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自律神経をセルフケアできるようになると、人生の展開そのものが変わる


みなさま、こんにちは。そういう個と。編集チームです。


プログラムがスタートして3ヶ月が経ちました。0期1期のみなさまと学びを進めています。


今日のタイトルは

自律神経をセルフケアできるようになると、人生の展開そのものが変わる

自律神経??「働く」と どういう関係??と不思議に思われるかもしれないのですが、それを支える科学とメンタリティについてお届けします。


自律神経をセルフケアできるようになると「人生の展開そのものが変わります」。私たち人間の外界への応答がかわる結果、まわりの人の反応や環境、選ぶものごと そのものが変わっているという意味です。


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■人生のダウンタイムに自分と向き合う時間を持つことの意味


日本の働く現場では、これまで長いこと終身雇用制度が定着していました。
大学を卒業して いちど就職したら、1つの会社で働き遂げるのがベスト。1つのことをやり続ける人が偉大!という雰囲気の中で何もかもが機能してきました。

一方HSPさんの中には、この今の会社の中で働き続けられる気がしない、どうしたらいいんだろう。自分はどうしてこんなに弱いんだろう、みんなが高回転でいろいろなことをこなしているのに、自分だけが疲れてしまって ついていけないのは なぜなんだろう。このように疎外感を感じていることは多いのではないでしょうか。

何度もお伝えしていることですが、これは少数派だからこそ起こることです。HSPが間違っているということではなく、大多数の人の考え方・感じ方とは違う、ということで このようなことが起こってきます。


・仕事はお金さえもらえれば良いと言うことではなく、精神的な充足が欲しい
・穏やかな人や、平和的な環境や、社会のためになるものごとの流れの中に身をおきたい
・疲れすぎてしまうので、自分で環境調整ができない職場ではどうやっていけばいいのだろう

上記のようなことに悩みを持っている方が多いです。

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そういうふうに考える事は、当たり前のことでしょ?と思われたかもしれませんが、それは平均的とはちょっと・・・違います。

HSPでない人が即物的でお金があれば良いと思っているという意味ではありません。

HSPは深い神経処理というのが1番の特徴なので、何事に関しても深く考える癖があるのです。
お金がもらえて仕事が成立していればそれでいいじゃない、という見方もわかるのですけれど、長く働く現場で本当にこれで良いのだろうか…と思う、これは深い神経処理=深く考えるの1つの特徴の出方に過ぎません。

ですが忙しい毎日の中で、時間に追われながら将来のことをじっくり考えるのは誰にとっても不可能でしょう。
かといって、急に仕事をやめたり休業したりと言うのも現実的でない場合が多いですね。


そこで、毎日の中で少し仕事を離れて、自分の現状や将来に思いを馳せてみる、というのはいかがでしょうか。

今日の帰りにあれを買って帰らなければ、あのことは誰に連絡しなければという思考の中にいるだけの毎日から、「自分の強みはなんだろう」、「将来にわたってどっちの方向へ行きたいだろう」、というところに考えの流れを変えてみるだけでも、目に入ってくる書籍のタイトルや自分のやっている仕事の見え方が変わってきます。

今いる生活の中での視点変更や少し現場から離れている意識、も含めて私たち「そういう個と。」チームでは=人生のダウンタイムと呼んでいます。


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日本では、終身雇用の思想が強いため、このようにダウンタイムを持って自分の人生に対していっとき距離を持って眺めるような習慣がありませんが、ジョブ型雇用(自分の専門性を企業に得ると言う形で仕事を得ていく)の多い欧米の働く現場では、人生にダウンタイムを持つのが割と当たり前の思想になっているようです。

国連の幸せ指数で何度も世界ナンバーワンになっているデンマークでは、地域の図書館などに人生のダウンタイムを過ごすための視点やワーク資料、いろいろな訓練機関や学習機関等の情報が豊富に用意してあって、人はいつからでも人生に変更を加えていけるということが一般的な思考として受け入れられているようです。


■ HSPが育つ期間に足りなかったものは肯定、これから必要なものは勇気


では 現在、ちょっとモヤモヤを抱えているHSPさんが、人生のダウンタイムを得て未来を心地良いものに変えていくには何が必要なのでしょうか。
答えはもちろん一つではないと思います。

・ドキドキしてしまう、不安になってしまう、から抜け出す方法

・気にしすぎてしまうを克服する方法

・私がやります!と大声を出す勇気

・自分の時間や環境をコントロールしていける副業やフリーランス、個人起業に可能性を開いていくためのビジネススキル

どれも とても有効で必要なものだと思います。

ただ、私たちは もうひとつのゆるやかな選択肢を持っています。

自分の自律神経の状態を変えていくこと。もっと言うと自律神経の状態を変えることによって、社会に対する自分の受け取り方や、受け取ったときの身体反応を変えていくこと。


これが大事だと思っています。そしてこちらのほうが社会で働く時に効果が出るのが早いのではないかとこれまでの実績や体験の中から導き出しています。


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HSPの大多数は、少数派としての傷つきを負っています。傷つきと言うのは神経へのトラウマです。

自分がありのままでいられなかった、なにがしか皆から外れている疎外感や、(愛情や心配からであっても)親や先生が「今のままじゃダメだこうなりなさい」と繊細さや敏感さを邪魔なものとして扱ってきた、そういったことが人生に及ぼしている影響は思いのほか大きいのです。

気にしすぎから抜け出すのも、大声で勇気を出して発言できるようになるのも、行動の方からだけアプローチすると、自分の気持ちや感情に蓋をして振る舞いだけを変えることになります。その方法でも充分やっていて行ける方はその方法をお勧めします。ただ、少しの違和感に敏感に反応してしまうHSPの場合、行動から変えていくのではなくて自律神経の方から根本的に変化を促していった方が、これからの人生全てに渡る長期的な良い効果があると私たちは捉えています。

自律神経の理論は最近になって脚光浴びるようになりました。とはいえ、まだ外から見える行動重視の世の中では、なかなかにわかりにくいこととして追いやられがちですが…。

要するに私たち少数派である神経系の持ち主であるHSPは、構造的に疎外感を持ってきた、それが自律神経に影響与えている。肯定されなかった、ありのままを認めてもらえなかった悲しみ、それは自分を守る防御反応として自律神経がまたは身体が記憶しています。(出来事、エピソードとしては覚えていなくても身体反応が身体に記録されていると言う事は科学的にわかっています)
だから不安になったり臆病になることで「自分を守る」防衛反応がでるのです。


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社会の中で必要とされる勇気は、

無理矢理「頑張ってやってやる!」と叫ぶことではありません。
「みんなやってるんだから私にだってできるはず」と自分の痛みや感情に蓋をすることでもありません。

自分の自律神経を感じてあげること。その感じる技術を上達させていくことで、勇気など出さなくても
しれっと社会の中で活躍できる自分になっていくことができます。

それは神経生理学的に言えば逃げる戦うモードの交感神経から安心して人の中に入ることができるモードの腹側迷走神経優位の状態を獲得していく、ということであります。


■人生の展開を支えている私たちの体=自律神経の仕組み


長期で戦う逃げるの神経とか社会的交流の神経の話をしましたが、私たちの自律神経の仕組みというものが解明されてきました。
これまで私たちは脳で全てを決定し、脳が手足を動かしているように、人生全てをコントロールできると考えてきました。
けれどもそれは間違いでした。

意識全体の中で、顕在意識は5%潜在意識は95%を司る、と言う記述を見たことがあるでしょうか。

私たちが頭で考えてできることなどたかが知れている、潜在意識と呼ばれる、身体の(言葉を持たない)意識が多くの状況を認知していて、私たちに反応として知らせているということが、わかってきました。

体の意識は、何か考えている思考の意識とは違う【系】です。

体質改善という言葉がありますが、その言葉の中には、時間をかけて状態を変えていくという要素が含まれますが、自律神経のアプローチも同じことです。

幼少期に安心安全の中で育つことができなかった自律神経は、腹側迷走神経の働きを開発されることなく眠ったままでいる可能性があります。

ここで強調したいのは神経には可塑性があり、何歳になっても開発されなかった社会的神経は(人間関係の中でリラックスしていられる神経)その状態を変えていくことができるという知見が出ていることです。


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■このプログラムが1番大切にしていること


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「そういう個と。」プログラムが1番大切にしているのは、6ヶ月のプロセスを身体や自律神経を感じる技術を身につけながら、進めていただくということです。
もちろん自分の現状や、最終的になりたい状態について知るのは大事なことですので、毎日のすきま時間で知識を得ていただく事はプログラムされています。ただ、知るだけでは解決にならない人が多いというのもまた現実です。


安心の場の中で、いかに自律神経の活性度をさげるか、いいリラックスをするか、そこを体感することによって、自律神経の再調整が起こります。
要するに安心に神経が活性度を下げられる状況をいかに多く体験し、それを自分の体の技能として再構築していけるか。
そこに時間をかけることが必要です。

生まれてから20歳までの間が、社会的神経(腹側迷走神経)の機能開発がなされる臨界期だと言われています。
この大切な20年間に、自律神経が安心安全を検知しなかった場合、(同じ時間をかける必要はないかもしれませんが)神経の再構築に少なくとも数ヶ月の時間が必要なのは納得いただけるのではないでしょうか。

「そういう個と。」プログラムに興味を持っていただいた皆様には、仲間と笑い合える環境の中で、頑張った自分を優しく見つめる期間を持っていただくことが私たちの望みです。
そして人生のダウンタイム(現実的に即休業するのではなく、自分の働く人生を少し離れてみる)を持ち、自分へのご褒美として、楽しみながら人生の可能性を開く道を歩いていただきたいとスタッフ一同願っております。


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■実際の受講生の皆様の声


現在、仲間とこの道のりを歩いている方たちのお声を最後に紹介させていただきます。

◆感情を感じるだけじゃなくて、ライフブックに言葉すると顕在意識にあがり、明確になっていきました。そして行動が変わり、習慣が変わって現実が変わっていくのをいくのを体験しています。
自分の深い所に道はいつもある。まさに。

◆焦ってたから手が届かなかったんだなぁ。
今ここで安心してくつろいでいれば、いつでも行ける。
そうやってまた安心の神経土台も強くなっていくんですね。

◆フル勤務+わけわからない残業も日々あるので、無理しない。自分のランダムペースと教材の流れのトロッコに、乗ろうと!いう気持ちでいい意味でゆるっと楽しませていただいてます!
教材は、ペースも内容もちょうどいいです!その都度のライフブックはかけない事が多いので、そこも自分に許しをだしてます♬︎♡
自分の神経系を感じ、どこで一呼吸おこうかな。と思う自分。みんなが仕事している時に有休をとる違和感が以前よりも、緩んで来ている感じがあります。

◆今は自分がHSPであると認識出来ているお陰で、状況に圧倒されても以前よりも自分に戻りやすくなっています。

相変わらず、ささいなことに動揺したり、不安がったり、余計なことまで考えて怒ったりしています(ここはほとんど変わらない)が、その都度、「いま自分の身体はどんな反応をしているのかな~」と意識するようにしています。
1回だけ、自分の身体に意識を向けていたら、荒れ狂っていた感情が凪いだことがありました。


■そういう個と。プログラム

https://souiucoto.com/program/














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