汚れを放置していると、無意識に自分を責めてしまう?それがいかに心悪影響を与えているかについて(補足あり)
ここで想像してみましょう。汚い部屋にいる自分を。
そこはあなたが創り出した空間です。
どんな気持ちになりますか?
玄関の外扉、表札もチャイムもホコリだらけ、扉を開けると、土間も泥だらけです。
家具の上には3年物のホコリが絨毯を敷いたようにのり、タンスの裏には綿ボコリがある。
照明器具を見上げれば、カバーの中に、虫の死骸が透けて見えます。
また、キッチンは、ガスレンジやレンジフードの表面に油がこびりついています。
そこにホコリがくっついて毛が生えている状態です。
お風呂はカビだらけ、排水口は開けるのに恐怖するほどです。
窓は汚れで外が見えません。
そんな部屋を想像するだけで、げんなりしますね。
気分はどんよりです。
ホコリや汚れを放置しているわけですから、自然と「自分ってダメだなあ」と思いませんか?
「いやぁ、忙しくて」とか「体が思うように動かなくてね」と言い訳の気持ちがいっぱい出てきますよね。
ホコリや汚れを放置していると、無意識に、汚れを見て見ぬふりをしている自分を責めているのです。
つまり「自分ってダメだな」と思っているのです。
無意識だからこそ、怖いのです。
だって毎日それを思い続けるのですから。
毎日部屋に帰り、ホコリや汚れを目にするたびに、自分はダメだなと思ってしまう。
自分のことを「今日も汚れを放置した自分」と思い込むわけです。
もしあなたが1年間、その気になっている汚れを放置しているとしたら、365日、一日も欠かさず、汚れを放置したダメな自分を心に刻み込むことになるのです。
『捨てるほど若返る!人生の「そうじ力」』P.130
※補足
このダメな自分と思う心が、いちばん心にとって毒になるのです。
否定からは肯定は生まれません。
ダメな自分を思い続けることで、だめな自分が実現します。
そのダメな自分がさらにダメな自分を作り出します。
部屋が汚いことをあまり自分を責めないでください。
それじゃあ、どうすればいいかといいますと、ホコリや汚れを見た時に「今は仕方がない」と思うようにしてください。
部屋をキレイにできないほど、精神的に追い込まれている自分を許してあげてください。
必ず、部屋をキレイにする日が来ますから、その日の自分を待っててあげましょう。
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