なぜ、せまい部屋に住んでいる人のほうが物が溢れているのか?
家が狭いから片づかない、捨てても捨ててもモノが減らない、という話もよく聞きます。
自分自身をふり返ってみても、単身で東京に暮らしていたワンルーム時代が、いちばんモノが多くあふれかえっていたと思います。
それは、狭い部屋に暮らしていたときほど「こうなりたい」「ああしたい」という欲望が多く、それがモノに形を変えていたからなのです。
「本来の自分はこうじゃない」「あれがあれば自分は変われるのではないか」…… そんな幻想を抱いて、モノを買うことに逃げていたのかもしれません。