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40. 石原結實『「食べない」健康法』

 まわりに触発されて、朝ごはんを軽めにしはじめた。

 これまで、白米と納豆だったり、卵かけごはんだったり、とにかくお米を食べなければ物足りない。そして、お昼はパン1個という生活をしていた。
 朝のお米はともかく、お昼のパン、それもお惣菜パンだと栄養が偏りそうだし、お腹を満たすためだけに食べるというのはどうも味気ない。そこで、お昼は社員食堂でしっかりと食べ、代わりに朝と夜を軽めにした。

 新しい食生活をはじめてから約1週間。いまのところ、生活のリズムがより規則的になったし、体重も微減の傾向にある。

 前置きが長くなったが、食べる回数を減らし、空腹を楽しむための座右の書としているのが、石原結實氏の『「食べない」健康法』だ。

 氏の主張は極めて明瞭。食べすぎが万病のもとだから、1日1食、もしくは1日2食の生活を実践しなさい。以上。

 朝はにんじんりんごジュース、日中は黒糖しょうが紅茶でエネルギーを補い、夜はお酒も含めて好きなものを食べるという「基本食」がさまざまな角度から何度もくりかえされる。
 いきなり1日1食にするのが難しければ、まずはお昼におそばを食べる1日2食健康法から。慣れてきて、体調もよければ、1日1食健康法。そして、さらに体調がよかったら、1日断食へ。

 もともと本書を手にとったのは、いわゆるプチ断食に関心があったからだった。Amazon.co.jpの注文履歴を見ると、購入したのは7年前の2014年。恥ずかしながら、その後、1日1食健康法もプチ断食も実践できていない。結局、中国の美食の魅惑に勝てなかったのだ。
 日本に帰り、おそばや黒糖しょうが紅茶に接しやすくなった。晩ごはんも家族に管理され、安易に暴飲暴食に走らない環境は整った。

 今度こそ、「食べない」健康法を実践してみせる。

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