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水車こわれました

少し前のことですが、先月の近年稀にみる豪雨で水車が中破しました。上流から濁流とともに押し寄せて来た大量の岩が何度も水車に激突し、羽を大きく損傷しました。

取水ダムは損傷しませんでしたが約10cmほど位置がずれ、取水口のフィルタ用のグレーチングは100mほど下流まで流されました。辛うじて発電は継続出来ているものの、出力が著しく低下しています。

半年間は深い雪に閉ざされる豪雪地で、毎年5月になると春先を迎える合図のように沢は雪解け水で急激に増水します。その雪解け水に耐えてきた水車が破壊されました。

私の知る限り、これまでこの地で雪解け水を超える沢の増水を経験した事がありません。

水車のみならず、周囲の道路やU字溝なども破壊的な被害を受けました。

激しい衝撃を受け、羽は破れ溝から逸脱しています。

岩が激突した時にできたと思われる打痕や圧痕が多数見受けられます。

水車はU字溝に跨るように設置していますが、ある程度高さを取っているため、これまで取水ダムからオーバーフローして来た水が水車に支障することはありませんでした。春先の雪解け水でもまだ余裕がありました。

しかし今回の豪雨は特別です。破壊された水車やU字溝、道路などがその凄まじさを物語っています。

これから中破した水車を修復して行こうと思います。

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