この国が一律給付金やベーシックインカムを渋るSimpleな理由

はい万年貧乏の自営業の僕。
働けど働けど苦しい世の中でありんす。
そりゃ当然。
サラリーだろうが、自営業だろうが苦しい時こそ税が重苦しく、閉塞感を与え、少ない稼ぎでも徴税され、裕福だろうと税を取られる。
産まれて死ぬまで國という会社の1従業員に過ぎず。
國という強制力のお化けに搾取され続け、例え億万長者になろうとも搾取側、つまりは国側にいないといつでも転落の憂き目にあう。

そして國はいくら不人気だろうと、身内は守る。
例えば喫緊の例だと石原の内閣官房参与に人事。
問題発言や問題行動をしても比例復活。
はたまた選挙に勝つためには裏金要求される。
まさに金金金。
税金が良いように使われてる。
私どもの血税は見事に無駄な使い方で消えて行く。
会社で言えば毎日豪遊したり、無駄な車や家を会社の金で買う、そんな社長の為にせっせと労働する従業員。
そんな処だこの國は。

と國の現状はそんなもので何故配らないのか?である。

それは資本主義とは借金をして成長をすると言うモデルケースを是としているから。

國の借金といわれる政府の負債を見れば解る通り多額の借金で國を維持しているでしょ?
アメリカだってそう。

例えば借金をして家や車や高価なアクセサリーを買う、それの返済の為に働く。
欲を叶えるために借金をして欲を満たすと言うのが資本主義の一つの側面。

もう一つの側面が価値基準の変革である。
所謂ブームと言ったりバブルと言ったりする価値である。
オークションと言っても良いだろう。
資本主義には投機と呼ばれる怪しげな魔術がある。
初期はチューリップの球根に始まり、最近では絵画や土地やゴルフ券やブームのオモチャや骨董品等々物じゃなくても、仮想通貨やメタバースでも、株式でもありとあらゆるモノで可能な魔法だ。

その物の本質的価値とは別にブームやレアリティやプレミアムと言葉を変え付加価値という虚像を作る。
充分な利益の最大化がなされたら刈り取られるのである。
この魔法は単純だが明確に利益をごっそり頂けるし、副産物として勝者に与えられる物も絶大だ。
例えば刈り取られ価値が暴落した物やサービスを得た利益で買い取るとどうなるだろう?
全てまるっと頂きという訳である。
その為に借金して吊り上げるだけ吊り上げられても勝てば借金はチャラになり、勝者以外は弁済という地獄が待っている。
つまりは勝てば永続的労働者も獲得出来るわけだ。
これを国が仕掛けていると言ったら貴方は信じますか?
だいたいの人は信じられないでしょう。
しかしテレビやネットの広告が消えないのは何故でしょう?
力の強い政党や権力者ばかりが広告に出るのは何故でしょう?

このように金金金。
借金で労働力の確保。
欲を満たす為に金を稼ぐ。
より短時間で稼ぐ為のギャンブルが蔓延る中で国がベーシックインカムや一律給付金を渋るのはそりゃそうでしょうよと思うでしょ?

だって国民に金なんか配ったら?借金が減るなら欲も減る。
労働力や労働意欲は減る。

もし現状でベーシックインカムをしたらなるべく借金をしない方向に舵を切る人が増えるでしょう。
つまりは高額な物が売れない。
もしくは高額な物を買うための短期の労働に従事し、金が貯まれば辞めていく。
労働市場が不安定になり安定的で低賃金の仕事を嫌がる事になり、必要な欲を叶えるために最短の労働が魅力的になり、最賃の労働は見向きされなくなる訳で最賃で働く労働者は激減するだろう。

今の非正規や派遣に一律に10万配ったら今まで通りに働いてくれる割合ってどれだけ残りますか?
僕なら暫くはそれで働いても、最短で稼げる仕事につくためにスキルアップの時間作りに10万をあて、最賃から抜け出しますね。

生きてく最低限度の金銭があるのだから、やり方次第では週一回の労働で暮らせるでしょう。

その様な事になれば趣味に忙しい人には天国だが、働く事しかして来なかった人間には労働市場の激変に動揺する人もいるでしょう。
また労働者の確保も大変になる。
それなら働かないと食えないという単純な動機付け社会が国民に金を配れば国益を損ねてしまうと考えますわな。

まぁその様なレトリックから金を配るのを限定したり、議論を先延ばしたり、コロコロ変えて有耶無耶にしたいのが本音でしょう。

詰まる所は配られないだろう位に思ってあてにせず、一々政府の言動に目くじら立てるより、こんな屑なんだと考え、この世にも恐ろしい煉獄の炎に身を焦がさす。
あいつらいつかやる位に思って、日常の些細な事に楽しみを見出だした方が心の健康に良いでしょう。

アホに期待するほど馬鹿げた事は無い。
どうせこの国のやり方は下手くそで利権と中抜きの私利私欲まみれのお役人しかおらんのだから。
正義の志を喰らって育つ資本主義の魔物にこの國は乗っ取られているのだから。

日常に我幸見出だしたまへ

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