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人生セーブデータinイギリス-27

Week27

終わりの始まり

今日は、バイト先で新しい仕事が見つかったから辞めたいということを伝えた。
店長的な人に伝えると、「最終日いつにする?」と言われ、「日曜でもいいですか?」と聞くとあっさりOKという感じだった。

とりあえず、週7で働くことは無くなったので良かった。

俺が知らない間に(多分中国語でやり取りされてる)辞めることがみんなに伝わってた。
イケオジにもまだ伝えてなかったが、急に後ろに立たれ、「日本に戻るのか」と聞かれた。「いや、新しい仕事見つけたんだよ」というと、「それはいいな」とだけ言って去った。

辞めると伝えた時の反応は、2パターンだった。
え〜辞めないでよーと悲しんでくれる人と、次の仕事見つかったんだって?それは良かったよと言ってくれる人。

後者の方がありがたいな。前者の方は、罪悪感を感じてしまう。
いろいろ教えてもらって、やっと慣れて大体のことできるようになった時に辞めてしまうんだから、申し訳なさは非常にある。けど、決まってしまったこと。しょうがないんだ。
あと、月〜金で仕事と伝えると、「土日来ればいいじゃん!」という人もいた。いやーしんどいですう。

今日は店長的な人から「ボーナス」とお年玉袋のようなものをもらった。中には£10が。そして、チップも£10いただいた。チップもお年玉袋に入れ、後ろポケットにしまって仕事していた。

家に帰って気づく。お年玉袋がない。
嘘だろ…どこかで落とした…?

バイト中に落としてるから気づくはず。最後の掃き掃除担当は俺だし、その時に床を隅々まで見てるからそこで見つけるはず。
帰り道のどこかで落としたのか…?

何してんだよまじで、ほんとアホだよなお前。せっかくのお気持ちをお前のアホさで踏み躙るなよ、腹立つな。
はあ、ショック。

Keep in touch!

今日は忙しかったですねえ。
バイト募集してるか聞いた時に、日本がすごく好きだと話してくれた受付の人が、「電話番号交換しよ」と言ってくれて、交換した。「これからも連絡取り続けよう」と言ってくれたのは嬉しかったな。

最後の終わり

バイト行く前に、お世話になった人に何か買えないかなと思いスーパーに行った。
時間もそんなにないので、急いで探してると、いい感じのチョコがあった。それを8個買って家に帰る。合計5,000円した。でも逆にチョコですいませんって感じだけど、許してくれ。



家に帰ると、大家さんがいたので、少しお話し。新しい仕事が見つかったことも伝えると、「おお!いいね!たまには環境変えるのも大事だよね。次の仕事も楽しめるといいな」と言ってくれた。

バイトに行くと、おばちゃんに「最終日楽しんで!」と言われた。最後かあと思いつつ、いつも通り仕事する。16時から30分あるご飯休憩のタイミングで、チョコをみんなにあげた。「そんなことしないでいいのに〜」という、日本と同じような反応だった。「お金無駄に使わなくていいのよ!」とも言われたが、気持ちだから受け取って〜とみんなに渡した。

一昨日とは別の人から、「土日働きにくればいいじゃん!日本人はタフだろ?」と言われた。「いや、日本人週7で働かんのよ」と伝えると「インド人は週7で働くけどなあ」と言われた。本当か???

火を使って調理する方のキッチンに、新しい人が来てるみたいで、フライパン使って調理する練習してた。おばちゃんに「そうたもやっておいで!」と言われ、焼きそば作った。教えてもらいながらやったけど、火は熱いし、フライパン重いし、めっちゃ大変だった。でも楽しかった。最後にこれ経験できたのは良かったな。

正直、ストレスも溜まるバイトだったけど、最後は笑ってお別れできたから良かったな。
真面目に取り組めば、嫌われないのは世界共通だよ。多分。

始まりの始まり

さて、初出勤。
オフィスは中心街にあるので、市電に乗っていく。

駅からは歩いて10分くらいのところにオフィスがある。ブザー鳴らしてねって書いてたけど、鳴らしても応答がない。
誰かが中から出てきたタイミングで、入った。
3階にある受付まで行くも、ここもドアでロックされてる。ドアベルを鳴らしてねと書いてあるのに、押しても鳴ってるのか分からん。今回も中から人が出てきたタイミングで、入った。

受付の人と挨拶をして、椅子に座る。
同期と思われる人が、3人いる。

椅子に座って、使うアプリの設定やら、いろいろやって時間を潰していると、マネジメントチームの人が来て部屋に移動した。

そこから契約の話、イギリスの税金の話、お金は大事に使うんだよ〜という話、いろんな話を聞いた。

そして最後に契約にサインして今日は終了。14時ごろに終わった。

大きな壁にぶち当たってるのをヒシヒシと感じるね。
大体、話してることは理解できるけど、理解することで精一杯になってしまうこともある。
周りの人は、気になること、わからないこと、聞きたいことを積極的に聞いてるけど、自分にはそれが難しかった。

色んな面で壁にぶち当たってるのは感じてるけど、乗り越えてこそだし、それをサポートしてくれそうとも感じることができたのは良かった。めちゃくちゃ頑張らんと。

トレーニングぅ

社内トレーニング2日目。
着くと、昨日一緒にイントロダクションやった人がいて挨拶した。
そしてすぐ、営業の話し方とか、ピッチについて教えてもらってる会議室に連れて行かれて、講義に参加。正直、話についていくので精一杯ではある。なんとか理解はできる。
ただ、何かわからないことがあって止まった時に、話はブワあぁぁって進んでいく。そうすると、そこの部分一気に抜けたりする。
しかも集中力切れるタイミングがなぜかあって、頭に入ってこなくなる時間がある。

そのあとは営業の流れや、やることを教えてもらった。実際にあるチャリティのポスターを2分間見て、20秒でプレゼンしたりもした。全然ボロボロでしたけど!

今日も14時くらいにはトレーニングが終わり、家に帰る。昨日まで水曜だと思ってたが、今日はシティの試合がある。
が、その前に課題がある。

課題を18時ごろに終わらせ、スタジアムに向かう。やっぱ徒歩圏内にエティハドがあるの、バグすぎるなあ。

本日は3階席です。上は上で全体が見やすくてよかった。攻め込んでる時のラインってこんなに高いんって思った。



今回の席は、前よりもチャントとかブーイングとか聞こえる気がする。
相手キーパーがボール持つたびにブーイング凄かったな。

試合は0-0で、なかなか点が決まらず推移してた。シティがボールを持って攻め出すたびに、「カモンシティ!カモンシティ!」の掛け声。
そしてついにハーランドのゴールが決まった時には「ハーラン!ハーラン!ハーラン!」のハーランコール。
1番好きだったのは、「チャンピオンズ アゲイン アレアレー、チャンピオンズ アゲイン アレアレー」って歌うやつ。

初Sales

今日は初めて営業を実践する日。いやーできるの??一通りのことは教わりはしたものの、他の人が当たり前にできる「英語」がそんなに話せない中で、営業なんてできるのか?

リーダーと一緒に家を訪問していく。まずは、リーダーがどうやっていくのかをしばらく観察する。そしてやってみな、と言われ挑戦。まあスムーズにはできない。言葉は詰まるし、話す順番はぐちゃぐちゃになるし。

詰まった時はリーダーが助けに入ってくれる。そのまま話を進めてくれることが多い。
「彼、今日初日なんですよ!それにしてはうまくやってますよね」と自分の状況を説明してくれる時もある。優しい人はそれに対して「全然いいと思うよ!すごいよ」とか「初日、頑張ってね!」と言ってくれる人もいる。優しいなあ。
会社側から設定されてた目標は達成したけど、当然ながらまだまだだし、自分の英語力の無さを痛感した。

学ぶこともいっぱいで頭パンクしそう

頭破裂する


フィールドワーク2日目。今日は別のリーダーと行動した。カナダ出身の教師経験のある方。
今日は初めて自分の説明から寄付してもらえた。最後まで話はしきれなかったけどから、リーダーの助けのおかげだけど笑
寄付をもらったあとリーダーに「初めて寄付もらえたね」と言われて、自分の成績になるのかとびっくりした。

まじで今日も学べること多かった、、頭が追いつかん。。
昨日よりは少しスムーズに話せるようになった気がする。

回ってる最中に雨も降るし、雹も降るし大変でしたわ

今日の現場は車で1時間くらい移動が必要だった。移動中の車内でも営業の練習してもらったり、仕組みを教えてもらった。
帰りの車では日本の話題になることが多かった。
リーダーが空手をやってたこともあって、空手の話や、イギリスは北と南でイントネーションが全然違うけど、日本も同じようなことある?とかいろんな話した。

毎週木曜、仕事の後バーにみんなで集まって飲んだりしてるらしい。ただ楽しく飲むことが目的なんじゃなくて、ネットワークを作ることが目的。リーダーやマネージャーに色んなことを質問する時間みたい。めっちゃいいね。

俺はまた別のリーダーと話をさせてもらった。その人のことを聞いた時からずっと話したいと思っていた人。

イタリア出身の女性。彼女は会社に入った時、ほぼ英語が喋れなかったらしい。
俺の方が上手く話してると言われるほど。
でも今はペラペラでリーダーをやっている。

話を聞けば聞くほど「わかる」と思うことばかり。
「イタリアの大学に通っていた時にもちろん英語も勉強したけど、話せるようにはなれなかった

わかる。

「最初ロンドンにいたんだけど、色んな国から来た人がいて、何を言ってるのか全く理解できなかったの。

わかる。

「イギリスに来て最初はレストランで働いてたんだけど、英語ができないから接客はやらせてもらえない。皿を運ぶだけの仕事だった。

わかる。

「でも、ここじゃ英語は上達しないと思ったから、仕事を変えようと思ったの。それで営業がいいなと思ったわけ。

わかる。

「最初は「私は英語も喋れないイタリア人だから周りから嫌わてる」と思ってたの。

わかる。

「でも、ある日考え方を変えたの。「ごめんなさい、イタリア出身で英語が上手じゃないの」というと、興味を持ってもらえることに気付いた。

「だから、営業する時も自分がどこ出身か当ててもらって、そこから関係を構築したりするようになったの。

「私は、フィールドワークでしか英語勉強してない。1日100人と話して、それを1週間やったら500人よ。上達しないわけがないわ。

「練習あるのみよ。練習していけば絶対大丈夫だから。

すごく勇気をもらえた。日本出身であることを利用しない手はないな。

マネージャーと話した時も「英語の能力に関わらず、学び続ける姿勢が大事だよ」と言われた。俺の英語力は理解された上で採用されたんだ。ここで頑張らない訳がない。

最高の会社じゃね?

この1週間尋常じゃないくらい長い。画像とか作る暇もなかった。。

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