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音楽雑記 8月29日

安井かずみさんについての本を読んだり楽譜を探したり曲を聞いたりしていますが、ユーミンにも共通するのが「キャンティ」と言うお店の存在の大きさです。
芸術や文化について語り合う場というのがあって、そこで話すことや思いっきり遊ぶことでよりそれぞれの作品や考えが発展していくのかもしれません。
今はそれがネット上でも可能に。

子供たちは便利なものが「便利」と思うこともなく手元にあるのが当たり前です。
私が住んでいるところは中国地方なのですが、幼い頃はお風呂はガスではなく薪などで焚いていました。
火をつけて燃やして入っていました。
もちろんシャワーもなかったです。

だからシャワーが家で浴びられるようになった時、
電子レンジが来た時、便利さと気持ちよさに歓喜の声を上げました。

自分の手を使い、色々な作業をコツコツとして得るのが当たり前でしたが、今はなんでもある。

現在も変わっていないのはスポーツや音楽などの技術というものはコツコツと積み上げないと実力がつかないということでしょう。

「本物を聴く、見る」ということも大切で、ピアノの音一つとってもそれがただ弾ければ良い、鳴っていれば良いのかというと、そうではない、ちゃんと心が入った音で有ればそれはそういう音になる。
そうではない演奏や音も聴き分けられる。それはやっぱり聴く耳を鍛えることをコツコツとなんとなく積み重ねて。

あるところでモーツァルトとショパンを聴きましたが、そのピアニストさんは音を弾き分けていた。同じピアノで同じピアニストさんであるけれど、音色が、響き方が違う。なんと心に沁みるショパン!彼女がどんな風に練習を重ねているかわかりませんが、見たもの、読んだもの、感じたこと、味わったこと、が演奏やその音に反映されていて
その音に魅了されました。これからも楽しみです。


家から20分車を走らせたところ・数十年全く変わらない景色

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