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アジアカップ2023 基礎情報 Pt.1
《2023アジアカップ大会概要》
いよいよ、2019年以来となるアジアカップが、2022ワールドカップの開催国だったカタールで2024年1月12日に開幕する。
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2023年6月16日から7月16日の日程で中国にて開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、開催地をカタールに変更となった。また、夏の大会実施が難しいことから2024年1月〜2月の開幕となった。
◆アジアカップとは?
アジアカップは、アジア地域の大陸選手権大会として1956年に第1回大会が香港で行われ、以降ほぼ4年ごとに開催されている。
世界に6大会ある各大陸サッカー連盟の選手権では、1916年に始まった南米選手権(コパ・アメリカ)に次いで古い。
◆歴代優勝国
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◆優勝回数
4回 日本
3回 イラン
サウジアラビア
2回 韓国
1回 イスラエル
クウェート
イラク
オーストラリア
カタール
◆直近3大会結果
・2019年 開催国 UAE
優勝 カタール 準優勝 日本
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・2015年 開催国 オーストラリア
優勝 オーストラリア🇦🇺 準優勝 韓国🇰🇷
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・2011年 開催国 カタール
優勝 日本🇯🇵 準優勝 オーストラリア🇦🇺
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◆大会ルール/形式
この大会には、合計24カ国が参加し、各組4カ国ずつ総当たりのグループステージを実施。各組の上位2カ国と各組3位のうち成績上位4カ国、合計16カ国が決勝トーナメントに進出する。
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◆予選リーグ 組み分け
〈グループA〉
◎カタール(61位)※開催国
◯中国(81位)
タジキスタン(109位)
△ レバノン(99位)
〈グループB〉
◎オーストラリア(29位)
◯ウズベキスタン(74位)
△ シリア(90位)
インド(101位)
〈グループC〉
◎イラン(24位)
◯UAE(72位)
香港(147位)
パレスチナ(93位)
〈グループD〉
◎日本(20位)
インドネシア(149位)
◯イラク(67位)
△ ベトナム(95位)
〈グループE〉
◎韓国(27位)
マレーシア(138位)
△ ヨルダン(84位)
△ バーレーン(85位)
〈グループF〉
◎サウジアラビア(54位)
△ タイ(114位)
キルギス(96位)
◯オマーン(73位)
※◎当確 ◯有力 △可能性あり
◆注目チーム
優勝候補としてあげられるのは、昨年のワールドカップに出場した6カ国(日本、韓国、オーストラリア、サウジアラビア、カタール、イラン)が本命だろう。
◎カタール(FIFAランキング56位)
出場歴:7大会連続11回目
最高成績:優勝(2019)
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地元開催国で、連覇を狙う前回大会王者。
昨年、開催された2022カタールワールドカップでは、開催国(初出場)ながら、グループ予選で敗退している。
開幕を約1カ月前にして、2026年までの契約を締結していたカルロス・ケイロス前監督の退任を発表。後任にはスペイン人指揮官のタンティン・マルケス監督が就任。
大会前最後の強化試合であったレバノン戦で逆転負けを喫しており、不安が残るなかで開幕を迎えることになりそう。
注目選手は、前回大会で大会新記録となる9得点を挙げ得点王となり、MVPに輝いたアルモエズ・アリ。
《カタール代表 代表メンバー》
▼GK
サアド・アッ・シーブ(アル・サッド)
サラー・ザカリア(アル・ドゥハイル)
マシャアル・バルシャム(アル・サッド)
▼DF
ロー・ロー(アル・サッド)
アルマフディ・アリ・ムフタル(アル・ワクラ)
タレク・サルマン(アル・サッド)
ルーカス・メンデス(アル・ワクラ)
ホーマム・アハメッド(アル・ガラファ)
バッサム・アル・ラウィ(アル・ラヤーン)
ブアレム・クーキ(アル・サッド)
スルタン・アル・ブレーキ(アル・ドゥハイル)
▼MF
モハメド・ワエド(アル・サッド)
アブドルアズィーズ・ハーティム(アル・ラヤーン)
アリ・アサダラ(アル・サッド)
ハサン・アル・ハイドゥース(アル・サッド)
アーメド・ファテヒ(アル・アラビ)
モスタファ・タレク(アル・サッド)
ジャセム・ゲイバー(アル・アラビ)
カレド・モハメッド(アル・ドゥハイル)
▼FW
アフマド・アラエルディン(アル・ガラファ)
ユスフ・アブドゥリサグ(アル・サッド)
アクラム・アフィフ(アル・サッド)
ハーリド・ムニール(アル・ワクラ)
イスマエル・モハマド(アル・ドゥハイル)
アルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)
アハメド・アル・ガネヒ(アル・ガラファ)
▼監督
タンティン・マルケス
◎サウジアラビア(FIFAランキング56位)
出場歴:11大会連続11回
最高成績:優勝 (1984,1988,1996)
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2022カタールワールドカップでは、予選リーグで、優勝したアルゼンチンに黒星をつけた唯一のチーム。周知の通り、クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、マネ等のスター選手がサウジアラビア・リーグに流入したこともあり、現代サッカー界で“最もホットな国”の一つとして認識されている。
また、昨年8月、元イタリア代表監督マンチーニ氏を新たに監督に着任している。
特徴的なのは選手の所属クラブで、全プレーヤーがサウジアラビア国内でプレーしていることに加え、アル・ナスルやアル・ヒラルなど軸となるチームを中心にした編成となっていることから、連携面での仕上がりにも期待が持てそうだ。
因みに、次回2027年のアジアカップの開催国である。
《サウジアラビア代表メンバー》
▼GK
ナワフ・アル・アキディ(アル・ナスル)
ラグド・アル・ナジャール(アル・ナスル)
アーメド・アル・カッサル(アル・ファイハ)
▼DF
ファワズ・アル・スコール(アル・シャバブ)
アウン・アル・サルーリ(アル・タウウン)
アリ・ラジャミ(アル・ナスル)
アリ・アル・ブライヒ(アル・ヒラル)
サウード・アブドゥルハミド(アル・ヒラル)
ハッサン・カデシュ(アル・イテハド)
ハッサン・アル・タンバクティ(アル・ヒラル)
▼MF
イード・アル・ムワラド(アル・オクドゥード)
ムフタール・アリ(アル・ファテ)
アブドゥレラー・アル・マルキ(アル・ヒラル)
サレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル)
アッバス・アル・ハッサン(アル・ファテ)
アブドラ・アル・カイバリ(アル・ナスル)
サミ・アル・ナジェイ(アル・ナスル)
アブドッラフマーン・ガリーブ(アル・ナスル)
ファハド・アル・ムワッラド(アル・シャバブ)
モハメド・カンノ(アル・ヒラル)
ナセル・アル・ドーサリー(アル・ヒラル)
アイマン・ヤヒヤ(アル・ナスル)
ファイサル・アル・ガムディ(アル・イテハド)
▼FW
フィラース・アル・ブライカーン(アル・アハリ)
サレー・アル・シェフリ(アル・ヒラル)
アブドラ・ラディフ(アル・シャバブ)
▼監督
ロベルト・マンチーニ
◎イラン(FIFAランキング56位)
出場歴:15大会連続15回目
最高成績:優勝(1968 ,1972 ,1976)
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3度に渡りアジアの頂点に立ったイラン代表は、半世紀ぶりの本大会制覇に向け、攻撃陣に強力なタレントを揃えた。ゼニトとレヴァークーゼンで実績を残し、今シーズンからローマに活躍の場を移したアズムンを筆頭に、代表通算41ゴールを挙げているタレミ、ロシアリーグで活躍中のモハマド・モヘビなど、個性あふれるアタッカーが並んでいる。また、FIFAワールドカップカタール2022終了後は、親善試合を含め現在9試合連続で得点をマークしながら無敗を維持している。
▼GK
アリレザ・ベイランヴァンド(ペルセポリス)
パヤム・ニアズマンド(セパハン)
ホセイン・ホセイニ(エステグラル)
▼DF
サデグ・モハラミ(ディナモ・ザグレブ)
ショジャー・ハリルザデー(トラクター)
ミラド・モハマディ(AEKアテネ)
ホセイン・カナーニザデガン(ペルセポリス)
マジード・ホセイニー(カイセリスポル)
アリア・ユセフィ(セパハン)
サマン・ファラー(ゴル・ゴハール)
▼MF
エフサン・ハジサフィ(AEKアテネ)
サイード・エザトラヒ(ヴェイレ)
アリレザ・ジャハンバフシュ(フェイエノールト)
オミド・エブラヒミ(アル・シャマル)
サマン・ゴドス(ブレントフォード)
ルーズベ・チェシュミー(エステグラル)
メフディ・トラビ(ペルセポリス)
アリ・ゴリザデ(レフ・ポズナン)
モハマド・モヘビ(ロストフ)
ラミン・レゼアン(セパハン)
▼FW
メフディ・タレミ(ポルト)
カリム・アンサリファルド(オモニア)
レザ・アサディ(セパハン)
メディ・ガイディ(イテハド・カルバ)
サルダル・アズムン(ローマ)
シャフリヤール・モガンロウ(セパハン)
▼監督
アミール・ガレノイー
◎オーストラリア(FIFAランキング56位)
出場歴:5大会連続5回目
最高成績:優勝(2015)
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2022カタールワールドカップでは、16年ぶりに決勝トーナメント進出を果たした。 2大会ぶり2度目のアジア制覇を目指すオーストラリア代表は、AZに所属するGKマシュー・ライアンを中心に、ヨーロッパで活躍するプレーヤーを数多く選出。また、Jリーグからは新潟のトーマス・デンと町田のミッチェル・デュークが召集されている。親善試合を含めると現在3連勝中。
▼GK
ジョー・ガウチ(アデレード・ユナイテッド)
マシュー・ライアン(AZ/オランダ)
ローレンス・トーマス(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
▼DF
ナサニエル・アトキンソン(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
アジズ・ベヒッチ(メルボルン・シティ)
ジョーダン・ボス(ウェステルロー/ベルギー)
キャメロン・バージェス(イプスウィッチ/イングランド)
トーマス・デン(アルビレックス新潟/日本)
ゲシン・ジョーンズ(ボルトン・ワンダラーズ/イングランド)
ルイス・ミラー(ハイバーニアン/スコットランド)
キー・ロールズ(ハート・オブ・ミドロシアン/スコットランド)
ハリー・サウター(レスター/イングランド)
▼MF
キアヌ・バッカス(セント・ミレン/スコットランド)
ジャクソン・アーバイン(ザンクト・パウリ/ドイツ)
ライリー・マッグリー(ミドルズブラ/イングランド)
コナー・メトカーフ(ザンクト・パウリ/ドイツ)
エイデン・オニール(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
パトリック・ヤズベック(バイキングFK/ノルウェー)
▼FW
マーティン・ボイル(ハイバーニアン/スコットランド)
ミッチェル・デューク(FC町田ゼルビア/日本)
ブルーノ・フォルナローリ(メルボルン・ビクトリー)
クレイグ・グッドウィン(アル・ウェダ/サウジアラビア)
ジョン・アイルデール(ヴェーエン・ヴィースバーデン/ドイツ)
サミュエル・シルヴェラ(ミドルズブラ/イングランド)
マルコ・ティリオ(セルティック/スコットランド)
クシニ・イェンギ(ポーツマス/イングランド)
▼監督
グラハム・アーノルド
◎韓国(FIFAランキング56位)
出場歴:8大会連続15回目
最高成績:優勝(1956,1960)
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1960年以来3度目のアジア制覇に向け、欧州組を数多く含む豪華なメンバーが選出されている。
“アジアの虎”の絶対的なエースであるソン・フンミンはもちろん、ナポリのスクデット獲得に貢献して今季からバイエルンで活躍するキム・ミンジェや、ウルヴァーハンプトンで好調を維持するファン・ヒチャン、“韓国の至宝”との呼び声が高いパリ・サンジェルマンのイ・ガンインなど、強力なタレントが充実。実績十分なクリンスマン監督の手腕にも注目が集まる。
▼GK
キム・スンギュ(アル・シャバブ/サウジアラビア)
チョ・ヒョヌ(蔚山現代)
ソン・ボムグン(湘南ベルマーレ/日本)
▼DF
キム・ヨングォン(蔚山現代)
キム・テファン(蔚山現代)
ソル・ヨンウ(蔚山現代)
チョン・スンヒョン(蔚山現代)
キム・ミンジェ(バイエルン/ドイツ)
キム・ジュソン(FCソウル)
キム・ジス(ブレントフォード/イングランド)
キム・ジンス(全北現代)
イ・ギジェ(水原三星ブルーウィングス)
▼MF
ムン・ソンミン(全北現代モータース)
パク・ジンソプ(全北現代モータース)
パク・ヨンウ(アル・アイン/UAE)
ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)
ヤン・ヒョンジュン(セルティック/スコットランド)
イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン/フランス)
イ・スンミン(光州FC)
イ・ジェソン(マインツ/ドイツ)
チョン・ウヨン(シュトゥットガルト/ドイツ)
ファン・インボム(ツルヴェナ・ズヴェズダ/セルビア)
ファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ホン・ヒョンソク(ヘント/ベルギー)
▼FW
オ・ヒョンギュ(セルティック/スコットランド)
チョ・ギュソン(ミッティラン/デンマーク)
▼監督
ユルゲン・クリンスマン
◆決勝トーナメント予想
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順当にいけば、日本は準決勝までは行けそう。
準決勝での対戦相手は、準々決勝で対戦が予想されるオーストラリアとサウジアラビアの勝者でしょう。
また、もう一方のブロックは、準々決勝で対戦するイランvs韓国、カタールvsオマーンorウズベキスタンの勝者が対戦することになりそう。
過去の歴史から紐解いても、ほぼほぼ大きな波乱が起きないと予想されるが、思わぬダークホースが出現する可能性も捨てることはできない。2022カタール W杯アジア最終予選で日本相手に大金星をあげたオマーンやアンダー世代での実績のあるウズベキスタンあたりは警戒が必要でしょう。
「Opta」のが予想だと、日本代表がアジアカップを優勝する確率は24.6%となっている。
①日本(17位):24.6%
②韓国(23位):14.3%
③イラン(21位):11.2%
④オーストラリア(24位):10.7%
⑤サウジアラビア(56位):10.6%
⑥カタール(58位):9.8%
・UAE:2.9%
・ウズベキスタン:2.5%
・イラク:2.4%
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Pt.2では日本代表編をお届けする予定です⚽️✨
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