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真摯に話せば分かり合えると思うのを、やめる

身体感覚からのアプローチで生きづらさを卒業し強みで働く、HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。

HSPさんは神経処理が深いことが特徴ですが
本人からしたら当たり前すぎて「なんでわからないの?」と
疑問に感じることも少なくないでしょう。
そこから生じるズレやすれ違いについてご相談を受けることもあります。

そこで今日のテーマは

「全ての人とわかり合える」と思うのは幻想だと知る


です。

前置きの上でこのテーマを掲げると
絶望的なタイトルに聞こえるかもしれませんが、
実はこれ、
ストンと腑に落ちるとめちゃくちゃ楽になるよ!
というお話なんです。




まず、世の中には本当に話の通じない人っていますよね。
もっと言っちゃうと「感覚が違いすぎる…」という人が
世の中にはたくさんいるということを、感じていらっしゃるのではないでしょうか?
HSPさんで、会社や組織に属している方は、ほぼ100%このことをおっしゃいます。

真剣に話していればわかるんだよ。
相手に必ずいつか話は通じる。

これらは映画でもよく言われるセリフですよね。
優しくて、真面目な人ほど、そういうふうに思ってるのではないかなと思います。

でも世の中には

「話が通じるか通じないかというジャンル」自体に関心がない人も多い

ということを知っていただきたいなと思うんです。
なぜなら、そうやって「人とわかり合う」「深くかかわり合う」ということを感覚的に理解して生きている人というのは、
世の中では少数派かもしれません。


例えばです。
私は起業の相談とかビジネスの相談を受ける中でよく聞く話があります。

自分のクライアントさんの気持ちを主軸にするのではなくて
(相手の気持ちは一旦おいといて)自分のことを称えてくれる人、尊敬してくれる人と一緒に仕事を作っていきなさい。

ネガティブなことを言ってくる人自体を、自分の周りに置かない。そういう割り切りでいきましょう。

みたいなことを講師の方がおっしゃっているとよく聞くんです。

そんなことを言われても、HSPさんの場合
「相手の本音を聞きたい」
「上っ面のやりとりじゃなくて本音どおしで話しせたらいいのにな」
と思っていませんか。

また違う場面では、
友達ってどこからですか?という質問もよく聞きます。

相手とどこまで深く理解し合っているかということが大事だという尺度。

何となく久しい距離の近い人が本音で喋ってないとき、
表面上で受け流したりとか、
その場限りでやり過ごしたりして会話をしているとき、
上の空のとき、
HSPは「ああ、あなたは深いところの本音を話しているのではないのね」ということがわかってしまいますよね。

もちろんいろいろな事情や背景が存在していて
ただ次の予定や時間を気にして上の空だったとか、
アタマがちょっと痛いなと思っている瞬間だったとか、
全くその会話に関係ないことを考えているゆえに上の空になっている、
本音を隠そうとしているわけではない場合も多くあると思いますが
HSPさんは相手と深くわかり合いたいという欲求がとても強い場合が多いのです。

「すべての人と深くわかり合いたい」
を目指しすぎていると
とっても大変かもしれない。

世の中の人はそこまでわかり合いたいと
思っていない、
いや思っていないのじゃなくて
そこまでの神経処理の深さで
物事や人との人間関係を見ていない、
ということを受け取って認識していると
楽なのではないかと思います。

いかがでしょうか?これはツラく感じる事実でしょうか?


極端な話


世の中には戦争をしたいと思ってる人たちも多い、ですね。

「HSPは」と全部でくくっていいかはわかりませんが
平和で静かに暮らしたいと思っているタイプの人は、
武器を売ることで大量に貨幣が動くことを喜ぶ人が大勢いるという事実がまず受け入れられないですよね。
極端な話ですが、そういうことです。
そういう人たちが信念を変えることは多分ないでしょうし、
そこへ向かわせるきっかけや大きな幼少期のトラウマがあったのかもしれません。わかりません。

とにかく人と分かり合える、わかり合いたいと思いすぎると
関係性が重たくなりすぎることもありますし
(パートナーや親友は別です)
関係性はお天気みたいなもんだ
というような受け取り方にするのはいかがでしょうか?

傷つくのを避けるためにそう考えるということではなくて、
関係性に対して
ファジーに軽やかにいる、という選択肢。

出会った、ご縁だった。
ご縁の100%が優良なものであるとは限らない。
でも軽やかで居心地のいいご縁もある。


哲学みたいになっちゃいますが・・・

私達は体験によって魂を磨いていくのかもしれません。
自分と同じタイプのコンフォートゾーンの人ばかりじゃない。
特に少数派であるHSPは、自分とは違う感覚や違う行動パターンの人に出会うことのほうが多いです。
ぶつかったり感情も揺さぶられることがある。

でも、
自分がご機嫌に戻るためには意思疎通をするのを諦めることもあるさ!
ぐらいの軽やかさがあると良くないですか?

一生懸命相手に説明して、
何とかわかってもらおうっていうことをやめちゃっても、いいんです。

許可書にスタンプ押しておきます。
ですので、そういうことに頭と身体のエネルギーを使いすぎるのはやめましょう。


切り捨てなのか、尊重なのか

この話は、
人を切り離す、切り捨てるというような体感で
受け取ってくださった方もいるかもしれないのですが
そうではありません。

相手が行きたい方向性、行きたい自由を尊重する、
それを自分が理解できなかったとしても、いがみ合うことなくそっと道を違えばいい。
という分野の話としてお届けしています。

確かに法を犯すような悪いことをしている人はもちろん尊重とは違うジャンルの話になりますが
「自分とは全く違う相いれない考え方をしている人にもそれを選ぶ自由な権利がある。」
ということをお互いに認めることができるとわたしたちは楽で心地いいですね。。
わたしがそうするのを認めてほしい、相手がそうするのも認める。

切り捨てるということではなく、
逆にその相手が何かを自由に切り取って、または自由に手に取って、生きているっていうことを最大限尊重する。
そういう考え方はいかがでしょう。

今日の記事を読んで
ずっと何のことを話しているんだ…?
と思われた方は、とてもいい環境の中でストレスなく暮らしていらっしゃるのではないでしょうか?

あぁそうかあ、このことってあるよな~
と思ってくださった方は、
組織のなかで生きていくときに
何かのお役に立てればいいなと思います。


この記事では不安型愛着パターンの場合は除外しています

不安型愛着パターンはその方のもともとのキャラクターではなく
親子の関係性において以下のような神経パターンが作られることを言います。

必要以上に相手の顔色が気になったり、
自分をおいておいて、相手に尽くしすぎてしまったり
相手に認めてほしすぎたり
わかってもらいたすぎたり。

どこからが「過ぎる」のかというのは
本当に難しい境界線ですが
すべての関係に依存的な要素が含まれていくことが特徴です。

相手の自分に対する評価が否定的なものだと感じることは、
自分の存在を揺るがすほどの強い不安を感じること。
自分の生活や将来を左右するような、重要な他者に対して愛着不安を覚えるのはわかるにしても、
営業の人やお店の接客など、実際には何の影響力も持たない存在対してまで誠心誠意すぎる対応をしたり、
相手の顔が曇らないように、相手にいいように、その人の反応に対して尽くします。

 相手が気を悪くしないか心配になったり、気に入られようとつい甘い返事をしてしまい、その後つくし過ぎ、やりすぎてしんどくなったときに、
いきなり線を引くので関係が超悪化したり、

なんとなくバランスをとって
軽やかなお付き合いをする、ようなことが苦手です。

このような場合は、ご自身のもとの性格ではありませんので、何かの面談やセッションなどでご自身を理解していくことが必要です。
決して否定的に自分を査定することなく、
そのような神経パターンでサバイブしてきた自分を優しい目で見直しましょう。



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