アウトドアライターが思いついたままに綴ったキャンプの魅力
帰宅後の疲労感が幸せ
キャンプは何度やってもワクワクが止まらない。疲れ切って自宅に戻ってからぐっすりと眠れる心地よい疲労感からも伺い知れる。
そして「次はどこへいこうか?」と、疲れていても夢見心地で考える瞬間がとても幸せだ。
人との交流・タイムスリップ
キャンプに付随するあらゆる要素が好きだ。
訪れた土地の人と話して方言の違いを感じたり、たまたま隣り合った人とたわいない世間話をしたりと普段なら生まれない交流を楽しめる。
また、その土地の観光スポットでのんびりして、時間の流れを感じられるのもいい。昭和の香りがする銭湯、時間を超えてなお健在であり続ける景勝地。
目に見えているものだけしか見ない癖が我々にはついているが、まっさらな気持ちでタイムスリップした感覚を味わえる。
不便を楽しむ
普段は気に留めない便利さも、キャンプへ出かけると心底ありがたいものだと実感させられる。たとえば、お湯ひとつ沸かすにしても自宅にいれば電気ケトルであっという間だ。
フィールドでは、コップ一杯のお湯を作るのにもえらい時間がかかる。
ほかにも寝床作りから料理、照明を上手に配置するまですべてが大変だ。これらの不便さはまるでゲームを楽しんでいるようで、何度キャンプをしてもワクワクが止まらない。
「不便さをいかに楽しむか」
この感覚を得られるまで、少しずつ外でアクティビティを楽しむ習慣に慣れていくといいだろう。
外遊びしない人は散歩から、たまに体を動かす人はデイキャンプから、そして宿泊を伴うコテージ泊、キャンプと少しずつ外で過ごす時間を伸ばすことをおすすめする。
初めから1人で無理に挑戦する必要なんてない。経験者に声をかけて助けてもらえばいい。
実際に、アウトドアメディアで体験記を綴っているが、テキストや動画だけで手順や魅力を伝えられないと痛感している。
私が思うのは「こんな楽しみ方もあるんだ」や「こんな人でもできるんだ」とキャンプ挑戦の敷居を下げる存在でありたい。
素敵な一瞬がたくさん生まれる
ひとりで見知らぬ土地へいったり、家族や仲間とワイワイ賑やかに時を過ごしたりとキャンプの楽しみ方はさまざまだ。歯がガチガチとぶつかる寒い夜も、うだるような暑い夏も忘れられない思い出になる。
忘れられないキャンプは、子どもがまだ小さかった頃にした海水浴デイキャンプ。暑い砂浜、照りつける太陽、砂浜に車輪がめり込むキャリーカート……。
妻にまだ小さかった子どもを任せて1人で設営した。業務スーパーの冷凍焼き鳥やフランクフルトを炭火で炙る簡単BBQ。車で帰るからお酒は飲めなかったけど、みんな楽しそうに過ごしていた。
最近では、高校生になった長男と2人でキャンプ。時の速さを実感する。僕自身は成長していると感じていないが、息子の逞しくなった姿を見ると「俺も一応ちゃんと大人になったんだなぁ」と思う。
余計なものがないから、フィールドにいるときは視界も晴れているんだろう。
準備のあれこれ
「お金をかければいいものが買える」これは当然のことだ。だけど、考えてみてほしい。
「ルールや枠があるから工夫する」
限られた予算、限られた積載スペース……。挙げればキリがないくらい制限がある。
潤沢な予算があって、グランピングのような楽しみ方もいい。参考になるかわからないが、私はテント・チェアは安く、寝具はそこそこお金をかける。
キャンプで一番辛いのは眠れないことだ。
高いテントも安いテントも基本的には布地とフレーム。結露はするし、遮音性は皆無だ。それゆえ、高額なものを買う気になれない。
しかし、寝具は別だ。寝心地がよければ疲れも取れるし、次の日を楽しむ活力が自然と湧いてくる。コット・マット・シュラフ(寝袋)だけは性能が優れているものをおすすめする。
それ以外は、子どもが新しいおもちゃを欲しがるように買い足して、使って楽しめばいい。
次はどこへ行こう?
最後までお読みいただきありがとうございます。
思うがままに書き綴ったから読み苦しい点もあったと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。
帰宅したときの幸福感から現地での楽しみ、キャンプ中に感じること、忘れられない思い出、準備と時系列を逆さまにして書いてみました。
アウトドアに関することをメインに書いていますが、正直なところ私の記事を読んでもキャンプの楽しさの1割も伝えられていないだろうと痛感しています。
未経験の方はできることから、キャンプ初心者は楽しめそうな状況を選んで、共感いただけるベテランさんは踏み切れない初心者さんの背中を押してあげるきっかけにこの記事がなればうれしく思います。
ライター・フリーランスは孤独です。私は1人で悩んでいる人のためにnoteで情報発信しています。サポートいただけたけた収入は、更なる有益情報を発信するための原資とします。賛同していただけたらうれしいです。