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左ききのエレンに想いを寄せて

左ききのエレンという漫画を読み始めたのは2019年の3月ほどでした。2019年の1月にStake Technologiesという会社を起業したので、当時は「誰でもない誰か」でした。

2019年3月30日に1巻を購入
こういう状態。

左ききのエレンに興味をもったきっかけは「天才になれなかった全ての人へ」というメッセージです。周りからは色々と言われますが、僕はこれまで、自分のことを天才だと思ったことはありません。むしろ天才達に負けてきました。現役で東大に落ち、1年浪人して受けた2度目の試験ではなんとテストの総合点数が下がりました。(1年間ちゃんと勉強してたんですけどねw)Astarにおいても一定結果を残せているのは僕自身の力というよりも周りに天才的な人たちが多いからだと思います。左ききのエレンは広告会社で働くクリエイター、朝倉光一とアーティストである山岸エレンの物語です。僕は社会人として会社で働いたことはないですが、デザイナーとしてその道で生きていく朝倉光一や作中の登場人物には大いに自分を重ねました。(ちなみに僕は26歳なので作中に出てくるエレンや光一とは年齢が近く、横浜育ちなので、「横浜のバスキア」が書かれた横浜•馬車道の美術館はよく知っています、また今年からシンガポールとニューヨークに多くいるのでエレンが訪れたニューヨークも親しみが湧きました。)

実際に起業家という職業と左ききのエレンに出てくるクリエイターは近い職種で、創作という活動と何もないところから事業を創るというのは似ていると思います。頭の中は常に事業のことことだし、寝れないほど忙しい日なんて星の数ほどあるし、いくら頑張っても、いくら良いことを言っても結果が全ての世界です。

左ききのエレンには数々のプロフェッショナルが登場しますが、各々に葛藤があり、それでも何かを残そうとする人たちがかっこいいなといつも思っていました。特に思い出すことが多いシーンはここです。

「クソみたいな日にいいもん作るのがプロだ。」目黒広告社のエース、神谷雄介の言葉ですが、いつどんな時であっても結果を残す。この姿勢は大事にしています。

「黒い化物」のNFTを入札しました。

黒い化物は作中で横浜のバスキアという名前で登場している山岸エレンが高校生の時に描いたグラフィティアートです。このアートから全てが始まったといっても過言ではないアートであり、左ききのエレンの中でも重要な役割を占めている作品だと思います。「不思議な事に、目撃者として名乗り出た23名のほとんどが会社経営などで巨万の富を築いている。」というジンクスが作品にあるらしく、今後僕自身がこのジンクスを再現できるかは面白い視点だと思います笑。

もちろん、左ききのエレンという作品が好きだということもありますが、今回のNFTの取り組みに参加したのは、取り組み自体に価値があると考えたためです。アートは専門家ではないですが、これまでの常識を覆す何かが作品として表現されたとき、新しいアートとしてのカテゴリーが作られた時に価値が生まれると思います。その点で漫画の中のアートをNFTで再現するのは今までなかった新しい取り組みですし、それに値がついたこと自体に価値があると思っています。この作品は「会社経営などで巨万の富を築く」まで持ち続けようと思います。

また、Astarとしてはエレンのマネージャーの加藤さゆりもこう言っているので、しっかり逆輸入してこようと思います。


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