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ジブン株式会社 資源配分とPPM分析 (マネジメント#10)

こんにちは。
とりまめです。

昨晩はまだまだ寒さが残る中、白い息を吐きながら自宅でBBQをしました。
それでも子供達は屋外で食べるという非日常が好きなようで、最近はどうしても家事系に関しては効率を求めるがあまり淡白になりがちでしたので、食に対してもバリエーションを持たせて、本当の意味での「豊かな食卓」にしていきたいなぁと感じたところです。

さて、今日は月に一回の自分の中での計画有休ということで3連休プラス1日の4連休最終日となっています。
月曜日の気が重いみなさんの気分を害したならごめんなさい。

そんな今日の1日の目標は、週末の木下斉さんのプレミアムVoicyの【ジブン株式会社経営のすゝめ】の課題である「資源配分とPPM分析」をしてみたいと思います。


企業戦略の基本、資源配分を考える

先週の放送で触れたポジショニングを認識し、ブルーオーシャンを選択していこうというのは極めて大切な枠組みです。同時に、ジブン株式会社としてはポジションという外的環境だけでなく、自分自身というリソースをもとに差別化を考えることも必要になります。

企業戦略の基本は「資源配分」。ジブンでいえば「お金」と「時間」が資源ですね。これを棚卸しして、先週まで整理してきたことを実現するうえで適切な配分になっているか点検しましょう。

[ジブン株式会社経営のすゝめ : 05 ]企業戦略の基本、資源配分を考えよう(2024/2/24 #1055)「概要欄」より引用

木下さんはジブンを優位にポジショニングするには、資源配分(時間と金)においては特に「時間の使い方」が重要で、時間を意識してうまく使えるようになろうと言います。

同じうまくいった案件でも、意識して計画的にやってうまくいったのか、結果としてうまくいったのかでは全然違うと言っていて、激しく共感します。
後者では再現性がないですからね。結果オーライではないんです。

特に私のような公務員は給料から税金や社保が源泉徴収され、景気により大きく給与変動がありません。
そういった変化に気付きにくい仕組みが労働契約の怖いところで、結果、何にジブンという資源配分をしているかを考えない理由になってしまいます。
それゆえに労働市場におけるジブンの価値が劣化していることに気付かず、転職も起業もできない状況になってしまいます。

そこで、まずはジブン資源の「お金と時間」を何に費やしているかを、平日と休日の2つに分けて棚卸しすることから始めてみます。

ジブン資源配分の棚卸し

平日の資源配分
 お金 
  仕事:Voicyプレミアム課金、プレジデント購読課金、オンラインサロン 
     課金
  家庭:食材の買い出し(不足分)、車の燃料費、サブスク課金(音
     楽)、子供の教育費(習い事含む)
 時間
  仕事:Voicyを聴く、Podcastを聴く(news)、Voicyコメント返し、
     読書(図書館、プレジデント)、note(ほぼ)毎日投稿、英語、
     ランニング(週3〜4)
  家庭:愛犬散歩、洗濯、風呂掃除、コーヒドリップ、夕食作り

休日の資源配分
 お金
  仕事:なし
  家庭:食材のまとめ買い、昼食(外食、息子の部活用)
 時間
  仕事:Voicyを聴く、Voicyコメント返し、読書(図書館、プレジデン
     ト)、note(ほぼ)毎日投稿、英語(アプリ)、木下ゼミの課題
     に取り組む、ランニング(トレイル)、珈琲焙煎
  家庭:息子の送迎、娘の習い事送迎、愛犬散歩、洗濯、風呂掃除、コー
     ヒドリップ&焙煎、買い物、夕食作り、庭手入れ(期間限定)

こんな感じです。

ジブン株式会社の仕事面でのお金の使途は、Voicy周りの課金がほとんどです。読書では、私はほぼ図書館からのレンタルで済ませており、これはと購入書籍やプレジデントに関しても、妻の会社の福利厚生費(図書費があるんです!)で賄っており、ほぼ費用がかかってないことに気づきました。

しかし、以前は仕事に関する研修に手当たり次第自費で参加していました。
これは2〜3年間ほど続き年間約30万以上は使っていたように思います。
今としては自己投資となっていて、今の職場でのレアなポジショニングに成功していますが、当時は妻からチクチク言われることもしばしば。
そりゃそうですよねww  妻からすると、どれが必要な研修かわかったものじゃないので。
#消火、救急、救助のありとあらゆるものに泊まりつきで参加していたので(^_^;)

それもあって、今は自分の関心がよりマクロな消防行政や政治経済、歴史に移り、私生活でも子供教育やマネリテ向上に繋がっているんだと思います。
本当に妻に感謝です。

仕事面での時間の使い方は、平日も休日もあまり変わりません。
これは、息子が中学に上がったことで、ジブンの休日の時間が確保できたことが大きいです。空いた時間はほぼ自己投資にまわしており、家事・散歩・ランニング中は全てVoicyやPodcastでインプットしています。

家事のポイント

ここがポイントですが、家事に関しては夫婦で同じことができるというのが大きいです。
一応、家事分担もルーティンは決まっていますが、基本は2人がなんでもできるので、ルール化せずにいいようにまわっているような気がします。
朝食と3人分の弁当は完全に妻が担当、夕食は早く帰宅した方が作る(ほぼ私)、休日は食べたい料理により作りたい(得意な)方が作るといった感じです。

資源配分のうち、家庭部分に家族経営の妻から不満がないことで、仕事面にリソースを割ける時間を確保することに繋がっているんだと思います。

家族経営もよく似ている

もう1つの大きなポイントは、家族経営の妻もこの資源配分の構成要素が基本同じというところです。
違うところは、プレミアムVoicyの課金先(逆に休日にシェアできる)、note発信しているか、ランニングを趣味としているかくらいです。

この良いところは情報ソースがほぼ一緒なんで、情報リテラシーが同水準になること、経営方針が同じ方向を向いているということです。
そして、お互いに家事をする時間がマイナスでなく、耳活(Voicyを聴く)をする時間になっているので、「やらされ感」がないというところ。
このあたりの歯車がうまく回っている気がします。

PPM分析を用いて資源配分を決める

さて、ここからは日曜日に配信されたPPM分析をもとに資源配分について分析していきます。

PPM分析は事業会社が自分たちの事業の立ち位置を整理し、資源配分の優先順位をつけるために用いる方法です。
この方法はボストン・コンサルティング・グループが1970年代に提唱した「Product Portfolio Management(プロダクトポートフォリオマネジメント)」の略称として知られています。

横軸と縦軸にとる内容をジブン株式会社では以下のように置き換えて考えてみましょう。

市場成長率の置き換え: 個人の成長潜在力と労働市場での評価率
市場成長率は、一般的にその市場がどれだけ速く成長しているかを示します。ジブン株式会社においては、これを個人の成長潜在力かつ労働市場で評価が高まる成長率と見なすことができます。具体的には、新しいスキルの習得速度、キャリアでの昇進の速さ、学習や個人開発の取り組みが生み出す成果の増加率などがこれにあたります。

市場占有率の置き換え: 個人の影響力または専門性
市場占有率は、特定の企業が市場全体の中でどれだけのシェアを占めているかを示します。個人のコンテキストでは、自分の専門性や影響力が特定の分野やコミュニティ内でどれだけの「シェア」を占めているか、つまり、あなたのスキルや知識がどれだけ認知され、尊重されているかに置き換えることができます。これは、職場での立場、業界内での評判、SNSやnoteなどオンラインでのフォロワー数によっても測定されるかもしれません。

これらをもとにしてジブンの時間とお金を使っている対象が、どのような状況にあるのかを4つのマトリクス
● 花形(Star)
● 金のなる木(Cash Cow)
● 問題児(Problem Child)
● 負け犬(Dog)
のどのあたりにあるのか、を置き換えていくと今の使っている時間とお金をどこにもっと力を入れておくべきなのか、を理解できるでしょう。

[ジブン株式会社経営のすゝめ : 06 ]PPM分析を用いて資源配分を決めよう!(2024/2/25 #1056)「概要欄」より引用

4つのマトリクスで考える

[ジブン株式会社経営のすゝめ : 06 ]PPM分析を用いて資源配分を決めよう!(2024/2/25 #1056)より引用

花形(Star)

花形は、市場成長率および市場占有率(マーケットシェア)ともに高く、まさに「花形」と呼べる事業です。
市場占有率(マーケットシェア)が高いために利益を出しやすいものの、市場成長率が高いために競争が激しい状態となっています。
【例】IT関連企業におけるソフトウェアやアプリケーションの開発、サブスクリプション方式における音楽やゲームの配信事業など

・投資することを躊躇した途端に競合他社にマーケットシェアを奪われる
・継続的かつ積極的な投資が必要不可欠

金のなる木(Cash Cow)

金のなる木は、市場成長率が低く新規参入も少なくなっているために競争は穏やかになっていて、積極的な投資は必要とされません。
その一方で市場占有率(マーケットシェア)が高く、安定した利益が出しやすい状態です。
【例】鉄道や航空、電気、ガスといったインフラ関連事業など

・新規参入企業も限られている
・一度利益を発生させる仕組みを構築すれば、あとは同様の作業を行うだけで利益が発生する

問題児(Problem Child)

問題児は、市場成長率が高く、競争が激しく、積極的な投資が必要とされる一方、市場占有率(マーケットシェア)が低いために利益が出しにくい状態です。
ただし市場占有率(マーケットシェア)を高められれば、将来的に花形や金のなる木になる可能性があり、他の事業によって得られた余剰の資金を積極的に振り分けていくことが重要です。
【例】SaaSやネット証券、AIなどの関連事業など

・マーケットシェアを獲得できれば花形へと成長させられる可能性がある

負け犬(Dog)

負け犬は、市場成長率が低いために投資は必要とされないかわり、市場占有率(マーケットシェア)が低いために利益も出ない状態です。
事業の成長が見込めないため、事業を整理し、それによって余剰となった資金を花形や負け犬の事業に分配していくことが、経営判断として適切な場合があります。
【例】出版業界や製造業界など

・製造業界においては年々AIやロボットなどを導入する企業が増えており、製造工程の自動化に伴う人員削減が進んでいる
・観光業は新型コロナをきっかけに市場規模が縮小したが、インバウンド観光客が戻ってきており、「問題児」に変わってきている

ジブン株式会社で考える

まだ定款や設立趣意書の策定には至っていませんが、現在経営戦略は3本柱で考えています。
#分析を進めてなんとなく見えてきたので近々策定予定です

1 消防防災部門
 
現在の消防士という仕事を縦に横に展開し、働ける限り地元のために最高の防災サービスを提供できる組織にします。

 この部門においては、組織内である程度特異なポジショニングを取れており、今後のキャリアもレアなポジショニングをとる予定であり、組織内では「金のなる木」に位置すると思います。

 しかし、後輩にいいバトンを渡すために全国的に知名度を上げていきたく、全国的に見た場合は「問題児」に位置しており、「花形」に移行するには私の『マネジメント力・マーケティング力』が必要になります。

2 地方創生部門
 
私の暮らすまちを盛り上げて、人が集まり子育て世帯が移り住むまちにしたいと考えています。

 まちの人々と繋がり、安心して暮らせるまちにするために、まちのIPである「温泉×うどん×芸術」を打ちだせるように、今年は地域のイベントやコミュニティに積極的に参加します。
 そしてジブン株式会社としては、民泊(ゲストハウス)×本屋×珈琲焙煎をキーワードにこれから物件再生の研修をしながら経営戦略を練ろうと思います。

 ポジションとしては、観光業の盛り上がりを踏まえ「負け犬」か「問題児」でしょうか。国内外の様々な情報を取りながら資源配分を考えていこうと思っています。

3 家族経営部門
 
新年度からは、夫婦でキャリアアップをするので働き方が急激に変化し家族経営部門のマーケットシェアが変化することが予想されます。どうしてもジブン株式会社の経営時間が家族経営部門に取られてしまうので、他部門にリソース配分できるように注意する必要があります。

 しかし、ジブン株式会社の基幹部門であり、子供経営には十分なリソースが必要となります。ポジションは「問題児」に位置しますが、しっかりと時間というリソースを確保して「花形」部門に成長させたいです。


いかがだったでしょうか。
今日は時間をかけて、2つの課題をやってみました。
ジブン軸になるものを部門に分けてやってみましたが、やはりこれから進めていきたい部分は、ジブンとキャリアがない新規事業部分なのでPPM分析をしても意味ないのかなぁと実感しました。

しかし既存の事業に関しては、資源配分を考えるいい機会となり、新規事業を進めていく中での配分をイメージできて、とてもいい分析になりました。
#使い方があっているかは謎ですがw

そして、先延ばしにしていた「とりまめ株式会社定款、設立趣意書」を近々書いてみようと思います。
先にSWOT分析、5forces、ポジショニング、資源配分、PPM分析をしてみることで全体像が見えてきたような気がします。

今日も最後まで読んで読んでいただきありがとうございました。
それではまた明日。

 


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