IMGP3997のコピー

水車なおしました(前編)

中破状態でもなんとか発電自体は継続できましたが、著しく出力が低下したため修復します。

まず、羽と底板を全て取り除きます。

内部は稼働時間相応の汚れと少しの錆が有りますが問題ないようです。防錆処理が効いてジュラルミン板は腐食していないようです。軸は表面に少しの腐食が認められますが内部に進行している様子はありません。

新たに4mm厚サブロクサイズの耐水合板を5枚使って部品を製作します。

1枚の合板から30cm×55cmの寸法で6枚切り出し、これを合板4枚分で計24枚の羽を作ります。この時、曲げる方向と木材の目を正しい方向に合わせなければ割れの原因となるので、切り出す方向に注意します。底板も同様に切り出す方向に注意して合板1枚から30cm幅で5枚切り出します。

羽を溝に叩き入れやすくするため、サンダーで少し角を落とします。

羽に補強材としてアルミアングルとチャンネルを組み合わせたものを接着します。勿体無いので破損した羽に使っていたものを再利用します。接着材として普通のシリコーン系コーキング剤を使い、水漏れ防止のため発泡ゴムのパッキンテープを貼ります。

底板はアルミアングルとハカマを組み合わせたものを接着して連結します。こちらも再利用です。

底板の端を溝に嵌めたらボルトを手で軽く締めて、作業中に外れないように仮止めしながら慎重に手で押して撓ませて溝に嵌めていきます。

最後に現物合わせでちょうど良い長さのところに印をつけて切断し、一周を連結します。

台風が接近しているため、作業はここまで。羽を入れる作業はまた天気が良くなってからにします。

後編へ続く…


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