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【雅楽】初心者が動画で演奏できるようになる手順(龍笛編)



「雅楽って面白い!楽しい!」を伝える

こんにちは。雅楽演奏家・講師の山口創一郎です。

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日本の伝統音楽、

雅楽の面白さ・楽しさというものを発信させていただいております!

実は私、雅楽をテーマ

YouTubeをあげて早2年がたっているわけですが、

実際、もう初心者で雅楽を動画学習をするには

十分すぎるくらいの動画を出し切った

といっても過言ではありません。

とはいえ、そんな中でもこんな風に思っている方も多いと思います。


「どれからみていって雅楽をできるようになればいいのか、わからない!」


恐らくこう思った方も多いのではないでしょうか??

そこで今日は、どの動画を見て、

自宅や個人での雅楽の習熟をしていけばいいのか??

私自身がナビゲートしていくような形でこの記事を書いております。

今回は龍笛を例にやっていきますが、

笙と篳篥をされる方も、最終的には同じような手順になっていきます。

この記事を見てその手順で雅楽を学習していけば、

はっきり言ってある程度のみこみが早い人などは

どこにも属さず、誰にも習わずに

越殿楽と五常楽を演奏できるところまでできちゃいます。

(まあ私が教えたことになるでしょうが・・・笑)

そんなこと教えてしまうということは、

今回の記事があれば

ある程度、自習することが可能です。


むしろ今後は動画とかだけである程度

吹けるようになる手順を書いてありますので、

是非これを使って上達しちゃってください!


動画版はこちら


まずは楽器。

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これはプラ管と本管の違いについてを解説している動画があります。

これを見れば音の違いもなんとなくわかると思いますので、

これをご視聴いただければと思います。

ちなみに樹脂製の管や譜面はアマゾンや楽天などで販売しています。

・龍笛 譜面 https://a.r10.to/habv9x
・龍笛 樹脂管(ピッチは標準で) https://a.r10.to/hurice
・篳篥 樹脂管 https://a.r10.to/hMq7E3
・篳篥 譜面 https://a.r10.to/hwSuWV

・蘆舌(リード)はこちらがおススメ!

私の先輩である篳篥奏者・島田さんが個人でショップを出しています。



そして最初に知ってほしいのは練習方法です!


雅楽では練習方法が「唱歌」という歌うところから始まる為、

この練習方法をまずわかっていきましょう。

これは「雅楽の唱歌と練習方法とは?」

という動画がありますので、

これをご覧になればなんとなく練習方法がわかっていきます。

そしてここから、楽器のお稽古に入っていくわけです。

そこで次に見ておきたいのが、「龍笛の音の鳴らし方」です。

一番最初に四苦八苦するのは間違いなく

「音を鳴らす」

ことです。

笙はともかく、篳篥はリードによけりけなので一概には言えませんが、


龍笛は横笛をしたことがなければ

一番音出すだけで挫折される方も多いです・・・

これをしっかりと解説しているのがこの動画です。

だからこそ、これをみてまずは指を関係なく音を鳴らすことを行い、

そののち指をつけて音を鳴らしていく練習をしていきましょう。

音がならせるようになってきたら

いよいよお稽古に


入っていきます。

ここから活用してほしいのが、無料公開レッスン。


これは笙も篳篥もあります。

2回に分けてお稽古動画というのを1コマ1時間で撮影しております。

その1を学び終えたらその2で続きを学びましょう。


昔の動画なので言葉遣いなどおかしいところはあるとはいえ、

ある程度わかりやすく、きめ細かに説明をしていますし、

最近はコメント欄に自分が学びたい場所に

クリックすればその部分を何回も見れるようにしております!

そちらで集中的に学んでいくことをやっていきましょう。

一緒に唱歌をしたり、一緒に吹いたり、

時に聞いたり、僕の唱歌と合わせて吹いたり、

そういうことを反復していくことが大切です。

そして指が覚えられない!とお悩みが出てくるかと思います。

その時は龍笛初心者向け!

平調「越殿楽」運指の練習の動画を見ていきましょう。

山口が唱歌にあわせて運指を見せて練習しています。

これを見ながら何度もやっていけばどれだけ上達が遅い方でも

何回もお稽古をつけなくても覚えることが可能です。


是非、ご活用いただければと思います。

できれば、運指は記号と指を合致させることが理想です。

そのうえで。この初心者向け!

雅楽の龍笛の運運についての動画を参照しましょう。


これは篳篥版もあるので、篳篥の人はそちらで確認ください!


そして次の悩みは、「高い音がでません。」「息が続きません」

という悩みもあるでしょう。

その際は、

龍笛の責(せめ)と和(ふくら)の音の違いについて、

これを見ていきましょう。


責と和(ふくら)ってなんなのか??

単純には音が高い音低い音

龍笛では同じ指で2音出ますがそれの低い方を「和(ふくら)」

高い方を「責(せめ)」と呼びます。

何で責がなりづらいのか??和がならないのか??

違いを知ることで鳴らし方のコツもわかってこれば

どうしてもならない、続かないのであれば、

ひたすらその音を持続して吹いていきましょう。

その時に使えるのがロングトーンの動画。

六拍音がならなくてもいいので、

息を持続的に鳴らす練習をしていきましょう!

このロングトーンの目的は、

「すべての音を鳴らせるようにするため」

なかなかやってみるとしんどいと思いますが、

後々ほかの曲をやっていく上でも

最初の方は毎日とは言わないまでも、

習慣化して欠かさずやっていくことをおススメします。

6拍できるようになったら、

YouTubeには動画の速度を変えることが…

のマークか設定マークのところから選択できるので、

0,75倍速などに遅く設定して練習してみましょう!

倍速再生の変え方はこちらの記事を参照

ちなみに・・・

早くしたり、途中で息継ぎをするのはだめですよ!

ロングトーンの意味がなくなりますから。

遅い状態で、息が続かなくても、

途中で息つぎをせず、息を出し切る練習をしていきましょう。

それを継続してやっていくと音が持続的に

続けられるようになっていきます。

根気よく練習がんばっていきましょう。

笙の人は乙の音でそのロングトーンの動画で4拍で替する練習。

篳篥も龍笛と合わせてロングトーンを1音ずつやっていくと

練習になりますので、ご活用ください。

さあそしてある程度音が続くようになってこれば、

1行ずつ、ひたすら吹けるようになるまでやっていきます。

そして無料公開レッスンその1、その2を全部受講して、

理解できれば

ここからは唱歌と独奏の音源と合わせて練習


場合によっては自分の歌声や龍笛の音をスマホなどに入っている

ボイスレコーダーなどに記録してみて、

僕の音と自分の音を比較しながらやっていくと、

感覚的にどれがいいか??

改善するべきなのかもわかってくるところもあるので、

是非いろいろ試してみてください。


そしてある程度、唱歌と合わせたり、

独奏と吹けるようになりましょう!

唱歌と独奏はこちら

・管絃 平調 越殿楽 唱歌・独奏
鳳笙唱歌 https://youtu.be/7UORO7-hDS0 
鳳笙独奏 https://youtu.be/MGFzYnMMkJU
篳篥唱歌 https://youtu.be/8aXymT5TszI
篳篥独奏 https://youtu.be/sLPQHE3XqNQ
龍笛唱歌 https://youtu.be/LhOYJ__LxsQ
龍笛独奏 https://youtu.be/uODa4IpQoXM
龍笛独奏(車吹き・初心者用)
https://youtu.be/yew9v18A_wE

その次に細かい応用編です!

まずは龍笛と篳篥の押しとあての違いを動画で見て、

平調越天楽龍笛の徹底解説の動画を見て、細かいところを確認してみましょう!


あて切りとのべぎりの違いも動画で勉強し、

音取(ねとり)についても勉強しましょう!

これは龍笛版と笙版と、全体版があるので、

龍笛版をみたら全体版を視聴して吹けるように。

次は合奏に向けての練習です。


その際に見てほしい動画が笙のインジャって何?について。

基本は主旋律の篳篥に合わせることが大切ですが、

篳篥と龍笛が息継ぎをしている間に、

笙の「インジャ」というものが入ります。

これがどういうものか理解するうえで、

この動画は見ておくべきでしょう。


そしてこれをわかったら、合奏練習に取り組みましょう。

合奏練習は音源でする際は、

大音量でできるとベストですが、

場所的には騒音問題になりかねないので、

イヤホンなどを使ってでも大丈夫です。

ただし、イヤホンつけると笛の音の感覚変わるので

若干その辺の違和感は大きいかと思います。

使う音源は越殿楽だったらいいのですが、

流れや吹き方などいろいろあるので、

僕のちゃんねるにある山口が3管吹いているので問題ありません。

むしろ打ち物もすべて入っているので、これでできたら理想ですが、

本吹きなので、まあ長いですね。

5行吹き版もありますので、これで一緒に合わせてふいていきましょう。

その際に篳篥の動きもですが、

先ほどの笙のインジャも意識しながら吹いていくことをおすすめします。

最初はずれるかもしれませんが、

わかってこれば合わせてふけていけますので、

根気よく反復して吹いていきましょう。

5行いけるなとなってきたら10行の方でも挑戦しましょう!

と、こんな感じでやっていけば越殿楽を吹くところまでいけるでしょう。

そしてそののち、


五常楽急(ごしょうらくのきゅう)へ


入っていくわけです。

五常楽まで篳篥と龍笛は

無料公開レッスンを出しているので、これで五常楽急を習熟。

(笙は後日、動画を販売予定)

五常楽に出てくる「かけ吹き」も動画で解説しています。

これも活用しましょう!

そして吹けていけば五常楽の徹底解説動画で

細かいところまで確認していきましょう!

そしてこれも同じ要領で、ある程度唱歌や指使いがわかれば唱歌と独奏の動画と合わせて練習していきましょう。(こちらは笙もあり)


・管絃 平調 五常楽急 唱歌 独奏
鳳笙唱歌 https://youtu.be/LbpE8oiiyNA
鳳笙独奏 https://youtu.be/-oFnVQGhAyk
篳篥唱歌 https://youtu.be/vNNAIY6KG-s
篳篥独奏 https://youtu.be/o_TAnh8kIAE
龍笛唱歌 https://youtu.be/oBCwMTZyRCk
龍笛独奏 https://youtu.be/68BBvxpa-zs


最終的には合奏の音源で合わせていくことをしていくと、

五常楽急も吹けるようになるでしょう。

そののちというのは、私のYouTubeちゃんねるにてメンバーシップ制度という月額サービスでで龍笛の管絃曲については、

そののち習熟する陪臚以降の曲も解説を交えて習熟することは可能です。


こちらは有料になりますが、

無料コンテンツであれば唱歌と独奏は平調の曲目はほとんど出していれば、


合奏は平調の陪臚・おうじょう、鶏徳はだしていれば、


山口創一郎のLINEの公式アカウントを友達登録していただければ

平調以外の六調子の曲の唱歌と独奏の動画も現在無料プレゼントを行っています。


篳篥も五常楽まで無料公開レッスンを出していれば、

笙も越天楽までは動画で習熟できますので、是非ご利用いただければと思います。

というわけで本日は動画でどうやって雅楽を吹ける

レベルまでもっていけるのか??をナビゲートさせていただきました。

その質問をもとに、相談室で質問に答えていますので是非是非、ご活用いただければ幸いです。

というわけでいかがでしたでしょうか??

先ほどもいいましたが、LINEでは唱歌・独奏の無料プレゼント、そして演奏会や大阪天王寺での合奏練習会のご案内もさせていただいております!

また、雅楽を始めたい!習いたい!という方は、私自身も大阪・奈良をはじめ、オンラインレッスンも承っております。

是非気軽にお問合せください。

奈良・大阪 雅楽教室


山口創一郎の雅楽教室(オンライン・グループ可)


それでは本日はここまで!最後までご視聴、ありがとうございました


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