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SAVE KAKOGAWA FES memo #3 視点

会場レイアウトの作成から参加できたことは大きかった。総合プロデューサー亮の「ブレなさすぎ」には驚いたし、自分の反省すべき点でもあった。

ポイントはたったの2つだけ、「来場者目線」と「シンメトリー」。全ての調整、修正はこの2点に基づいていた。前者は全てのイベントに通じるもので、後者はSKFのコンセプトの要素の一つ。

「来場者の目線」 来場者の目線でSKFをみる。来場者になってみて、来場者の目線からイベントをみる。来場者が立ち止まるキーのポイントで感動をあたえる。基本なのだが、ついつい忘れてしまいがちになる。

例1) 現場視察する前のステージの位置は土手側中央だった。来場者が一番最初に立ち止まる箇所が土手のポイント(今回Photospotとした場所)だと判断した時、会場レイアウトは大きく変更となった。このポイントから会場全てが美しく見渡せ、感動を与えられるようなレイアウトに変わっていった。

例2)2日目キッチンカーのレイアウトを変更した時に、現場運営の効率化を図り来場順にキッチンカーを配置しようとした私に、「背の高いキッチンカーは土手側、背の低いものを中央サイドにして」と指示がでた。これも土手の上から見た来場者が見たとき会場を一望できるようにとの配慮からの指示だ。運営のらくさを取ろうとした自分と来場者へのインパクトを考えた視点の違いだ。来場者の目線を考えなかった自分の甘さを感じた瞬間だった。あれほど、Consumer is boss とサラリーマン時代に教えられたのに、まさにそれが実践できていない自分がいた。

「シンメトリー」 今回のSKFのレイアウトのコンセプトの一つにシンメトリーがあった。

例3)水タンクの置く場所を中央右テント付近に配置していたら、きっちり両側に置きなおす指示がでていた。ランラン灯の吊り位置もシンメトリーになるよう微調整の指示。シンメトリーと何度も聞いていたのだから、現場で新しい事に遭遇してもコンセプトに沿って備品を配置しておけば、やり直しがなかったのにと反省する。ドッグレースの柵、やり直しできなかったがあれも気がついていればちゃんとシンメトリーにできていたのに。

すごくシンプルで一貫した見方、考え方だと思う。現場で運営している自分達はついつい考え方を忘れ、ついつい物を動かすのに楽な方に流れ、結果として基本を忘れて仕事を増やしている。

デザインって結構シンプルなんだと思う。でも、そのシンプルなものを現場で貫き通すことができていない自分がいる。次回は気をつけるではなく、無意識レベルでできるようにしなければいけないな。



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