そして、何百人という女性たちが体験してきた暴力を見聞きし、女性への暴力という”エピデミック”をすでに目撃していたVですが、コンゴの現状を目の当たりにした時、Vは、

「…コンゴはカラダの終わり、人間性の終わり、世界の終わりを示している場所だった…」と彼女の著書、”In The Body of The World”の中で語っています。

私たちがスマホやパソコン、ゲームに使う鉱物の資源がとても豊かなコンゴは、民族同士の内戦に加えて、2007年頃から鉱物の略奪戦争が加速し、
800万人もの人々が命を失い、その中で女性たちの身体は、ある地域を破壊するため、”戦争の道具”として使われるようになっていきました。

夫の前で妻がレイプされる。父親に娘をレイプさせる。80歳の老婆がレイプされ、足を砕かれてしまう。小さな女の子がレイプされ、膀胱が破けてしまう。

”不貞”を働いた女性たちは、村を出ていかなくてはならない。バジャイナと子宮を破壊され、羞恥心を植え付けられ、女性たちは村を追い出される。

家庭が壊れていく。そして、その村は破壊されていく…。そういう”戦術”として、女性の身体が使われ続ける。鉱物で潤う経済の豊かさのために、女性たちの身体が壊されていく。

ところが、Vはそこで出会った女性たちの中から生まれくる消えない炎、生きようとする力、夢を、ビジョンを見続ける力、癒されたいという強い思いに出会っていきます。

そんな女性たちの思いから生まれたのが、コンゴの東部にある町、ブカブ につくられた、「City of Joy」でした。

戦争のために壊された女性たちの身体が安心して癒されることができる場所。ダンス、歌、アートを通して、つながりを通して力を取り戻し、リーダーシップが取れる存在としてもう一度、自分の村に帰っていくこと。そんなコンゴの女性たちのサンクチュアリになっていく、

「City of Joy」がオープンされる予定の2ヶ月前に、Vは子宮癌を発見します。


あ!!また同じような最後の言葉で続きになってしまいました!!!

ハゥッ!!( ゚д゚)!!

でも、パワパワパワフルなVのお話し、ぜひ、続きを楽しみにしていてください♪

(^_^)☆

Netflixで”City of Joy”のドキュメンタリーが見られます。

映画の予告です↓↓↓
%url37%(https://youtu.be/VUnbtI1FpEY)

日本語字幕はまだないみたいなのですが( ; ; )英語OKな方、すごーくおすすめです♪

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