見出し画像

「もがく。」企画書

キャッチコピー
命をかけて自転車漕ぎ、たった一つの称号を目指す男達の物語。

あらすじ
高校3年の夏。新垣新は進路に迷っていた際、近くで開催されていた競輪場に脚を運ぶ。そこでは年に一度のグレードレース行われており、非常に盛り上がっていた。その空気感に驚きを隠さずにいた。その時の感覚が忘れられず、そこから競輪に興味をもち、その世界に踏み込む。
自分も観客を盛り上げられるような選手、そして競輪グランプリを制する選手になりたい。
ライバルと共に凌ぎを削りNo. 1を目指す物語。

1話ストーリー
北海道函館市。この街に住む青年、新垣新は、高校3年の夏進路指導を受けていた。この先、やりたい事も見つからず、ただ地元の大学に進もうとしていた。学校が終わり、家に帰る途中、自転車を漕いでいると遠くから歓声が聞こえた。函館競輪場の方からだ。普段は静かな建物で興味もなかったが、今日はとても盛り上がっている。競輪という競技があることは、知っていたがあまりいいイメージはなかった。ギャンブルに対する嫌悪感。しかしとても気になる。調べてみると高校生でも入場が可能だったのですこし行ってみる事にした。するとそこの熱気は信じられないものだった。
選手に飛び交う応援ややじ。普段の静かな建物とは思えないほど盛り上がっている。度肝を抜かれていると、その場にいた黒いサングラスの中年の男が話しかける。
何でこんなにも盛り上がっているのか、何が行われているか、不思議に思った事を聞くと男は一言いう。
「今からここでチャンピオンがうまれてる。少年。だまってみてろ。決勝の発走だ。」その言葉に新は黙ってしまう。音楽がなり、レースが始まった。最初は一列になってぐるぐると走っている。何が起こってるかわからなかった。ただとても空気がひりついている。
そして、残り2周、一斉に動き出す。同時に会場も盛り上がる。心臓の鼓動が速くなるのがわかる。そして鐘がなり、全力で自転車漕ぎ出す。正直、ものすごい速度だった。本当に同じ人間なのかと思うくらい。
観客からは」「もがけぇぇぇ佐々木!!」と声がする。そして選手達はゴール線を駆け抜けた。
優勝したのは佐々木駿とコールされ、会場が大いに盛り上がる。その後家に帰る道中もこの光景が忘れられない。胸の奥で心臓が揺さぶられる感覚。
俺も選手として、あの立場で味わいたい。
そう決意し、競輪を調べる事にする。親からも好きな事をしろと言われていた為前向きに押してくれた。やりたい事が見つかった。その日、のちに怪物世代と競輪界で呼ばれる125期の選手が1人誕生する。


2話以降のストーリー
競輪選手になるには競輪養成所に入る必要がある事をしる。次の入学は来年の5月。まだまだ先だと知り、身体作りに励むが、上手くできているかわからずに悩む。そんな時ふと、札幌競輪場の近くで自転車に乗っていると、先日にあった中年の男性に会う。男に話しかけ、競輪選手になる事に決めたと告げるが、一蹴されてしまう。だが、諦めないと反論すると、男はローラーを渡してきた。3日後までにこの上で漕ぐ事ができたら認めてやる。そう告げて去る。三本ローラーは初心者にはとても難しく勇気のいるものだ。新やってみるが、安定せずに何度も転倒する。そして、3日後に男の前でローラーに乗ることになり、ふっと息を吸い込みローラーを成功させる。すると中年の男は自分が元競輪のs級選手であることを伝え、養成所までの期間指導してくれる事になる。そこから本格的に練習を開始し、約8ヶ月に第125期生として、養成所に入る。養成所では様々な同期が沢山いた。
父親が現役の競輪選手や、ロードレースで日本一になった大学生。そして後に最大のライバルとなる、成瀬駿と出会う。彼は高校年代のロードレースで優勝を続けたスーパールーキーとして新の前に立つ。
その後のストーリーとしては、競輪学校でのライバルの激走。成瀬の早期卒業。ゴールデンキャップの獲得。卒業。デビュー戦。連勝記録を伸ばす。
昇班。初の敗北。地元番手の先輩とのコンビ結成。
A級優勝。成瀬との再会。プレースタイルの挫折
など考えている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?