読書記録

岩月そーた

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最近の記事

参謀の思考法 荒川

能力は無理やり広げられる 第一章 上司は「機関」と考える 従順であることは美徳ではない。 リーダーの先回りをしなければ、参謀の役割は果たせません。 そもそも会社というものはゲマインシャフト(家族や集落など感情的な結びつきを基盤にした集団)ではなく、ゲゼルシャフト(目的達成のために作為的に作り上げた集団)です。もともと感情的な結びつきをベースに集まった集団ではないのですから、そのような場所で「相性」の問題を持ち出すことを自体がふさわしくない。それよりも目的達成に集中すべきなので

    • エースと呼ばれる人は何をしているのか 夏まゆみ

      ①自己を確立し ②自信を持ち ③前に向かって進み ④その一歩出した足をとめないこと 第一章 エースの資格 夢への会談は上から描いても、下からも描いてもいい 他人の評価を気にする人は新しいものを創れない 他人の評価を無視するわけではないけれど、それに振り回されたりはしない 強みたったひとつあればいい 恥をかくことを恐れないことが、必ずあなたの強みになります。 眼からビーム、手からパワー、毛穴からオーラ 第二章 エースは群れない プロは自分の我を通していい仕事をしても最高のパ

      • 生命科学的思考 高橋祥子

        利己的な遺伝子の中で、リチャード・ドーキンス氏は「すべての生物は、遺伝子を運ぶための生存機械だ」と記しました。 生命の原則を理解すれば、人類は単純に生物的な本能に支配されるよりもずっといい未来に進むことが出来る。 個人の抱える不安や怒りなど負の感情の多くは「自身の生存が脅かされているのではないか」という生物的な危機意識に起因していると言い換えることができます。 悩みや葛藤は、固体や集団の生存可能性を高めるという声明原則から捉えるとシンプルに理解できるものです。 「個体として生

        • 問うとはどういうことか 梶谷真司

          第一章 問うことは、なぜ重要なのか 学校教育では、問うことは歓迎されない 質問がないのが理想 問いは与えられるものだから 問うことで①好奇心が満たされる②違和感を解消できる 問うことは難しく勇貴のいることでもある。 第二章 そもそも、なんのために問うのか 知るために問う 私たちは人や物事の悪い面を真実だと思いたがる 私たちは、とりわけ他人の失敗や過ち、不幸を喜び、歓迎する傾向にある。 必要になるのは、謙虚さと公平さ。こうした心性は、問うこと、心理の追求においては、頭の良さよ

        参謀の思考法 荒川

          ファラデーの作った世界 ろうそくの科学が歴史を変えた 藤嶋

          ロウソクの科学の感動を再現する 1日目 ロウソクの原料は何? ①あぶら ②水 ③プラスチック 正解は①あぶら ロウソクの原料であるあぶらが個体から液体、さらに気体に状態を変えて燃え、ロウソクの炎を作り出していることが1日目の講演の重要なポイントです。 2日目 ロウソクは、燃えるとどこへいく? ①この世界から完全に消えてなくなる ②目に見えない別の物質に変わっていく ③目に見えないエネルギーに変わっていく 正解は②目に見えない別の物質に変わっていく  3日目 どれも「水」

          ファラデーの作った世界 ろうそくの科学が歴史を変えた 藤嶋

          エネルギーの仕組み 

          第一章 エネルギーの仕組み エネルギーという言葉のおおもとは、ギリシャ語で「仕事」を表すエルゴン。 エネルギーは姿を変える。 エネルギーは高温➡低温にしか移動しない。 速く動く物体の方がエネルギー大。 高さと重さがエネルギーの大きさを決める。 力学ではかかった時間は無関係。 石炭は、数億数千万年前の植物 第二章 エネルギーのあれこれ 発熱量はプロパンガス、コストは都市ガス 石油は沸騰する温度ごとに成分を分離する 小型原子炉 温泉大国日本にぴったりの地熱発電。日本の地熱発電

          エネルギーの仕組み 

          採用基準 伊賀泰代

          序章 マッキンゼーの採用マネージャーとして 第一章 誤解される採用基準 思考力=思考スキル+考える意欲+考える体力 リーダーシップ、地頭の良さ、英語が出来ること 第二章 採用したいのは将来のリーダー 問題解決スキル MECE、ロジカルシンキング、仮説思考、フレームワーク 問題解決リーダーシップ イシューの定義、分析の設計、コミュニケーション 大切なのは、問題解決リーダーシップ 思考を深められるよう視点を何度も変更してみたり、みんなの発想を刺激するため、思わぬ角度から質問を

          採用基準 伊賀泰代

          日本の論点2024‐2025大前研一

          巻頭 2024年、日本が目指すべきは真の観光立国だ 安全性、交通の便、食と宿、この3つを満たし観光立国となったフランス・イタリア・スペイン 日本は安全性◎、交通の便は▲、宿泊施設× ホテル不足は、空き家を改装。ワーキングホリデー人材をスタッフに充てる。 司令塔となる観光立国省の設立を 日本編 01 岸田首相をはじめ日本の政治家が誰も理解していない、日本凋落の根本原因 ここ数年のG7は、緊急に話し合わなくてはいけない問題が何もなく、お互いに仲良しであることを確認することが目的

          日本の論点2024‐2025大前研一

          フォロワーシップ行動論 松山一紀

          私たちは生まれたときからたくさんの「こと」に包まれている。そして、ことが自覚されるとき、まず自らが「こと」の生じる「ば」となり、そして自らと重要他社との間にも「ば」が形成されていく。 序章 脱・リーダーシップ 第一章 労働組織におけるリーダーシップの困難 ここではリーダーを新しい世界を見出す、もしくは、新しい世界を想像しようとしている人間としておきたい。 リーダーシップとは、ある個人が見出す、もしくは創造しようとしている世界に共感し、ともにそれを見出す、もしくは創造しようと

          フォロワーシップ行動論 松山一紀

          訂正する力 東浩紀

          第一章 なぜ訂正する力は必要か 訂正するとは、一貫性をもちながら変わっていくこと。 ヨーロッパの人々はルールを容赦なく変えてくる。 ルールチェンジを頻繁にすることによって、たえず自分たちに有利な状況を作り出す。それなのに伝統を守っているふりもする。 弱みを見せれず、訂正できない。 訂正する力とは現実を直視する力。再解釈。 老いることは訂正すること。 第二章 「じつは……だった」のダイナミズム 違和感が考えるきっかけとなり、訂正の契機となる。 ルールをハックする人は必ず現れる

          訂正する力 東浩紀

          ひとり法務 飯田裕子

          プロローグ さあ、法務の仕事をはじめよう 法務の仕事は法的リスクの舵取りをすること リスクコントロールをしながら事態を収束させるようなリスクが顕在化した後の対応も法務の重要な仕事 ルールには人類の叡知がつまっている。 リスクと対峙するときには、不安ぐらいがちょうどよい 第一章 ひとり法務になって最初にやること 全社が理想とする状態を知り、現在地を整理すれば、あとは優先順位をつけてその差分を埋めることだけに集中できます。 リスク、インパクト、対応工数、で優先順位を考える。

          ひとり法務 飯田裕子

          哲学のはじまり 戸谷洋志

          第一章 哲学とはどんな学問か 当たり前を問いなおす学問 哲学とは、知ることを愛する営みを意味している ○○とは何か 私たちは自分で納得して常識を身につけているわけではありません。常識とは、半ば強制的に、私たちに押し付けられたものなのです。 常識を問い直すとは、それまでなぜ正しいのか分からなかった常識が、なぜ正しいのかを考えることです。 自分なりの理屈を持って説明できるようになるからです。この意味において、知を愛する営みである哲学は、同時に、自由であることを何よりも尊重する営み

          哲学のはじまり 戸谷洋志

          日本と世界が同時に分かる すごい歴史 非株式会社いつかやる

          第一部 近代以前の世界史 大航海時代の幕開けと世界貿易 スペイン・ポルトガル 吹き荒れる市民革命の時代 ドイツ・フランス 列強の侵略と帝国主義 ロシア・イギリス 第二部 幕末・明治期の日本史 黒船来航で潮目が変わる日本 攘夷か開国か?分断される武士たち ペリー・ハリス 幕府政府の終焉と目指すべき新しい国 井伊直弼・久坂玄瑞 元号は明治。近代化の始まり。 五箇条の御誓文・伊藤博文 長年の夢・近代国家の仲間入り。 陸奥宗光・東郷平八郎 第三部 グローバルに見る近代史 戦争は世

          日本と世界が同時に分かる すごい歴史 非株式会社いつかやる

          よき経営者の姿 伊丹敬之

          プロローグ 社長ごっこはもうやめよう 失われた10年と揶揄される90年代の日本の低迷に対する責任のかなりの部分は、この時代に日本企業の経営トップの地位にいた人たちの器量の小ささにある、と私はかねてから主張してきた。 社外のいろいろな会合(できるだけハイレベルで有名人が集まる)に頻繁に顔を出すようになる。…社長ごっこ、経営ごっこが始まる。…うちはダメな奴が多くて、とお互いに愚痴を言って、満足するようになる。…集まっては散らばり、を社長たちはあちこちで繰り返して行う…。 社長たち

          よき経営者の姿 伊丹敬之

          山の上のパン屋に人が集まるわけ 平田はる香

          はじめに この世の中は、曖昧にしておいた方がいいとされることが多いから。 自分の頭で考えることはいいことかもしれません。ただ、社会で上手に生きるにはその癖が強すぎて融通が効かなさすぎました。 自分の心身が前提にあってこそ、お客様の幸せを追求できる。それでいなくなる方や分かってくれないお客様に対しては「仕方ない」「合わなかっただけ」と考えることにしました。 考えたってわからないものを考えても仕方ないのですから。 人間同士の付き合い方だと、つい干渉や期待をしてしまいます。

          山の上のパン屋に人が集まるわけ 平田はる香

          しないことリスト pha

          第一章 所有しないリスト 人間の注意資源は有限。 たくさん持てば持つほど、ひとつひとつに対する思い入れや感動は少なくなっていく。 息を深く吸い込むコツは、いったん限界まで息を吐き切ること 何が欲しいのかをはっきり言った方がYESにしろ、NOにしろ返事がしやすくなるので、相手にしてもらえる確率が高まる。 友達というのは、自分とある程度価値観が似ているけど、ちょっと違う視点から見た意見を自分に伝えてくれる人のことだ。…複数人の意見を聞けると「客観的にみるとこう見えるんだな」とい

          しないことリスト pha