解禁と自己受容と自己表現を見せてくれたユンギ

D-DAYツアー全28公演が昨日ソウルで終了した。
本当にお疲れ様でしたユンギしー。
終わった喪失感と、達観した本人を見た感激と、これから来る兵役発表への思いと…うーん複雑な心境。
でも、勇気を持って次に進めるメッセージも沢山感じた。
本当にすごいねユンギちん、ありがとう本当に。


ツアータイトルのD-DAYは、「大規模作戦決行」の軍事用語らしい。
これは兵役にも絡めてあるのかしら…ホロリ。
でも韓国のアイドルがカムバックする日までのカウントダウンが「D-3」とか「D2」とか数えるみたいで、そのカムバの当日のことも表す意味もあるとネットで調べたら出てきた。


自分を「解禁する」という表現が随所にあった演出だった。
アルバムに収録されていた曲たちやMVもそうだけど、ライブの演出も各所に意味が込められているのが分かった。
伏線回収が本当にすごい。
映像もそうだけど、ステージが一つずつ減り最後は一つのマスの中で歌う。
最終日は映像に出てきた白いドアを開けて、扉の向こうで満たされた表情で手を振り、自分でドアを閉める。
なんというドラマチックさ。台本があるなら書いた人本当にすごい。


曲の構成もそうだけど、最終日に出演した弟たちや、昨日見に来たホビ・ジンすらも演出に見える。なんというドラマチックさ。
兵役中に休暇を取って見に来るのがほんとに…泣かせる。
本人たちがやりたいように、やろうとしていることが結果、
すべてがアミが喜ぶだろう、アミを泣かせに来ている演出になっているのかな。
あー見事にさらに沼の深いところに行ってしまう。


やりたいことを全部やったんだろうなぁ、と本当に思う。
過程で思い通りにいかず、両親の前で泣けたこと、川の字になって寝たこと
舞台上でも思いが込み上げ、しかもあの会場で表出出来た事
アルバム制作も葛藤しながら、いろんな思いを詰めた曲が出来たんだろうな
悲しさ、怒り、慈悲、闘いの感情

これだけやれたら後は、穏やかな感情に変化していくんだろうな。


シンガーソングライターは感受性の塊なんだなと思った。
感じたこと思ったことを歌詞に表現し、自作のメロディーにのせて披露する。こんな技術があることもすごいけど、それを感じる感受性と、人に訴えかける言葉選びが本当にすごい。才能もあるけど本人の努力と切磋琢磨のたまものなんだと本当に感じる。プロフェッショナルなんだなぁ。
その表現がさらに世間に認められ、受け入れられ浸透することもすごい。これが恍惚で、うぬぼれずにいられるか。この自制心もすごい。
すごいしか言ってない(笑)


彼のD-DAYと解禁と解放と、彼の表情、表現を全部見せてもらった。
全28公演のうちのひとつを、恋焦がれていたLAで観られて本当に良かった。
24年間のトラウマを克服する一歩を踏み出すきっかけを貰えた。
「勇気を持ってやりたいことを実行し、行動しながら自分を受容し、自己表現することで変わっていける、自分を愛するようになる」ということを見せてもらった。
やりたいことをやっている時の自分が好きで、笑顔が止まらなくなるのだ。


Future's gonna be okay.
この言葉を胸に来月飛ぼう。
怖がらなくていい。楽しむことを身に付けよう。
自分のことを最優先に、自分を愛して大切にする。
そういや一昨日友だちに言われたんだった「強欲になれ」と。
泣きながら笑った。


私ももう大丈夫だ。

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