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【遊戯王マスターデュエル】初心者アドバイスに対する個人的見解Vol.1

 こんばんは。本日はツイッターなどを見ていてちょっと気になった、「遊戯王初心者(あるいは初期のDMあたりしか知らない復帰勢)に対するアドバイス」についての個人的見解をまとめていきたいと思います。

 今回は自分が気が付いたものだけについてまとめますが、今後、気がつき次第、第2弾を書くかもしれません。

Q:初心者はまず最初からあるセットを購入した方がいい?

A:「灰流うらら」セットは購入していいと思います。それ以外の2つは慎重に

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※自分は「神の宣告」セットも買いましたが、使う予定があるからです

 これはよくある役に立たない攻略サイトで見かけた指南です。最初から存在している、1回限りのセットをまずは購入すべしというアドバイスがされていました。

 結論を言ってしまうと答えはノーだと思います。

 3つのパックはどれも通常の25%引き(通常は10パックで1000個は消費する)上に、おまけがついてくるので、お得と言えばお得です。

 ただ、《灰流うらら》以外の2枚に関しては、採用するデッキと採用しないデッキにはっきりと分かれ、サイドデッキを考慮しない限り、「デッキを組んでみたら使わなかった」という場面も出てくるカードです。

 大して《灰流うらら》かなりの比率で(体感では80%は確実に超えていると思います)3枚投入される必須カードで、この2枚とはわけが違います。

 マストカウンター(使いどころの話。後述します)の見極めが難しいという難点はあるものの、基本的にぽんと1枚デッキに投入しても腐ることはまずなく、どのみち3枚揃えることになるのはほぼ確定なので、これに関しては初動で石が溜まったら購入してしまっていいと思います。

 それ以外の2つに関しては、自分は「ある程度プレイして、デッキも作ってみてから」でも遅くはない、と自分は考えています。時間制限もないですしね。

Q:初心者はどのデッキを作ったらいいでしょうか?

A:個人的には【帝王】をオススメしたいです

 これもよくある質問のひとつだと思うので自分の見解を述べておきたいと思います。

 様々なアドバイスがあると思いますが、最初に作ってみるのであれば、個人的には【帝王】がオススメです。

 その中でも《真帝王領域》を採用した軸エクストラデッキのモンスターを必要としない為、作りやすさで群を抜いています。(構築に関する解説記事は後日公開予定です)

真帝王領域

《真帝王領域》
フィールド魔法
(1):自分のエクストラデッキにカードが存在せず、自分フィールドにのみアドバンス召喚したモンスターが存在する場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):自分のアドバンス召喚したモンスターの攻撃力は、相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。自分の手札の攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を選び、そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ下げる。

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 その上で、【帝王】(実際に入手できるストラクチャーは正確には【帝コントロール】と呼ばれるデッキですが)は、ソロモードに最初から存在している「絶対なる帝王」でも取り上げられており、馴染みやすいという特徴があります。

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 関連カードが封入されているパック「超常のエレメント」もソロモードを攻略していけば出現する(勘違いだったらすみません。自分は出現しました)ため、早い段階でたどり着きやすいです。

 それに加えて、パックの中に必要なカードがほとんど揃っているため、最初から持っている石と、ソロモードをプレイしたことによって得られるであろう報酬を使うことで、かなり簡単に組むことが出来るのです。

 加えて、《真帝王領域》軸の【帝王】は、デッキによってはかなり動きを制約することができ、場合によっては先行1ターン目に整えた盤面で相手が詰んでしまうということも珍しくありません。

 しかも、ランク戦の場合、デュエルはシングルが基本なためサイドデッキでの対策が不可能で、サイドから魔法・罠除去を投入されて対策される心配が無いのも利点です。

 もちろん、環境のデッキと比べると若干パワーは落ちますが、元々は環境トップにいたデッキなので、まだまだ力はあります。

 使い慣れてきたら、《真帝王領域》を入れず、エクストラを活用するデッキにシフトも出来るので、オススメだと思います。難点は、「超常のエレメント」で入手できるもう一つのテーマ・エレメントセイバーがあまり強くないことでしょうか。

Q:初心者はエルドリッチ(閃刀)デッキを作るべき?

A:強いのは確かですが、あまり初心者にはオススメしません

 それからこれはツイッターなどで見かけるアドバイスで、特にエルドリッチについて言われるのですが、強くて作りやすいという評価を下されることがあります。

 結論から言えば、強いのは間違いないです。ですが、作りやすいかと言えば疑問符があるような気がします。

 エルドリッチに関しては既に自分も解説記事をつくりました(詳細はこちら)が、このデッキはエルドリッチ関連カードに加えて、かなりの数の汎用カードを必要とします。

 それらは当然レアリティも高いため、分解と合成を駆使しても、作るまでにかなり時間がかかることが予想され、仮に作り上げたとしても、マストカウンターの見極めが難しいため、初心者だとかなり使いにくいデッキだと思います。

 ただ、エルドリッチに関して言えば、やっていることは「相手の展開を潰しながら、攻撃していく」という感じで割とシンプルではあるんです。

 その流れで言うと、閃刀はもっとオススメしにくいです。理由は簡単で、かなり特殊な動きをするデッキだからです。

 大まかな特徴としては、閃刀魔法カード墓地に魔法カードが溜まっている状況で追加効果を発動できるという部分があります。

 それらを駆使して、EXモンスターゾーンにいる閃刀リンクモンスターを守りつつ、攻撃を行う……と、最終的な動きはエルドリッチと似ているには似ているのですが、基本的にモンスターが1体しか展開出来ない(例外はあります)など、閃刀の方が難しい制約が入ってきます。

 正直自分も把握しきっていないくらいのデッキで、数あるデッキの中でもかなり特殊な動きをするということは覚えておいた方がいいと思います。強いには強いんですけどね……

Q:灰流うららでどこをとめたらいいかが分からない!

A:基本的にサーチ効果は痛手になりやすいですが、ケースバイケースです

灰流うらら

《灰流うらら》
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

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 これは上述した「マストカウンター」のお話と関連するのですが、《灰流うらら》の使いどきが分からないという声も聞こえてきます。

 これに関しては正直デッキごとに「そこを潰されると痛い」というマストカウンターを把握している必要があり、環境デッキどういう動きをするデッキなのかをよく理解しておく必要があります。

 そのため、すぐに理解して使いこなすのは難しく、「このカードを止めておけば大丈夫」というカードが複数あるデッキもあり、どちらを止めるべきかの優先順位は状況にも依存します。

 なので、そういった部分は「環境のデッキについてよく理解する」というのが一番手っ取り早いとは思うのですが、取り合えず損害のない使い方としては「サーチ効果を持つカードに使う」ことだと自分は思っています。

 特に1ターンに同名カードを1回しか発動できないカードや、召喚権を用いるモンスターなんかはオススメ。そこを止めることで計算が狂いやすいと言っていいと思います。

Q:灰流うららは3枚所持していないカードを分解してでも作るべき?

A:本当に必要がないカードならありだと思います

 これもツイッターで見かけたアドバイスに関するお話。既に上述の通り、《灰流うらら》多くのデッキでフル投入が基本の必須カードです。

 そのため、全く必要にならないということは現状はほぼありえず(リミットが変われば別ですが多分大丈夫)、作っても損をすることは無いカード、と言っていいと思います。

 が、これも前述の通り、《灰流うらら》使いどころの見極めが難しいカード(汎用性が高いことの証左でもあります)ため、初心者では扱いに困ってしまう場面もあると思います。

 その為、個人的に生成でオススメしたいのが、《墓穴の指名者》です。

墓穴の指名者》

《墓穴の指名者》
速攻魔法(準制限カード)
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び
そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

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 既に準制限にしていされているため、今後規制される可能性がゼロではないものの、こちらも多くのデッキに採用されているカードで、全く使わないということはほとんどないカードになります。

  しかもこのカードは、《灰流うらら》の対策として有用で、極端な話、《灰流うらら》に対して打っておく」だけでも十分な効果が得られるというカードでもあります。

 もちろん、突き詰めていけば《灰流うらら》同様、マストカウンターの見極めが重要になってくるのは間違いないですが、間違いのない使用タイミングがひとつ決まっている分、こちらの方がオススメしやすいのかなと思っています。準制限なので2枚あればいいというのも利点です。

終わりに

 と、こんな感じで、初心者になされているアドバイスに対する自分の見解を述べておきました。これ以外のことに関しても、また気が付いたらまとめていきますので、よろしくお願いいたします。


※定価は4,950円です


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