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【R5建設部門・道路】Ⅱ-1-3「再現論文」/技術士第二次試験

【問題文】
 新設道路の設計において、車道における舗装種別を適切に選定するに当たり必要な情報を説明せよ。また、その情報をもとにした舗装種別選定の流れを述べよ。

受講生さんの了解を得て、ここに掲載します。

本復元論文の受講生さんは、問題Ⅱにおいて「B」評価とされました。
ただ、この論文だけなら私は「A評価」にしてよいと考えています。
 ・読みやすい。
 ・題意に沿って解答している。

しがたって、Ⅱー2の評価が厳しかったのではないか、と私は推測しています。
標題の復元論文を以下に示しますので、みなさんもご一読いただき、改善点があればご指摘いただけませんか?
(noteの表示上、項目名を下線で表示できないので、太字で表示させます)

【復元論文】
1.舗装種別の選定に必要な情報
1)舗装種別の特徴
:アスファルト系とコンクリート系の舗装のそれぞれの性能、特性、コスト、環境影響を把握する。
2)道路事業の情報:道路の延長、車線数、交通量、設計期間、維持管理戦略を考慮する。
3)地盤情報:切土盛土状況、盛土高さ、軟弱地盤の有無・程度を調査することで、路床の支持力及び舗装の厚さを決定する。
4)施工に関する情報:施工時期、施工方法、施工条件、施工品質を把握することで、舗装の性能及び耐久性に影響する要因を予測する。
5)維持管理に関する情報:舗装の劣化状況、修繕方法、修繕費用、修繕周期を評価することで、舗装のライフサイクルコスト及び環境負荷を低減する。
2.舗装種別選定の流れ
1)舗装種別選定実施区間の設定
:道路構造等の条件に応じて、事業区間を種別選定する単位で分割する。
2)実現可能な舗装種別を2~4種程度抽出:区間ごとに舗装に求められる性能や条件を満たす舗装種別をスクリーニングする。
3)舗装種別の評価:ライフサイクルコスト及び環境負荷などの観点から評価を行う。実現可能な舗装種別の中から、最適な舗装種別を選定する。
                               以上

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