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フレグランスプランナーという仕事をはじめるにあたり


突然ですが、私の鼻は1000の香水を嗅ぎ分けることができますが、これは特別な事ではありません。嗅覚はつねに学習を続けますし、人間の嗅覚は象や犬に劣っても、機械を超えることもあるのです。

そして、あなたが今感じた香りはその風景を忘れても記憶に残るのです。

皆さんはかおりで記憶がよみがったことはありますか?
私には、スーパーの果物売り場の香りで思い出す場所があります。
幼少期、姉と2人でおつかいに行った、今はないスーパーです。祖母の家の近くで、2、3回しか行ったこともないのに、またそこに行けたら、と思ってしまうのです。

これはプルースト効果といって、かおりで記憶が蘇る現象です。別の例では、カレーライスのにおいがして、カレーが食べたくなる現象も、プルースト効果ということができるでしょう。

嗅覚は感情脳に直結することから本能や記憶と密接な感覚であり、意外なことに視覚情報よりも記憶に残ります。

そしてニオイについて。
匂いは分子でできています。面白いことに、
動物の排泄物とジャスミンの匂い分子は同じで、濃度の違いで印象がかわります。

ここに至るまでに私は、
商業施設の開発・運営事業についたのちに香水業界へ転身し、ニッチフレグランスの販売、サロンの法人営業、そしてメゾンフレグランスのPRマネージャーを務めました。
私は香水の嗅ぎ分けを身につけ、調香師やメーカーとの関係を構築し、市場を見つめるなかで、いつも考えていたことがあります。

世界にはこんなにたくさんの香りがあるのに、日本で流通している香りがまだすくない、香りで日本の感性をより豊かにしたい!

この思いで今後、3つのステージで事業を展開します。
1つ目は企業への香りのブランディングです。

すなわち、企業を香りで記憶に残すビジネス。

これをフレグランスプランナーと名付け、このように定義します
カスタマーの香りの課題解決とともに、香りでカスタマーが新たなステージをみすえられる、そんなブランディングの提供です。

スキームについて。
当社とクライアントのあいだで、現地ヒアリングと提案ののち、メーカーへの発注を当社が担います。クライアントは自社の香りとしてサービスを提供するのみです。

ターゲットは事業者のあらゆる空間です。
香りを広げる方法もクライアントに合わせて提案します。

ニーズを探るためにアンケート調査を行いました。
みなさんは自身の職場でニオイが不快だったことはありますか?

アンケートでは60%の人が不快感を感じたことがあるとの回答でした。

においの原因は、体臭、タバコ、カビ が多くを占めました。

職場のにおいの原因(SOU FRAGRANCE調べ)




たとえ匂いを気にしなくても、
不快臭による脳へのダメージは深く、思考力の低下をも招きます。よって組織は悪臭で会社のイメージも、組織の作業効率もさげてしまうのです。

一方、香りのメリットは
・ラベンダーやコーヒーの香りのほかに、個人が良い香りだ、と感じる香りを嗅ぐだけで脳にα波が流れる事がわかりました。
・また、香りをつけることは無臭よりも好印象である事がわかりました。

企業は香りを採用することで、従業員のパフォーマンス向上のみならず顧客、従業員満足度も向上させ、お客様に親しまれるといった効果が期待できるのです。
さらには、業界のイメージを払拭するような香りで採用活動でのイメージアップなど他社との差別化ができます。

〈SOU FRAGRANCEの特徴〉
①世界中、星の数ほどあるフレグランスから厳選する香りで、精油で作る香りの領域を超える、個性ある演出ができること

②ツールも組織のスタイルに合わせて選べるため、メンテナンスの負担も少なくできランニングコストに縛られないこと

③完成された作品を導入するため、開発費をかけずに短期間で理想の世界観を実現できること

SOU FRAGRANCEは、フレグランスプランナーとして、企業や地域の香りを手掛けます。ぜひ、香りについてお話をしましよう!

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