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ドミニクの映画考察

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#日記

ホラーをホラー足らしめる『現実の“タブー”』

 2017年、ホラー映画のなかで異彩を放ち、話題を攫った一本の映画がアメリカで封切られた。
そう、『ゲット・アウト』(原題:Get Out)だ。

 黒人大統領がうまれ、もうこの社会に差別という問題はないような建前と、度々起こるヘイトクライムという本音。
さらにオバマ大統領が退けば反動のように差別主義者トランプが座に着いた。
その欺瞞というタブーという膿を切り開いてみせたのがこの『ゲット・アウト』

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