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声の記憶【野村昭子さん】家政婦は見た、渡鬼のタキさん

女優の野村昭子さんの訃報を聞いた時
95歳という年齢に驚いた。
そしてもっと驚いたのが、自宅で生活していて
行きつけのお寿司屋さんについ何日か前にも行かれてたということ。

私の野村さんから受ける印象は
はっきりとしたお顔と
あの「声」だ。
もしも背後にたくさんの人がいたとして声を発しているとしよう。
それでも野村さんの声はきっとわかると思う。よく通る声。
そしてきっぱりはっきり、顔の表情もセットで記憶に残っている。

とてもはっきりしている声。
ちょっと意地悪な感じのセリフも
誰かを褒める様子も
とにかく野村さんの声は耳に残る。


「渡る世間は鬼ばかり」はずっと見ていて
「おかくら」のお母さん役の「山岡久乃」さんが亡くなられた後
家族は誰も知らないけれどお母さんの友達だったということで
いきなり出現。みんなが怪しむ中お店のこと、家庭のことへぐいぐいと突っ込んでくる。
そのセリフの声の感じがとても印象に残っている。
最初はみんなに疑われながらもだんだん信用されて
「おかくら」にはなくてはならない存在になっていく・・・

その声はやっぱり少し明るめで、はっきりしていて
高め。声を張った感じ。
耳に残っていますね。

こちらのサイトでもコラムを書いています。

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