仮面ライダーX感想(ネタバレ有)

お疲れ様です。オタえぼんです。

 さて、最近全話見終わった仮面ライダーとして「セタップ!!」でお馴染みの仮面ライダーXの感想です。少し長いスパンで見ていたので忘れていることもちらほらですが、ご愛敬ということで。

 神敬介という男

 最初は父の研究を手伝わず俺は海に出るんだ!って言っていたのだが、GOD機関との闘いに身を投じていく。亡き父の思考をインプットされたコンピューターがある神ステーションに父を求め縋る等人間味のある男として描かれている。
 そんな青臭さも残すこの青年の「セタップ!!」や「大変身!!」の掛け声がまたいいんだわ。
 
 

 仮面ライダーX

 本作の主役ライダーの仮面ライダーX。V3と比べると地味なデザインだけどまとまっていてヒロイックなデザインだ。しかしこのライダーとても面白いライダーである。
 まずベルトに内蔵しているマルチウェポンのライドルだ。これによって非常に魅力的な殺陣を繰り広げていた(後半はすっかり出番をなくしてしまうが)
 そして後半仮面ライダーV3こと風見志郎により授けられたマーキュリー回路によるパワーアップ。そして習得した新必殺技の真空地獄車だ。この技結構見た目がアレだとは思うのだが、特撮は超人の役を常人が演じる以上イマジネーションが大事だと思うのだ。怪人が抵抗できないレベルの回転によりスタミナを奪いつくし、回転力を利用したXキックと考えればかっこいいと思った。


 

 GOD機関

 自分が仮面ライダーXの魅力として最大限推すのはこの敵組織の存在。経済成長をした日本を危険視した各国が水面下で手を結んだ組織という壮大な設定である。この設定によって戦闘員は各国腕利きのエージェントであるという想像、怪人も各国の神話や大人物の化身などとても強大だという印象が強い。
 そして本作の魅力であるXライダーのライバルともいえるアポロガイストは出た当初にはGOD秘密警察というGODの怪人に対しても恐れられているという設定。他の怪人とは一味違うぞというオーラがバリバリでとても魅力的な作品だ。
 後半幹部であるキングダークも仮面ライダーという作品の中でも巨大ボスという取り組みは挑戦的だ。巨大な顔のセットは大ボス感が出ている。
 そんなキングダークの最後はやや駆け足気味だったけどw

 

まとめ

 リアル路線を維持しつつヒーローを遂行するという難しい役割をみごと描き切った本作。大筋はリアルに、戦闘シーンは爽快かつテンポよく。この二大テーマは見てる側からするととても見やすかった。Xライダーというヒーローをどの角度で見ても魅せてやるという当時の制作陣の気概を感じる作品はまさしくヒーローモノの王道だった。


 



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