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大人になってからやるピクミン

先日、ピクミン4のストーリーを完全クリアした。本シリーズを遊ぶのは、ピクミン2以来、15年振りくらい。

夢中になって遊んでいたら、4日程度で終わってしまい、自分でもびっくりした。
今日は子供の頃の思い出と共に、色々と振り返っていく。

初代ピクミン

初代のピクミンが発売されたのはいつだったっけなと調べてみたら、2001年10月26日、つまり今から20年以上も前だ。
おかしい…あの頃は小学校上がりたてだったのに…

僕の場合は、確かクリスマスプレゼントにゲームキューブと一緒に買ってもらった覚えがある。12月25日の朝、枕元に置いてあった。

で、クリア出来たのか。出来るわけねぇだろ。

いまでも希望の森の、最初の水たまりに赤ピクミン100匹で突撃して全滅した記憶が、鮮明に残っているし、オリマーがオニヨンに吸収されて、頭から葉っぱが生えていたのも覚えている。

そう、初代のピクミンは難しかったのだ。というか、ピクミンというゲームそのものが、言うほど子供向けではない。
キャラクターこそ可愛いが、やってることは「あるタスクを一定の期間で完了させなさい」というゲームで、それこそ仕事と変わらない。

それが小学生上がりたてのキッズに出来るわけもなく…確か樹海のヘソから先は、お母さんにやってもらったような気がする。64のゲームもそうだったような…

ちなみに、好きな原生生物はパンモドキだった。

ピクミン2

それから時は流れ、2004年4月29日。続編のピクミン2が発売された。私が実際にプレイしたのは…確かそれから数年後だった。おじいちゃんに頼んで、ビックカメラで買ってもらったのを、よく覚えている。

前作からの追加要素がとても多かった。紫と白のピクミンが追加されたり、黄ピクミンが電気に強くなったり、2人で作業分担や洞窟探索が出来るようになった。

今作では、探索日数の制限がなく、自由にのんびりと遊べるよと謳われていた。実際、そうだったのだが、そんなに甘い話もなく……

このピクミン2、原生生物の殺意がバチクソ高い。

例えば、有名なダマグモキャノンが出たのも今作だ。大量のピクミンを銃殺された。

アメボウズが登場したのも今作。僕の場合は、初号機が解説してる間に青ピクミンを大量に轢殺されてしまい、あまりの恐怖で中学に上がるまで水中の城に入れなくなった。

他にもクマチャッピーに待機チームを襲われてみたり、サクレショイグモにふっ飛ばされたり、電気でピクミンが消し飛んだりした。

明らかに前作プレイ済であることを前提とした難易度であり、のんびり探検とはかけ離れた地獄のサバイバル生活。
しかし、とても楽しかった。未知の洞窟を見つけ、たくさんのピクミンを引き連れ飛び込む、あの瞬間はいまでも忘れられない。

ピクミン4

実は僕、3はプレイしていない。2が出てから9年後の2013年にWiiUで出たらしいのだが、どうもやる気が出なくてやらなかった。
(多分、本編で紫ピクミンが使えないと知ったから)

その後、移植版が出たのにも関わらず触らないまま、ピクミン4の発売を迎えた。それが2023年7月21日だ。

なんと3→4の間で10年くらい経過している。時の流れとは、かくも恐ろしい…。

そういうわけで、ほぼ20年振りくらいに遊んだピクミン4だったが、これがとても面白かった。

まず2人で分担していた要素が、オッチンに変わった。最初見た時は「なんだこのブッサイクな犬は」と思ったけど、これが本当に頼れるやつだった。
水陸両用で、原生生物を気絶させる超強力な体当たりを備え、カミツキでコチャッピーを瞬殺し、鍛えればピクミン100匹分の運搬も可能、とんでもないバケモノ。

もうこいつ一人(?)でいいんじゃないかな…。性能はさておき、見ていると表情豊かで本当に可愛い。指示があれば、耐性のない炎や電気にも突撃していく姿は涙を禁じえない。
(もちろん、ゲームを進めるとこれらも無効になる)

新たなピクミンとして、氷ピクミンが追加された。こいつもまぁ、とんでもないやつだった。数で襲いかかれば、敵をあっという間に凍らせて、そのまま砕くという、DIO様もびっくりな気化冷凍法を披露してくれる。
水たまりに投げ込めば、凍らせて誰でも通れるようにしたり、それはそれはもう便利なピクミンだった。

一方でピクミンは3色しか出せなかったり、引き出せる上限を拡張するには、ゲームを進める必要があるなど、新しい制限もあった。が、それはそれで楽しかった。

例えば、ピクミンの上限はとてもよかったと思う。僕みたいに何もわからず、水に突撃するキッズがいなくなることだろう。
(今作では、ちゃんと水たまりの前にピクミンが待機してくれるが)

"ダンドリ"という概念も面白かった。一定時間内に作業を完了させるダンドリチャレンジや、2のバトルを拡張したようなダンドリバトルなどなど…。
僕はまだ出来ていないけど、いつか対人戦もやってみたいと思っている。配信でやりたいので、挑戦者募集中だ。ボッコボコにされそう。

特に今作で嬉しかったのは、紫と白のオニヨンが登場したところ。取得条件こそキツかったが、手に入った時は本当に嬉しかった。
2の時は一生懸命、ポンガシグサに赤ピクミンを投げていたのに…。なんだか感慨深いものがあった。

その後、紫のペレットを見つけて感動していたが、よくよく考えてみると、もう地上も洞窟も全部回収済みで、増やしたところでやれることがなかった。

そんなわけで、夢中になって遊んでいたら4日程度で終わってしまった。

次回作はいつだろう?

ピクミンシリーズはナンバリングを重ねるごとに、その発売までの期間が長くなっている。
1→2が3年、2→3が9年、3→4が10年…。もし5が出るとしたら10年以上かかったりするんだろうか。

僕が元気で生きているうちに、あと3作くらいは…ピクミン7くらいはやりたいなと思った。何ならもうFFもびっくりの16くらいまで出してほしい。頑張れ任天堂。

今年はまだマリオRPGやドラクエモンスターズ、ポケモンの拡張もあるし、FF14は6.5もやってくる。

まだまだ、忙しい日々が続きそうだ。

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