見出し画像

【MLB+】パイレーツがJun-Seok Shimと契約

高校NO.1投手がメジャー挑戦へ

ピッツバーグ・パイレーツが18歳のJun-Seok Shim(심준석 シム・ジュンソク)と契約しました。
パイレーツ含めた2球団がオファーをしましたが、家族会議の末にパイレーツへ行く事が決定しました。

選手としての特徴は

195cm110kgと恵まれた体格から投げるMAX98マイルのストレートが大きな武器です。
中学時点で既に身長は187cmと高く、MAXストレート145kmを計測していたのでアスレチックスが当時注目していたと言われています。
高校では1年生から飛び抜けた才能を披露。
あまりにも凄いので「シム・ジュンソクリーグ」と言われるくらいの高校野球です。

Shimの代理人は皆様お馴染みであるスコット・ボラスコーポレーション
藤浪晋太郎(阪神→A's)のように高身長から投げる速い球速をアピールポイントに売り込んだのではないかなと思います。

なぜパイレーツを選んだのか

実際の報道には複数の球団が2〜3年かけて視察し、PIT含めた2球団が100万ドル超えのオファーをしたと言われています。
理由は金より将来のビジョン設計が良かった事です。
自分の未来をどう良い方向に向けて育てていくかという詳細な計画プランが本人にとって金額以上に満足した、というのが決め手です。
また、単に計画プランを見せるだけでなく施設や練習方法も本人に教えました。そこで気に入ったと。

「アメリカの方が韓国より少し厳しいレベルなだけでKBOが楽と考えた事は一切ない。だからこそどうせ大変ならもっと大きな舞台を目指して挑戦すれば成果があるのではないか」というのがメジャー進出を決めた本人談です。

追記
75万ドルでの契約でした

高校卒業後に渡米して挑戦する選手が多い

高校卒業してからKBOに進む選手もたくさんいますが、能力があれば渡米してメジャーを目指す選手も多いです。
この件に関してはWon-Bin Choのnoteに記載していますので是非!

KBOの場合、日本とは違い高卒1年目から即戦力選手として見られる傾向があります。
もちろん具体的な育成ビジョンは各球団に当然ながらあります。
しかし、結果的に高卒1年目から中継ぎでフル回転したり中途半端に投げたり守ったりしては2軍落ちなど1.5軍選手扱いという曖昧な所が多いのが個人的な印象です。
佐々木朗希投手みたいな具体的な怪我防止含めたビジョンを計画したくてもしていないというのが現状です。

余談

・歴代韓国人選手でアマチュアFAから最高額で契約した選手は1999年金炳賢で225万ドル
・Ji-Hwan Baeは125万ドル
・Shim
の契約金は様々な説あり。
70〜80万ドルほどであれば、往復航空券やオプション等含めて総額100万ドルと言われている。
・マイナー含めパイレーツのユニフォームを着た韓国人選手は6人。2010年以降で6人に加え台湾人選手にも熱心なのでもしかしたら‪李政厚‬も狙うかも…?とメディア予想。

最後に

24日に出国し26日にはPNCパークで入団会見を行った後27日から本格的にトレーニングを開始します。
もちろんオフまで帰国せずにアメリカに留まる覚悟とのことで、まずは体力作りから。
第二の朴賛浩」という期待もあり、今後の未来に期待しましょう。

動画はこちら↓

↑KBOで活躍したOB中心に構成された「最強モンスターズ(최강 몬스터즈)」がShimのいるドクス高校と対戦
モンスターズ監督は李承燁。
収録時点では監督だったものの、斗山ベアーズの監督に就任したので昨年までソフトバンクホークスで顧問を務めた金星根(80)に交代。

↑メジャースカウトが見守る中で投げるShim。最速は157km

↑韓国でメジャー進出が報道される


参考↓

この記事が参加している募集

野球が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?