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鼻垂れの夏休み

相変わらず
暑い毎日を過ごしておりますね。
私が小学生の頃は夏の気温が30度に近くなると
こりゃえらいこっちゃ!!!ってほど大事件だったので
あの頃の夏は今からすると涼しかったのですね。

それだけ環境の変化が起きている。
それでも虫たちは託されたを夏一杯
輝かせようと必死になっていて
なんか格好ええやん。

夏の変化はなにも環境だけではなくて
夏休みの過ごし方というか捉え方と言うか
こういうのも変わってきてるな~と思います。
周りのママさんから聞こえてくるのは
『夏休みどうしよう・・・
 何しよう・・・
 どこ連れて行こう・・・』
なんかもう夏休みって子供にとってパラダイス化してる。

夏休みって
冷暖房が完備されていない校舎で学びを続けることが
健康面における観点からも危険だから
家庭で学習をし
この期間を通して普段の学校生活では体験できない学びをする
という目的があるんですな。

我が一族の夏休みの過ごし方は
まるで軍隊!!!なんてことはないけど、
ある種この夏休みの目的をしっかりと慣行するスタイル。

朝起きて間に合えばラジオ体操
ハンコ係は愛しのおジィのお仕事です。
ラジオ体操が終わったら畑にいるおばぁのところに行って
草引き(抜き)の手伝いをしたり
ただただ遊んだり。
今でいうアーシングってやつですな。
そんなオシャレちゃうかったけど。
そんなこんなしてる間にだいたい全員起きてくる。

朝ごはんは自分でやります。
誰も何もしてくれないのではなく
自分のことは自分でする。
パンを焼いてもいいし、
おにぎりでもいいし、
らーめんでも焼きそばでもうどんでもいい
とにかく自分でする。
冷蔵庫のものは勝手に何でも使ってよかった。
ほんと、着席しても全員ばらばらの朝ごはん。
思えば私が小学生になる頃には
チーム鼻垂れの先輩方はすでにそうしていたのもあって
調理場に立つことが当たり前だったから
包丁も火もすでにお友達感があったけど
初めての包丁!!!!とか記憶にない!!!!!
ドキドキしたのかなぁ。。。。。。。。。凹

朝ごはんが終わったら
まずは机上の勉強タイム。
私の地域では”夏の友„と呼んでいた夏休みの宿題集と
別で出される宿題と
教員であった叔父がそれぞれの弱点にあった課題を
後生大事(嫌味)に作成してくれて
10時までしっかりへばりつかれて実践
ほんと、後生に役立てばよいが
まったく今世にて身になっていないこの勉強・・・・・
今や肉体から解放された叔父もあきれ顔でしょうよ!!!
すまん!!!

10時半には一回おやつタイムがあって
だいたいスイカとか
トマトとかそういうみずみずしいものを食べてた。

スイカの種は常に大地に寄付していたので
3日後くらいにはそこいらでぽこぽこ芽が出て
ジィちゃんが
『あ~~~~~、けっ!!』って言いながら摘んでたね笑
言うて自分も大地に種を寄付してたからね。
我らみな、じぃに似たのね。

お昼を食べたら今度は
体育や図画工作的な時間で
課題の絵を描いたり
観察日記を書いたり
コースを決められてマラソンさせられたり笑
おばぁの畑の手伝いや
おジィのたんぼの手伝い
夜のおかずに必要なものを買い物に行って
その金額を帳簿につけてみたり
お菓子作りが得意な叔母と一緒に
みんなでおやつを作って調理実習をしたり
植物を使って染め物をしたり
牛乳パックを粉々にして
はがきを作ったり
とかく昼からはワーク的学びの時間。

もちろん時には海に行ったりもしたけど
海や山に出かけるのは夏休みと言えども土日。
つまり大人もともに休みの日だけ。

15時頃にはおやつの時間♡
この時は
調理実習があれば作ったものを食べるけど
そうでなければおばぁの畑に出動
小さなかごに
塩・マヨネーズ・ワサビ・からし
(調味料のチョイスがな、渋いよね笑)
鼻垂れ長男誘導のもとみんなでおばぁのもとに行って
実った野菜や果物を用水路で洗って食べる。
基本は自分たちで収穫させてくれるけど
時にはおばぁが先に採っておいて
水路で冷やしておいてくれたりする。

個人的には
プチトマトを大葉で包むようにして
口に入れるのが好きだった。
人気だったのはやっぱイチジクとデラウエア。
デラウエアはなんか
幼いながらにみんなして
一気に食べたらあかんもんやと思ってて
ひと房を7人でちびちび食べて
皮をぺっぺしてた。

おやつの時間がおわったら
やっと遊び!!!!!!!笑
まぁ午後の時間なんてほぼ遊びのようなものだったけど
晩ご飯までの時間が各自好きに遊ぶ時間。

17時にはNHKのニュースを見ながら
晩ご飯を食べて
順番にお風呂に投げられて笑
19時にはもうみんなテレビの前に勢ぞろい。
20時にはおジィがテレビの権利を掌握するので
この1時間で大体アニメとかそういうのを
寝転んでみる。
21時には就寝。

でも
土曜日だけは例外で
大人も子供も全員揃ってふしぎ発見を見るために夜更かし。
なんて健全な日々を過ごしていたのか!!!!笑

これが基本ルーティン。
鼻垂れたちが成長して時には旅行に行ったりなんだりして
変化もしてきたけど
夏休みはパラダイスと言うよりも
監視のきつい塾みたいなもんだった。
しかし
夏休みの目的はしっかり達成できていたね。

今の時代
特に、リモート学習が採用されているこのコロナ渦は
夏休みよりお盆休みでいいんじゃない??
って思ったりするけど
子ども達も疲れているだろうし、
ある意味ではネット環境から距離を置く時間が
必要かもしれませんね。

気が向いたら
我が鼻垂れたちの様な
寺子屋的夏休みを実践してみては?笑

最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの人生の貴重な時間を
下さったことに感謝します。

まだまだ暑さが続きます。
お体、ご自愛ください。




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