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あとがき風雑記No.1/百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。

※本記事は「百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。」のあとがき風雑記です。
※「幕間Ⅴ」までのネタバレが存分に含まれておりますので、あらかじめご了承ください。

一章完結

 と、いうわけで(どういうわけだ)百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。なのでした。
 一章という表記をしていますが、イメージ的には「ライトノベルの一巻が終わったよ」くらいの感じでとらえてもらえると分かりやすいのかなと思います。
 なんだか思いのほか綺麗にまとまってしまったのですが、続きます。なので、全体ではなくて、あくまで一章としてのあとがきとなっております。

 ちなみに、これが公開されているころには恐らく章分けの数字も「Ⅰ-Ⅰ」みたいな感じで、ゲームのステージみたいなことになっていると思います。
 なってなかったら「あ、こいつ変えるの忘れたな」と思ってください。そういうのを忘れるのが得意なフレンズです。

 これを書いている段階ではまだ、最終盤のドシリアスな部分は公開されていないので、その受けがどうだったのかは知る由も無いわけなのですが、いかがだったでしょうか。
 もうちょっと細かく詰めた話にしてもいいかなぁとも思ったんですけど、一巻の終わりとなるとこれが一番かなと思ってこの形にしました。

 これのアンサー作品全体の終盤に行われることとなりますのでお楽しみに。自分がそこまで書ききれるのかはいささか不安が残りますが。
 反響があればあるほど頑張って書きますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

作品の誕生について

 折角のあとがき風雑記、ということで本作百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。誕生について少しだけ。

 連載開始の数日前、酒を飲んだ状態で「八月のシンデレラナイン」に実装された二遊間のストーリーを読みながら「やっぱ二遊間ってレズだよなぁ」とか、「やっぱ百合っていいよなぁ」とか「百合だけ眺めてたい」とか、そんなことを考えているうちに「だったら転生もののなんでもありな土壌で女の子として女学院に通う状況に持っていったらいいんじゃないか?」という思い付きのもと、ノリと勢いで書いたのが本作、ということになります。

 話としては「4.人間の欲求は単純だ」あたりまでがその段階で執筆したもので、それ以降に関してはぶっちゃけると「ウケなかったら書かなくてもいいかな」と思っていたという経緯があったりします。
 それが(多分ジャンルの効果もありますけど)あれよあれよという間に読まれるようになり、感想やレビューも頂き、自作の小説としてはコンテストの読者選考を通過したcreAte!」の比にならないくらい伸びていきました。

 正直なところ未だに「どこかで落ちるんじゃないか」とか「今だけ偶然伸びてるんだろう」という疑いが捨てきれていない本作ですが、反響がある限りは描き続けていこうと思っていますので応援のほどよろしくお願いいたします(二回目)

キャラクターについて

 あまり長々と語ってもあれなんですが、キャラクターに関してもちょこっとだけ。

 本作の主人公である笹木華(佐々木小太郎)のメイキングは割と「百合大好きで、割り込むことなど考えずに、観察してたいタイプ」という部分だけは動かさずに、それ以外の部分がどうだったら主人公としておかしくないかなと思いながら書いたものだったりします。
 その結果、「つり乙」遊星「つり乙2」才華的な変態性を入れて、性欲を持たせたみたいなキャラクター(誰にも通じないたとえ)になるというなんともな結果になりました。
 つり乙みたいな作品を作るのは無理だって思って、全く違うタイプの作品を作ろうとしたら、つり乙に似てくるやつ。魂がつり乙と結合している。

 他のキャラクターに関しては語れることが少ないのですが、最後に出てきた彼女に関してちょっとだけ。

 実は彼女、最初の段階ではちょい役で、正直もう出すつもりはありませんでした。
 が、話を進めるうちにあれよあれよと立ち位置が変わっていって、気が付いたら自作でも屈指の危険人物に……こんなはずでは。

 書きながら「流石にこれはどうなの」と思ったりもしましたが、間違ったシナリオではないので出しました。
 でもね、覚えておくといいよ。大嫌いとか、殺してやるって言うのは百合的には恋愛感情だからね。意識してない方がよっぽど望み薄なんだ。

 彼女の活躍に、こうご期待(謎)

今後について

 既に告知しているとおり、連載は一章の完結を持って一旦お休みし、8日の0時から再開するという流れになっております。あらかじめご了承ください。

 理由は様々あるんですけど、一番の理由としては「綺麗に完結した話は、余韻を味わう時間があってもいいんじゃないか」って思ったからだったりします。
 ライトノベルだって、一巻読み終わったあと、二巻の封を切ったり、電子書籍だったらデータを開いたりするときにちょっと間があるじゃないですか。あれです。

 飲み物取ってきたり、トイレに行ったり。あるいは二巻は明日読もうと思って寝てみたり。そのちょっとした間を作りたいなと思ったのが一番の理由だったりします。
 ストック自体はこれを書いている時点でも既にあるのでそこの問題では無かったりします。

 既にちょっと漂ってきているので気が付いている方もいるとは思いますが、この話、大分重いです。
 そして、自作の例にもれず終盤に重心が寄っているところがあります。

 今まではそこまで書きったところで誰も読む人がいないという状態だったのですが、今回は幸いにして読者を多く抱えているという状態です。ありがたいことに。

 なので、今回のような小休止を挟みつつ、基本的には毎日更新で、完結まで走り切って、書籍だのなんだのになって、様々なメディアミックスが展開されるという形ファン(と言うのが正しいかは分かりませんが)の方に恩返しみたいなことが出来るといいなと思っております。
 単純に自分が見たいってのもある。何せビジュアル的には主人公も女ですからね。実質百合です。百合。あら~^たまりませんわ~^

 と、冗談めいた話をしつつも、百合カップルを眺めるモブになりたかっただけなのに。多くの人に読まれ、楽しんでもらえるような展開を迎えることを祈りつつ、あとがきっぽい何かを閉じたいと思います。
 多分書籍だったらこの辺に謝辞があるんだと思います。本作で謝辞を述べるとなると、読者の皆さんしかいないんですよね。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

 それでは、また二章のあとがき風雑記で会えることを祈りつつ。


                                蒼風


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