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現役教師による小学校の現状

 私はとある県で小学校教師をしています。今日は、いろいろな人に、小学校の現状をお伝えしたいと思い、今日のnoteを書いています。当然、地域や学校によって違いがあるとは思いますが。

 緊急事態宣言を受けて、私の県では、小中学校が全て休校になっています。では、子供たちは全く登校していないのかというと、そうではありません。

 まず、うちの学校では約70名の児童が毎日登校しています。保護者のお仕事の関係等で、家庭で過ごすことが難しい子供たちです。その70名を4つの部屋に分け、教員が交代で担当しています。それぞれの区切られた時間の中で、家から持ってきた参考書や各学年で出されている宿題に取り組んだり、絵やぬり絵に取り組んだりと、基本的には自由に過ごしています。そのほかは、DVDを上映したり、体育館を開放して遊んだりしています。

 正直、感染リスクは非常に高いと思います。70名を4つに分けると言っても、教室の中で距離を開けて最後まで見るのは不可能です。子供たちは、自然と密接に接してしまいます。

 そこで、現在登校している子供の数を減らしていくべきだという話になっています。教員の中には、もっと保護者に理解してもらう必要があると考えている人が多いです。しかし、医療従事者やスーパーマーケットで働いている人も保護者の中にはいます。「学校に預ける=悪」という構図は作りたくないのです。

 また、学校再開の見通しは全く立っていません。先ほど、ニュースにも出ていましたが、緊急事態宣言の延長は大型連休中に判断するとのことでした。


はっきり言って、絶望しました。これまで、何を学んできたんだ。


余裕をもち、決断しなければ、学校の対応はさらに遅れて行きます。

連休中に判断すれば、各家庭にいつ、今後の予定を伝えるのか。保護者も、生活に見通しを持ちたいはずです。私は、現在の状況を見ても、来週中に緊急事態宣言の延長を発表して欲しいと思います。そして、来週中に急行の延長を各家庭にお知らせしてあげたいです。

では、こんな状況の中、私たち教員には何ができるのでしょうか。次回以降で考えていきたいです。

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